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情報誌『アシスト』

2009 Autumn 2009/09/01
【アシストフォーラム2009】 お客様事例 3 WebFOCUS


パッケージ・ソフトのリプレースにおいて、
四国電力が講じた品質向上施策とは

四国電力株式会社
情報通信本部 情報システム部
ERPシステム運用グループ
浜上 輝之 様

SAP R/3のバージョンアップを機に帳票システムの刷新を決断

四国電力株式会社では、きめ細かな経営管理と会計、資材調達、人材管理業務の効率化を目指し、四国電力グループ内にERPパッケージであるSAP R/3、BIシステムであるBW/SEMを2004年に導入しました。またそのタイミングで、注文書や請求書などの対外帳票、年度計画作成のための件名一覧表など、複雑なレイアウトを必要とする約120の帳票については、主に工数抑制の観点から、市販ソフトウェアを利用して開発を行っていました。

4年間、その基盤上で稼働を続けてきましたが、2008年、SAPR/3のバージョン4.6Cのサポート契約終了が迫ったのに伴いERP 6.0へのバージョンアップを決定しましたが、その市販ソフトウェアがこのバージョンに未対応で、社内で対応しようとすると新規開発と同等の工数が必要になることがわかりました。利用時にサーバへの負荷が大きく、システム全体のレスポンスに影響を与えていたこともあり、これを機に新たな視点で別のソフトウェアを模索することにしました。



セキュリティ、Excelとの連携性、サポート体制で
WebFOCUSを選択

四国電力株式会社 情報通信本部 情報システム部 ERPシステム運用グループ 浜上輝之氏によると、ツール選定で四国電力が重要視したのは、以下の3点です。

  1. 権限レベルに応じた保存帳票の出力機能
  2. Excel形式での帳票出力機能
  3. 信頼できるメーカー・サポート

この要件に沿って候補製品を絞り込んでいく中で、同グループが最有力ソフトウェアとして挙げたのは、アシストの提供するWebFOCUSでした。四国電力は、導入前にしっかりと機能や性能を検証し、十分納得した上で決定したいと考え、WebFOCUSの試用版を利用してプロトタイプ・システムと代表的な帳票を開発し、それをERP開発環境上で実際に稼働させ、その帳票出力品質やレスポンスを調査しました。その結果、主要な機能要件がカタログ通りに実現できること、既存帳票と比較しても問題ないレスポンスを発揮すること、アクセス集中時にも処理順序を制御することにより安定稼働が継続できること、ログの出力機能により異常終了が検知できるなど稼働管理機能を有していること、メモリなどのリソースが枯渇しない設計になっており、またそうしたリソースの使用量を制御できるなど耐障害性を備えていることが検証で判明し、問題ないと確認できたことから、WebFOCUSの導入が正式に決定しました。

実際の帳票開発にあたっては、四国電力グループのシステム・インテグレータ企業である株式会社STNetの入社2~3年目の若手スタッフが担当しましたが、WebFOCUSの習得が容易であり、技術的な質問にはアシストが迅速かつ的確に対応したため、スムーズに進行しました。日本版には適用されていないパッチ・プログラムが必要になった時も、アシストが開発元にかけ合い、同グループのためのパッチ・プログラムを調達しました。

ただ、総合テスト段階で新旧ソフトウェアの内部実装機能の差異により、一部の帳票で値の出力欄がずれるという現象が発生しましたが、これについては、実務で実際利用する入力パラメータ、本番と同等のテスト・データを用いることで内部実装機能を精査し、最終的にはほとんどの帳票が既存帳票出力と同等以上の性能を発揮するまでチューニングすることができました。



少ない運用工数で安定した帳票システムの提供が可能に

2008年8月より、WebFOCUSは四国電力グループ全体の新しい帳票システムとして稼働を開始。2009年5月にはR/3のバージョン・アップも完了し、その際も、R/3側には何も変更が発生しませんでした。

2009年7月現在、不具合は0件で、約120の定型帳票は、平常時、ピーク時ともに平均2秒という出力スピードを維持しています。R/3サーバへの負荷も大幅に低減され、R/3自体の安定稼働も可能になりシステム運用の負荷が大きく軽減している、と浜上氏も満足げでした。



■ 帳票システム再構築の概要図



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