新日本製薬株式会社は、福岡を拠点とする通信販売会社です。「世界の人々の健やかな未来を創造する新しい日本の製薬会社として、顧客満足を第一に、健康で充実した毎日の実現に貢献すること」を基本理念に、医薬品、健康食品、化粧品などのオリジナル商品の開発と販売、アフターサポートを展開しています。
同社では「One to One ヘルスケア」を実践する方針から、“かかりつけ通販”という独自のスタイルを確立し、社内に設けたコールセンターで自ら顧客対応を行っています。ここ数年、予想していた以上のペースで事業が拡大したため、Oracleで運用する顧客情報管理データベース・サーバが、頻繁なアップグレードにも拘わらず、月末、月初の処理負荷ピーク時になるとダウンしてしまうという現象が発生するようになりました。原因がメモリにあるのか、CPUなのか、当時は発生要因を特定する手段がなかったと言います。
新日本製薬株式会社 業務推進部 課長 日髙政則氏は、何とかしなければとOracleに関する経験とノウハウの豊富なアシストに声をかけ、それを受けてアシストは、サーバの稼働状況を分析するOracleデータベース専用運用監視ツール「Performance
Insight」(以下PI)の導入を提案しました。また、サーバ・ダウンを防ぐためのデータベース・チューニング、さらに、サーバが慢性的なメモリ不足に陥っておりシステム拡張が不可避であったことから、確定したシステム構成について事前に検証や設計を完了済みのOracleデータベース構築フレームワーク「DODAI」の活用を勧めました。
新日本製薬はこれらの提案を了承し、問題の解決に向けて早速、動き出します。
たちどころに原因が判明、サーバ・ダウン問題が一挙に解決
PIでデータベースの稼働状況を確認すると、SQLとSGA(Oracleが使用するメモリ領域)がボトルネックとなって問題が発生していたことがわかり、解決の糸口がたちどころに判明しました。
また、新しいサーバ・システムへ移行するまでの間、アシストと協力して引き続きチューニングを行いながら、ピーク時には、コミュニケータ(コールセンター・オペレータ)が離席する時にアプリケーションを終了させたり、午前と午後にアプリケーションを再起動してメモリを解放したり、帳票出力する場合は事前にシステム部がシステム負荷を確認した上で出力承認を出す、といった対応策を実施しました。
さらにDODAIフレームワークを適用したことにより、新システムは約9週間で完成。できるだけ早いタイミングで抜本的に問題を解決したいと望んでいた新日本製薬にとって、これは満足のいくものでした。
移行切り替えテストを何度も実施した結果、移行当日も大きな問題もなく切り替えを完了し、移行後はサーバ・ダウンは発生しなくなり、連続して300日以上安定稼働しています。
新サーバ導入で今後はより高度なデータ分析も可能に
今後は、安定稼働継続のため、PIから得られる分析データを参考にしつつ、システムのチューニングを随時行っていくとのこと。また、新データベース・サーバ導入により情報蓄積の環境が整ったため、データを活用する仕組みを模索しながら、コミュニケータが顧客をこれまで以上に理解し、提案活動を行えるより高度な「One
to One ヘルスケア」を実現するシステムへと発展させていきたい、と日氏は力強く語りました。
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