アシストのブログ

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2015.02.13

働きながら子育てってどうしてる?
アシストの働くパパ・ママが語ります!

アシストのワークライフ・バランスについて考える(第一回)


団塊の世代が引退し労働人口が減っていく中で、経済力を回復していかなければいけないという面でも、ワークライフ・バランスが旬な話題となっています。2014年12月の総選挙でも、女性の働きやすさや育児支援等を公約に掲げている政党が多く見られました。高齢化や少子化が進む中で、仕事と家庭を両立しながら働いていくには、どうしたら良いでしょうか。今回は、アシストのワークライフ・バランスを、働くパパ・ママの視点から座談会形式で取り上げました。
(座談会実施:2014年12月5日)

参加者紹介

原澤 愛

原澤愛(サービス事業部サービス推進統括部サポートセンター3部)

小四の9歳の男の子、小一の6歳の女の子、1歳2ヵ月の男の子の5人家族。
BIツールのQlikViewのサポートを担当。9:00~16:00の時短勤務を利用。担当しているサポートを翌日に持ち越さないように心掛けている。

大島 南

大島南(システムソフトウェア事業部 事業企画部)

4歳の男の子と3人家族。
部長の秘書や会長の営業同行、事業部の企画運営業務に取り組んでいる。在宅勤務や夜の空いた時間などを利用し、仕事をこなしている。

立山 あき

立山あき(情報基盤事業部 ビジネス開発部)

小二の8歳の女の子の3人家族。
アシストの新商品や新規ビジネスを探す業務を担当しており、海外のメーカーとやり取りをする機会が多い。

長田 誠

長田誠(システムソフトウェア事業部 事業企画部)

3歳の男の子、11ヵ月の女の子の4人家族。
大島さんの上司。業績を達成していくための仕組み作りや、業務改善を担当。奥さんが現在育休中のため、家事分担が9:1のダメ夫(本人談)。

笹沼 武士

笹沼 武士(システムソフトウェア事業部技術2部)

2歳の息子と3人家族。奥さんもアシスト社員。
LDAP ManagerというID管理製品を担当。可愛い盛りの息子に一刻も早く会いたいと、毎日早く帰れるよう頑張っている。

伊藤 真之

伊藤 真之(経営企画室広報部)

4歳の男の子と10ヵ月の男の子の4人家族。
社外Webとイントラの運用管理を担当。パソコンがあれば、どこでも仕事が可能。奥さんが育休中のため、家事はお願いしてしまうこともしばしば。


家庭との両立、どうしていますか?


──皆さん、共働きということですが、家事分担はどのような感じですか?

立山:うちは主人が残業がない仕事で職場も近いため、基本的には保育園や学童のお迎えや夕飯の準備は主人にお願いしています。掃除や洗濯、ゴミ出し等は私が担当なんですが、お迎えと夕食を作ってくれるのでとても助かっています。家事分担は6:4程度で、私が4だと思います(笑)。世に言うパパとママの役割が逆転している感じです。

原澤:ご飯を作ってくれるのが、一番嬉しいよね。(他のママ達も同調)

──確かに、働くママ系の雑誌を見ると、「時短レシピ」等、いかに夕飯を手軽に作れるか特集されていたり、夕飯作りを負担に感じているお母さんは多いのかもしれませんね。働くパパはいかがですか?

笹沼:比率としては同じ位で5:5の家事分担ですね。妻も同じ会社なので、お互いの仕事の状況も理解でき、阿吽の呼吸で家事を分担できています。ただ、家事という面では5:5ですが、そこに子育てが入ると妻の比率が高くなります。子供にかかりっきりになるのは妻が多いですからね。食事は、大体夕飯が妻で、朝食は夜の内に僕が作って、朝温めて食べるようにしています。子供の送りは日替わりで交互に行い、迎えは時短勤務を取得している妻の担当です。

全員:おぉ~~~~~~~~~~。

──そう言えば、自己紹介の際に、長田さんはダメパパとおっしゃっていましたが・・・。

長田:今は僕、何も言えません(笑)。妻が育休中ということで、全部お任せしちゃっているので。妻が育休に入る前は共働きだったので、保育園の送りを週4でやっていました。お迎えは妻です。その他にはお風呂に入れるのは僕の役割でした。ただ、早く帰れる日とそうでない日があったので、早く帰れる日限定ですが。その当時はとても家事をしていた気がしたんですが、大きい喧嘩もありましたね。


──何が喧嘩の原因だったんですか?

