JP1ユーザ会 東日本支部会2016 開催報告「運用管理のEvolution!?」
2016年02月17日
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今年もアシストおよびJP1ユーザ会東日本支部主催にて開催されたJP1ユーザ会東日本支部会2016「運用管理のEvolution」セミナー。
「最新のITトレンド/ビジネス戦略」セッションに、「人財育成/スキル継承」や運用管理をテーマにしたパネルディスカッション。そして、運用管理の最新動向やテクニカル情報が満載のセッションなど非常に盛りだくさんとなりました。
ITプロフェッショナルが語ったノウハウや知見、IT部門のマネージャから技術者までが一体化した情報交流の場、その様子をレポートします。
これからもユーザ会はお役に立つ情報をお届けしますので、是非ご期待ください。
主催:アシストJP1ユーザ会東日本支部 後援・協賛:株式会社 日立製作所
マネジメント・トラック
基調講演「システム管理者のためのリスクセンス~組織・人の点検からEvolutionをスタート~」
■ プロフィール
元株式会社菱化システム社長 兼 株式会社三菱ケミカルホールディングス執行役員。石油化学工場の計装・プロセスコンピュータ等の担当を経て情報システム部門の管理・経営に従事。2012年退職、次世代への支援活動として当会に参画。
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変わりゆくビジネス環境に追従するため、個々に求められるスキルや目標は年々高くなっています。IT部門のリーダーは、組織におけるトラブルや事故の発生を予防/軽減させ、組織構成員との良好なコミュニケーションを図る健全な組織運営を目指していることでしょう。日頃から組織や人の本質を知り、リスクに対して自律的に対策を講じることが重要であることを、組織・人の健康診断ポイントと共に具体的に解説いただきました。
キーノート「最新のITトレンドとビジネス戦略 ~新しい時代を生き抜くための人材とは~」
■ プロフィール
1982年、日本IBM に入社し営業として大手製造業を担当。1995 年、ネットコマース株式会社設立、代表取締役に就任し現在に至る。「システムインテグレーション崩壊」、「コレ1枚でわかる最新ITトレンド」の著書、その他寄稿・講演多数
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ビジネスにITが導入されてから約40年、既存業務をIT技術に乗せ自動化・デジタル化されただけでなく、これからの時代IoTの普及により世の中のあらゆるアクティビティが全てデジタルデータ化されます。さらに人工知能が入ることで運用や開発が自律的に行われ、さらなる生産性向上が実現されるでしょう。これは単なる省力化の問題ではなく、ビジネスのあり方そのものの変革と捉えるべきであり、ビジネスを俯瞰的に捉えてITテクノロジーをデザインし、ビジネスへの活用方法を提案できる人材がこれから求められることをご講演いただきました。
パネル討論「夕方まで生討論!?Season4 運用管理のEvolution!?」
運用現場の第一線で活躍されているパネリストの皆さまに、「人材」というテーマについて討論していただきました。組織を運営する立場のパネリストの皆様から、IT部門に求める人材や人間力について熱い意見や本音が飛び交い、とくにスキル継承については会場の皆様も共感する点が多かったと思います。 |
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■パネリスト
いすゞシステムサービス株式会社 運用サービス本部 運用サービス部 部長 生田 充 様
TDK株式会社 経営システムグループ 業務ソリューション部 部長 中村 眞一 様
株式会社ベルーナ 情報システム本部 本部長代理 浅沼 泰匡 様
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部 販売推進本部 部長代理 瀬戸山 正幸様
■モデレータ
株式会社アシスト システムソフトウェア事業部 技術統括部 統括部長 蝦名 裕史
参加者の声
- 他社の悩みや対策を聞くことができ、大変参考になった。
- 若手にとってもマネジメント層がどのように考えているのかを聞くことができ、良い機会になった。
- 経営戦略を理解してそこへ貢献するビジネスアーキテクトの話はとても共感できた。
テクニカル・トラック
「変革するIT、運用現場に変わらない価値をクラウド時代の自律的な運用を実現するV11の最新動向」
2016年1月、JP1新バージョン「V11」がリリースされました。 |
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■オートスケール対応(フレキシブルジョブ)について
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関連製品
- ※ JP1のバージョンアップやトラブル対応、アセスメントなどご利用のフェーズに沿った無料セミナーを定期開催しています。
「今、システム運用の品質のためにできること 運用品質の向上に効くJP1の処方箋」
システム運用が本格的にクラウド化する中、ITサービスマネジメントは柔軟性と品質向上が一層求められています。堅牢化・最適化・標準化の3つの視点から品質向上を実現するためのJP1活用方法を、最新のケーススタディとアシストの技術支援サービスを交えながらご紹介しました。 |
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■バッチ運用のリリース管理標準化(ケーススタディ)
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「すぐに取り組める!運用改善への道標 SaaS型イベント分析プラットフォーム『千里眼SaaS』のご紹介」
IT環境の変化に問わず常にビジネスに密接に関わるジョブ管理業務。高い責務と日々求められる品質向上を実現するために必要となる業務処理データの見直しや分析を、アシストの「千里眼SaaS」が担います。SaaS環境である強みを活かし、すぐに取り組める改善についてデモンストレーションを交えてご紹介しました。 |
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■ジョブ管理の運用品質を維持・向上する取り組み例
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関連製品
展示コーナー
展示コーナーでは、JP1関連のアシスト独自サービスやソリューション、その他アシスト取り扱い製品資料をパネル・資料にてご紹介しました。
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アンケート&参加者の声
ご来場の皆様にお答えいただきましたアンケートの集計結果です。
「改善が必要だと感じられているテーマ」をお聞きしました。
パネルディスカッションのテーマでもありました「人材」に関連して、「スキル向上・メンバ育成」が最も多い結果となりました。
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■全体を通して
- ・丁寧な運営で心地よく受講できた。
・JP1の進化の概要を把握できたように思う。
・システム企画、運用の悩みを共有できる貴重な場であり、参加して良かった。
■マネジメント・トラック
- ・事故予防の視点から組織診断するという面に目新しさを感じた。
・求められるIT人材像の変化は全くの同感。頭の中が整理できた。
・IoTの具体例が聞けてよかった、勉強になった。
テクニカル・トラック
- ・JP1体験セミナーに参加し、実際のV11新機能の動作を実感してみたい。
・AJSアセスメントサービスを利用したい。
・運用品質向上のポイントを概念的な話と実用的な話と合わせて説明されてとても分かりやすかった。
・千里眼はオンプレミス環境でも使用してみたい。
Presents
ご参加の皆様へ、ユーザ会討議レポートやアンケート調査レポートなど、お役に立つ情報をお持ちかえりいただきました。
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「クラウド管理の課題」 |
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