その他

今回は、アシストの西日本支社で開催している「短期分科会」の様子をご紹介します。
 
通常の分科会は、1年間を通して1つのテーマについて研究を行う活動ですが、短期分科会は様々な企業の若手メンバーを中心に全3回で開催されるワークショップ形式の研究会です。
 
講師はソリューション研究会の幹事の皆さんです。自社内で若手を育成するのは当たり前のことですが、他社の方々に自社の若手を育成してもらう機会はあまりないのではないでしょうか。今年は以下の内容で開催されました。
 
第一回目:ワークショップ「他己紹介」
     講義「仕事で使えるプレゼンのコツ」
第二回目:ワークショップ「プロブレム&ソリューション」
     講義「仕事で使える『問題解決能力』」
第三回目:ワークショップ「コミュニケーション問題」
     講義「プロジェクトマネージメントから学ぶ『仕事のコツ』」
 
メンバーは平均年齢25歳程度で、各企業の2~3年目の若手の方を中心に、もしくは他部署から異動したての方が対象となっています。「32歳ですが、営業としては1年目です」という方も参加されています。4名×5チームの計20名での開催です。

短期分科会の様子をご紹介

今回ご紹介するのは、第三回の短期分科会です。当日の流れは、以下のとおりでした。

  • ワークショップ
  • 講義
  • 結果発表

まず始めに、ワークショップが行われました。今回のテーマは、「企業内での情報共有とコミュニケーションに起因する問題とその解決策について」です。各チームで、それぞれ日常的に発生している企業内のコミュニケーション課題について共有し、解決策を探ります。そして、その結果についてチームごとに発表してもらいます。
 
毎回チームメンバーが異なるので、どこのチームもまずは自己紹介から。ただ、第三回目ともなると、皆さん何となく顔見知りという感じでスムーズです。その後のディスカッションも活発に進みます。すぐにホワイトボードを持ち出して意見を書き出すチーム、まずはじっくりと話し合いをするチームと様々です。

短期分科会

短期分科会

短期分科会

短期分科会

75分かけて内容を検討し、模造紙に資料をまとめてプレゼンテーションを行います。各チーム、実際に起きたコミュニケーション課題をもとに発表を行っており、複数の企業の方が集まっているので内容も様々です。発表後には幹事様から評価とアドバイスをいただきます。発表内容から発表方法、図式の使い方など多方面からアドバイスをいただき、発表者以外のメンバーも真剣に内容をメモしている様子がうかがえます。

短期分科会

短期分科会

ワークショップの後は、幹事様による講義です。今回はソリューション研究会 会長である株式会社公文教育研究会 グローバルICT戦略室 室長 鈴木 康宏様に、「プロジェクトマネージメントから学ぶ『仕事のコツ』」をお話しいただきました。
 
まず、仕事のスタンスを整えるための社会人としての基本やどういう行動をとるべきか、というお話からVUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)時代と呼ばれる現代で求められるスキル、鈴木様が過去に経験した活きた失敗事例をもとに導き出した教訓、そして仕事のコツについてご講演いただきました。
 
これから身に着けていくスキルから、すぐに取り組めるスケジュール管理方法やアイデアメモ、会議の仕方やものごとの理解の仕方など、仕事をしていく上で大切なTIPSをたくさんご紹介いただきました。

短期分科会

自社内で研修を行う機会はあると思いますが、異業種の複数企業から若手が集まり、自分と同年代の他社のメンバーと切磋琢磨し合う機会はあまりないのではないでしょうか。また、自社の上司、先輩ではなく、他社の方に評価いただくというのも新たな学びを得る機会となります。
 
全三回での開催でしたが、幹事の皆様からは初回と第三回では見違える程成長しているとお言葉をいただきました。皆さんの成長の場として、ぜひ今後も短期分科会をご活用ください!また、1年を通して活動する分科会活動も2016年度の募集が11月末より始まります。ぜひ皆様のご参加をお待ちしています。

短期分科会

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