長田:「手伝う」という言葉ですね。手伝うという感覚が良くないと。お互い働いているんだし、二人の子供だから「手伝う」じゃないでしょうと。自分も親なんだよと言われて、ハッとしましたね。

──確かに、ついつい「手伝う」という言葉を使ってしまいますが、言われてみるとその通りですね。原澤さんはお子さんが3人ということで、3回産休を取得しているベテランママですが、いかがですか?

原澤:休みの日などに用事があると、旦那に子供を預けることもあります。そういう時、家に帰るときれいに片づいてるんです。俺は育児しながら家事もできるぞ!っていうところかもしれませんが、ありがたいですね(笑)。洗い物も普段やってくれるので、何かしてくれたら「ありがとう」と言うようにしています。

笹沼:男性は褒められたいですからね(笑)。またやろうかな、とやる気も出ますから。

大島:私も旦那がしてくれたことには、細かい気になる点はほぼ目をつぶって感謝するようにしています。例えば、よく他のママさんからも聞く洗濯の干し方で、「帽子のゴムを洗濯バサミで挟むと伸びちゃうのに~」とか。私も時々似たようなことを思ったりしますが、やってくれたこと自体がありがたいので、特に何も言いません。

伊藤:僕も洗濯の干し方は言われますね。「乾かす気があるの」と(笑)。妻の家事が完璧で、なかなか僕のクオリティが追いつかなくて。普段は長男の寝かしつけと二男のミルクでそれぞれ役割を分けてます。その他は洗い物は僕の担当です。寝かしつけはついつい一緒に寝てしまうこともあって・・・。妻の育休前は、朝は車で息子を保育園に送って、次に妻を職場に送り届けてという感じでした。

立山:寝かしつけって結構助かりますよね。その間に色々と動けるし、ついつい寝ちゃうとそこから家事というのが結構きつかったりしますからね(女性一同うなずく)。夫婦揃って家事や育児に協力していかないと、共働きで家庭の両立は難しいですね。

──共働き世帯にとって、パートナーとうまく家庭をまわしていくのは、感謝が大事なんですね。自分一人だけが頑張っている、というのではなく、夫婦揃って家事や育児に取り組むのが理想の在り方ですね。

アシストが用意している柔軟な勤務制度について、働くパパ・ママの視点は?


──ここまで、皆さんには家庭についてお話しいただきましたが、一日の中で大きなウエイトを占める会社での働き方について伺いたいと思います。アシストの育児休業の取得率はほぼ100%で、今まで延べ138人に利用されています。育児休業は1年から、最長で1年半取得が可能です。復職後は、時短勤務や看護休暇、時差勤務、時間休等が用意されています。この制度に関して、いかがでしょうか。

※時短勤務・・・未就学児を持つ親が、標準勤務(9:00~17:30)の中から指定の時間割で6H~7Hの勤務を可能とする。給与・賞与は時短勤務用テーブルを適用。
※看護休暇・・・未就学児の病気・けがの看護、または子供の予防接種・健康診断を受けさせるために休暇を必要とする場合に取得できる。 子供が一人の場合5日、二人以上の場合は10日。給与は有給。賞与に影響。
※時差勤務・・・社員全員が利用可能。標準勤務(9:00~17:30)の始業開始時刻前後1時間の範囲で時差出勤ができる。利用目的は問わない。
※時間休・・・社員全員が利用可能。年間で40時間、1時間単位で取得可能。


立山:看護休暇は助かっています。賞与の減額はあるんですが、子供が小さいと風邪をひいたり調子を崩しやすいので、次年度にもちこせる有休より看護休暇を使うようにしています。ただ、未就学児にしか使えないので、可能であれば小学校低学年位までは使えるようにしてもらえるとありがたいですね。

