TOP>ニュース/新着情報>情報流通支援サービスのオークネット、中古車/バイク事業を支える新システムのデータベース基盤に「Oracle Database Appliance」を採用

2014年07月31日(木) 事例

情報流通支援サービスのオークネット、
中古車/バイク事業を支える新システムのデータベース基盤に
「Oracle Database Appliance」を採用

460万台の車両データをはじめリアルタイムで変動するデータの迅速な処理と
  ハードウェア保守費用などにかかるコストの削減を実現


2014年7月31日
日本オラクル株式会社
株式会社アシスト

 日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 兼CEO 杉原 博茂、以下 日本オラクル)と株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 大塚 辰男、以下 アシスト)は、オラクルの高可用性データベースとハードウェアを一体化したエンジニアド・システム「Oracle Database Appliance」が、株式会社オークネット(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:藤崎 清孝、以下 オークネット)の中古車/バイク事業を支える新システムのデータベース基盤として採用されたことを発表します。

 1985年に世界で初めて通信による中古車の電子商取引「TVオークション」を開始したオークネットでは、全国の現車オークションとの提携による「ライブオークション」、AIS評価書付販売やインターネット・ユーザ誘致を図る「小売り支援」など、常に最先端のIT・ネットワーク技術を駆使した多彩なサービス内容で、中古車販売業者、ディーラー、輸出業者などBtoB会員の経営を総合的に支援しています。また、中古車のTVオークションで培ったノウハウを、バイク、花き、デジタル機器、ブランド品、医療機器事業へと順次展開するとともに、常に新規事業領域の開拓も行っています。

※AIS(Automobile Inspection System):検査の公平性を保つためにオークネットから独立した検査専門機関として設立。

 オークネットの中核である中古車/バイク事業では、会員企業がオークションに出品するためのWebサービスなど約10におよぶフロントシステム、車両に関する情報を管理する業務系システム、請求処理や会員情報などを管理する基幹システム、そして自社および全国107会場で開催される他社のオークション情報など、24時間365日リアルタイムに変動する情報を迅速に同期化、最新化するために、「Oracle Database Standard Edition」を利用したデータハブ・システム(以下、データハブ)を設置し、システム間のデータ連携を行ってきました。構築から6年経過していたデータハブは、ハードウェアの老朽化や、460万台もの車両データや過去10年にわたり蓄積された膨大なオークション関連データに繰り返し行われる参照、更新操作に伴いパフォーマンス面で課題が出始めていました。また、データハブと連携し、会員情報や請求情報を管理している基幹システムも構築から8年経過し、ニーズに応じた機能拡張が難しくなっていたため、オークネットではデータハブだけでなく、業務系/基幹システムも含めた全面的なシステム刷新を検討することになりました。

 今後もサービス拡大に伴い増加が予定されているフロントシステムとの複雑なデータ連携や応答性能、今後5年のハードウェア保守費用などのコスト面も含め検討した結果、オークネットでは「Oracle Database Appliance」を採用しデータベース・サーバを統合することになりました。「Oracle Database Appliance」の主な採用理由は以下の6点です。

1. 「Oracle Database Appliance」に集約することで、設置スペースを20Uから4Uに削減し、現在利用している
  データセンターの年間コストを300万円削減
2. 既存システムのクラスタリング・ソフトウェアや高性能な共有ストレージを「Oracle Database Appliance」 で提供
  するクラスタリング・ソフトウェア「Oracle Grid Infrastructure」と「Automatic Storage Management」に置き
  換えることで保守コストを50パーセント削減
3. 「Oracle Database Enterprise Edition」のオンラインでのテーブルやインデックス再作成機能により性能維持と
  可用性を両立
4. パーティション/パラレル機能により、データ検索や処理スピードの大幅向上
5. 「Oracle Enterprise Manager Diagnostics Pack」と「Oracle Enterprise Manager Tuning Pack」の利用に
  より、「Oracle Database」の稼働状況が可視化され、容易な運用とチューニングが可能
6. 「Oracle Advanced Compression」により肥大化したデータを圧縮することで、ディスク領域の改善と性能向上

 オークネットはシステム刷新の第一弾として、データハブ上のデータを約2ヵ月かけて移行検証したのち、8月14日に「Oracle Database Appliance」へシステムごと完全に移行/統合し、本稼働を開始します。その後、会員情報や請求処理を行う基幹システム自体の刷新とあわせ、「Oracle Database Appliance」へのデータ統合を実施する予定です。

株式会社オークネット  IT開発部門システム管理部 統括GM 細渕 健二様のコメント

現行のデータベースサーバーは経年劣化が発生しており、事業部門からも処理スピードの改善要求が出始めています。我々IT開発部門のお客様は事業部門であり、レスポンス向上は事業部門の業務効率向上にも繋がるシステムの満足度を向上させるポイントだと思っています。さらにコスト面では、データベース統合による運用管理コストの削減も期待しています。


「Oracle Database Appliance」について


「Oracle Database Appliance」は、高可用性・高信頼性に定評のある「Oracle Database 11g Enterprise Edition」専用に開発されたエンジニアド・システムです。事前構成済みのハードウェアと、ソフトウェアを組み合わせることで短期構築と運用コストの削減を実現します。データベース導入や管理の手間とコストを大幅に削減する画期的なソリューションです。

株式会社オークネットについて


代表取締役 社長執行役員:藤崎 清孝
創業:1982年3月1日/設立:2008年3月7日 ※2012年1月1日親会社と合併
従業員数:295名(2014年1月1日現在)
本社:東京都港区北青山二丁目5番8号 青山OMスクエア
事業内容:中古車/バイク/フラワー/デジタル機器/ブランド品/医療機器等の関連事業者様向けオークション流通
     支援サービスの提供
URL:https://www.aucnet.co.jp/

オラクルについて


オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE: ORCL)に関する、より詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

株式会社アシストについて


代表取締役会長:ビル・トッテン/代表取締役社長:大塚 辰男
設立:1972年3月
社員数:850名(2014年4月1日現在)
本社:東京都千代田区九段北4-2-1
URL:http://www.ashisuto.co.jp/

アシストは、特定のハードウェア・メーカーやソフトウェア・ベンダーに偏らない、幅広いパッケージ・ソフトウェアを取り扱う会社です。「パッケージ・インテグレーター」として複数のソフトウェアと支援サービスにアシストのノウハウを組み合わせ、企業の情報システムを情報活用、運用、データベースのそれぞれの分野で支援しています。今年も“「お客様の最高」のために”というスローガンのもと、この3分野にさらに注力し、顧客企業の立場に立った製品選定と独自の組み合わせによる製品/サービスの提供を一層強化し、活動していきます。

ニュースリリースに関するお問い合わせ


日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL:03-6834-4837 FAX:03-6834-6129
E-Mail:pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム:http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

株式会社アシスト 広報部 田口
TEL:03-5276-5850
URL:http://www.ashisuto.co.jp/contact/press/

「Oracle Database Appliance」に関するお問い合わせ


株式会社アシスト 情報基盤事業部 ビジネス推進部 中村剛
TEL:03-5276-3653
詳細URL:http://www.ashisuto.co.jp/solution/dodai/stack/oda/



※OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的と
 するものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。



上記リリースのPDF版は、以下のリンクよりダウンロードいただけます。


ページの先頭へ戻る