分科会

「ソリューション研究会」の中で、最も充実した中身の濃い活動が、小グループで一年間を通して研究を行う分科会です。2月13日、グランフロント大阪にて、その研究成果の発表会が開催されました。
 
真摯に取り組んだ研究内容を、ムービーあり、寸劇ありと、趣向をこらしてプレゼンテーションが行われました。各グループとも和気藹々と熱のこもった研究発表、さて優秀プレゼンテーション賞を受賞したのはどの分科会だったのでしょう。

分科会発表会

2014年、大阪では4つの分科会が活動を行いました。

データ・サイエンティストのあるべき姿 分科会

未来請負人・データサイエンティスト~理想と現実の狭間で~

会社が求めているのは「ビジネス課題の解決」。データ量の増大とともに最大限の活用が早急の課題となっていますが、実際はどうでしょう。当分科会ではデータ・サイエンティストを「データを活用し、ビジネスに貢献できる人」と定義し、組織の問題、人の問題、そしてデータ管理の3つの側面から課題を掘り下げました。また、データ・サイエンティストとして、ヤクルトや楽天で監督として活躍した野村克也氏が、データをもとにどのように勝利に貢献したかを考察し、データサイエンティストのあるべき姿について纏め上げました。

分科会発表会

IT部門の要員育成/キャリアプラン、知識・技能の継承 分科会

テクニカルスキル?それだけではあかんねん~技術偏重の脅威~

IT部門の役割と責任範囲の拡大に伴い、これまでの技術偏重の要員育成では立ち行かなくなってきている昨今。理想的なIT部門を作るために欠かせないのがキャリアプラン、キャリアパスの作成です。IPAのスキル標準をもとにロバーツ・カッツの提唱するカッツモデルや、アドラー心理学も参考にし、その必要性を寸劇スタイルで上司に訴えました。また併せて求められるのがコミュニケーションスキル。実践すべき推奨行動が掲載された「コミュニケーションスキル獲得手帳」も必見です。

分科会発表会

業務改革をリードするITの役割 分科会

情シスReBORN!~業務改革をリードするために~

劇的な環境変化の中、ビジネスを継続していくためにITを駆使した業務改革に取り組む企業が増えています。しかし情報システム部門の現状はどうでしょう。「インフルで やっと使った 夏季休暇」「仕様まだ 決まっているのは 納期だけ」「それぞれの 要望聞いて てんてこまい」 ・・・ そんな川柳から脱皮して、「モノを言い モノを聞く 情報システム部門」になるために求められているものは何か、仮想企業を使ったムービー仕立てで発表。投資コストを最適化し、付加価値を提供して情報システム部門自らが業務改革をリードしていくためにすべきことを洗い出し、様々な角度から考察を行いました。

分科会発表会

ワークスタイルの変革を支える新IT基盤 分科会

ワーク・スタイルを変革しよう! ~10年後は週休4日?!~

10年後、私たちのワーク・スタイルはどのように変化しているでしょう。時間と場所に捉われず、イキイキ・ワクワク働くことができる夢のあるワーク・スタイルを実現するためには、デバイス・ツールと、電気のようにどこでも使えるネットワーク、そしてオフィスは作業場から知恵を結集する「場」へと進化する必要があります。そして、それを実現する仮想化技術などの基盤はすでに登場しているのです。それらを利用して、作業的事務を行うAIを使い家族と過ごす時間を増やしたり、自宅から社会復帰してワークライフ・バランスを実現するワーキングマザー、リタイヤしたシニアが技術によって田舎暮らしをしながらキャリアを無駄にすることなく再び社会とつながりを持って生き生きと仕事をする、そんな企業と労働者がWin-Winになる未来を提言しました。

分科会発表会

アカペラ ミニコンサート

プレゼンテーションの後は、アカペラグループ「かりん」のミニコンサートで小休止です。

分科会発表会

アカペラとは楽器を使わず、人の声だけで作られる、優しく、温かい合唱です。「かりん」は関西学院大学2回生、20歳の女子大生5人組。福山雅治の「家族になろうよ」、一青窈の「ハナミズキ」など心温まる歌声に、参加された皆様方はしばしの間和まれていました。

分科会発表会

分科会発表会の最後は表彰式です。
 
各分科会の活動においてもっとも活躍をされたメンバーへMVP賞が贈られました。

分科会発表会

優秀論文賞は「データ・サイエンティストのあるべき姿 分科会」が受賞しました。

分科会発表会

優秀プレゼンテーション賞を受賞したのは「ワークスタイルの変革を支える新IT基盤 分科会」でした。

分科会発表会

分科会発表会

2014年分科会に参加された皆様お疲れ様でした。分科会における人と人とのつながりや活動報告書の作成、プレゼンテーションなどの経験を、今後各社で活かしてさらなるスキルアップへとつなげられることと思います。
 
ソリューション研究会は来年で発足20年。ぜひ2015年もソリューション研究会 分科会活動へご参加ください!

2014年度 分科会の研究成果のご案内

分科会の皆さんの一年間の研究内容が、以下のページにて閲覧が可能です。
ぜひ一度ご覧ください!

「ソリューション研究会」の新着コンテンツ