原澤:インフルエンザで小学校が学級閉鎖になると本当に大変なんです。まるまる1週間休みとなると、その間学童にも預けられないので、自分が休みをとらなきゃいけなくて。そうすると有休なんてあっという間になくなってしまいますから。家に一人で留守番をさせられる、させられないっていうのは子供の性格にもよるので、難しいですね。


──賞与は減額になったとしても、いつ何があるかわからないので、有休以外に休みをとれる制度というのは好評のようですね。確かにもう少し制度が取得ができる条件を広げてもらえると、働くパパ・ママとしても、安心できますよね。では、育児休業はどうでしょうか。

原澤:人によるとは思うんですが、現代の保育園事情だと1年半じゃ少ない場合もあると思います。産む時期を考えないと、0歳児保育じゃないと預けられない場合も出てきます。地域によっては、0歳児保育なら20名入れるけど、1歳児保育だと4人しかと言う場合もあったり、逆の場合もあります。自分の住んでいる地域の保育園事情を考えて子供を産まないと、復帰が難しくなってしまう場合もありますね。

大島:高齢出産の場合だと、年収が上がってしまうので、自治体によっては余計保育園に入りにくい場合もあるようです。自治体によって入園選定基準をポイント制としていて、項目もさまざま。いつ頃に産めば保育園に入りやすいのか、どの辺に住めば働きながら子育てしやすいのか、働き続けたいと思うなら事前の下調べも重要になってきています。

──子供を産む前から、保育園事情など心配しなければいけないのですね。仕事面ですが、育休明けを不安に思ったことはありましたか?

立山:育休中はIT関係のニュースをまったく見ていなかったので、直前になってOSがVistaになったと聞いて、不安になって調べたりはしました(笑)。ただ、復帰の1ヵ月前に上司と面談があって、このままフィールドSEとして働いていくか、社外での対応は減らした方が良いか、それとも営業アシスタントを希望するかなど、希望を聞いてくれました。上司によるとは思いますが、私は柔軟に対応してくれる上司に恵まれていたので、とても感謝しています。

──やはり、多少なりとも不安は残るのですね。急にガラっと生活も変わるわけですから。出生時に男性が関わる制度だと育児休業があります。育児休業を取得している男性は、過去に1名、今後取得予定が1名います。

原澤:昔よりは育児休業を取得したり、有休を利用する男性が増えてきましたが、やっぱりハードルは高い制度ですね。一家の大黒柱である夫の給与が、3割程減ってしまうのではメリットを感じるのは難しいかもしれません。妻側も休職しているわけですから。それでも、選択肢の一つとして男性でも育児休業を取得できるのははありがたいことだと思います。

──働くパパ・ママの間でよく聞かれるのが、在宅勤務についてです。通勤時間が減るだけでも、それだけ子供と関わる時間が増えるので、取得されている方が多いそうです。取得には、ある一定の資格条件と、育児休業取得後1年経過してからという制限はありますが、在宅勤務についてはいかがでしょうか。

立山:ちょっとした荷物の受け取りや、消防点検など、対応できるのが嬉しいですね。通勤時間が減るのも、その分家庭に時間を費やせるので嬉しいです。娘も、「この曜日はママが家にいてくれる」というので、楽しみにしてくれています。ただ、育児休業後1年間取得できないというのは長いかなという印象もあります。周囲の信頼を取り戻すのに、最低1期間~2期間は必要とは思いますけどね。子供が体調を崩しがちで休みを多くとるようであれば、1年は必要かもしれませんが、子供の状況にもよると思うんです。上司と相談の上、周囲との関係や自分の状況を判断して利用開始時期を決められると嬉しいです。

笹沼:曜日固定なのが、ちょっと利用しにくい点ですね。営業や技術だと、急にアポイントが入ったり、支援で1週間常駐となると在宅勤務はできませんから。上司判断で、他の曜日にその週だけ変更する、ということもありますが、技術や営業となると曜日固定だと取得しにくい面もあるかもしれません。指定の回数を1期間の内好きなところで利用できます、という形であれば、より柔軟になると思います。ただ、在宅勤務を取得する人が増えると、それだけ管理者側に負担は出ますね。また、在宅勤務取得者のチームメンバーは、曜日固定の方が「●曜日は×さんは在宅」と予定を調整しやすいという面もあります。周囲とうまく協調しながら、より柔軟な制度になってくれると嬉しいです。


大島:職種によって取得しにくいというと、営業アシスタントもそうですね。その人が在宅勤務の日は、電話は他のチームのメンバーにとってもらわないといけないとなると、周囲に影響が出ます。紙での書類の取り扱いも多いので、なかなか難しいですね。そういう点を踏まえて、制度として存在するだけではなく、会社全体で利用しやすい制度であるべきだと思います。

──制度は作るだけではなく、会社全体で作り上げていくことが必要です。在宅勤務や時短勤務なども、周囲の理解があってこそ成り立つものだと思います。そういう制度を利用することに対して、周囲の反応はいかがですか?

原澤:私はチームのメンバーにとても恵まれています。特に、子供が3人になって、今が一番働きやすいなと思っています。なぜかというと、3人目にして、初めて時短勤務を利用しているからです。チームのメンバーより1時間半短い勤務時間で、給与面でもそれが反映されている、というのを周囲のメンバーも理解してくれていて、のびのび働ける環境になっています。「働くお母さん」として主張すると嫌われてしまうような気がして、とても肩身が狭く感じていた時期もありました。どうしても女性はこうるさくみられる面もありますから。それが、段々時代が変わってきたのか、育児という面以外でも介護等の問題もあって、より柔軟な勤務が認められてきているのはとても嬉しいですね。

立山:在宅勤務の始まりも、現場から上司に「こういう働き方をしたい」と訴えたら実現してもらえたんです。訴えれば考えてくれる上司が多いのはアシストのいいところだと思います。

──では、アシストの制度について現状での改善要望などありますか?

原澤:時間休を30分や15分単位で取得できるようになると嬉しいですね。子供が急に熱を出して「今すぐ迎えにきてください」と保育園から電話があったりするんですが、後10分早く電話をかけてくれれば1時間の時間休で良かったのに・・・と半休をとるのがもったいなく思うこともありますね(笑)。

大島:未就学児までしか利用できない制度の利用範囲を、子育て世代、介護世代を想定し、もう少し広げてもらえると嬉しいです。現状ですと時短勤務は未就学児迄しか利用できません。学童も地域によっては17時までのところもあるので、親が家に帰るまで子供が家に一人きりになってしまう場合もあります。中には、そういう状況を避けるために、毎日習い事を入れるご家庭もあるようです。子供や地域の状況によって変わるとは思いますが、より柔軟に働ける環境が整うと嬉しいですね。


──この中で、長田さんと大島さんは上司と部下の関係ですが、管理する側として長田さんはアシストの制度についてどう考えますか?

長田:働くパパ・ママにのみフォーカスした制度というよりも、様々な立場の人が増えてきているので、やる気のある人や優秀な人が働き続けられるように会社として選択肢を多く持つのは大切なことだと思います。こういう働き方だと、これ位の給与になるけど今の状況であればそれでもいい、という働き方も良いと思うんです。状況が変われば、また働き方を戻すこともできるでしょう。これからますます家族の形が多様化していく中で、今の内に制度面を整えていかないといざという時に対応できなくなる時がくるのではないでしょうか。団塊の世代が引退していくと、その代を介護する世代として中堅よりも上の世代がごそっと抜けてしまう、というような話も聞こえています。働くパパ・ママというよりも、今後の多様化する家族形態に合わせた制度面を拡充していくことが必要ですね。

──ありがとうございました。今回は働くパパ・ママの視点からお送りしましたが、制度をより活かしていけるように、また多様な働き方に対応できるよう、今後も他の視点でアシストのワークライフ・バランスについて考えていきたいと思います。

  • 当時の在宅勤務は、制度見直し中のため現在は運用しておりません。

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