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2015年09月16日(水) 事例

村田機械グループ、基幹システムを支える
プライベート・クラウド環境の統合データベース基盤として
「Oracle Exadata」を導入

~ 夜間バッチの処理時間を1/2(※1)に、資材所要量計画のバッチ処理時間を1/6以下(※1)に短縮 ~


2015年9月16日
日本オラクル株式会社
株式会社アシスト

 日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)と株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 辰男、以下 アシスト)は、オラクルの高速データベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine(以下 Oracle Exadata)」が、村田機械株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:村田 大介、以下 ムラテック)の基幹システムを支えるプライベート・クラウド環境の統合データベース基盤として稼働し、大幅な性能向上を実現したことを発表します。

 ムラテックでは、国内最初期にセル生産方式を導入し、セル生産方式をベースに単品生産方式を採るなど、業務および業務システムの改革、改善に挑み続けてきました。その一環として製品情報管理の強化に着手し、「統合部品表システム」の構築を開始しました。新システムでは、それまで設計、製造、アフターサービスなどの各部門で管理していた製品構成情報を1つにまとめ、新たに各種サービス情報も付加することで、部門の垣根を越えて広く活用可能な全社統一のデータ管理を目指しました。

 過去25年間に出荷された繊維機械の部品構成情報のデータだけでも約2億2,000万件にのぼり、他製品の情報も合わせると膨大な量のデータ処理が予測される「統合部品表システム」のデータベース基盤には、高い拡張性と処理性能が求められました。加えて、基幹系システムのハードウェアが更新時期を迎えていたことから、同社は従来利用していた「Oracle Database」のアップグレードによるバージョンの統一や運用効率の向上を図ることを目指しました。実現にあたっては、「Oracle Exadata」の拡張性、高い処理性能と高可用性および信頼性を評価し、日本オラクルとの実機でのパフォーマンス検証を経て、システムを長年にわたりサポートしてきたアシストによる導入を決定しました。

 「Oracle Exadata」導入プロジェクトはスムーズに運び、約8ヵ月後にはわずか3日のシステム停止期間で、それまで旧環境で稼働していたすべての基幹系システムのデータベースを「Oracle Exadata」へ移行し、その後安定した稼働を続けています。

 今回の「Oracle Exadata」導入効果は次のとおりです。

1)基幹システムのバッチ処理、オンライン処理ともにパフォーマンスが大幅改善
予定時間を超過していた夜間バッチの処理時間が1/2(※1)に、昼休みの時間帯に実行し午後の資材発注に間に合わせなければならないMRP(※2)のバッチ処理時間が1/6以下(※1)になり、どちらも余裕をもって時間内に終了。アプリケーションに予想外のトラブルが生じた場合の十分な対応時間も確保できるようになり、現場の業務や他の処理に影響することがなくなった。また、オンライン画面のレスポンスも約6倍(※1)に向上した。
※1 ムラテック調べ
※2 MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画):
  最新の在庫情報と部品表情報を基に、資材を発注する量とタイミングを最適化する生産管理手法。


2)製品情報の大量増加にも余裕を持って対応できるデータベース基盤を実現
大容量かつ高い拡張性を持つ「Oracle Exadata」の導入により、将来のデータ増にも余裕を持って対応可能。

3)システム運用の効率化と災害対策の実現
「Oracle Exadata」や「Oracle Database」の各種管理ツールの活用により、データベースの監視作業が効率化。遠隔地にある災害対策サイトに設置した「Oracle Exadata」に「Oracle Active Data Guard」を使って本番サイトのデータをレプリケーション(※3)する仕組みを構築し、システムの可用性が大幅に向上。
※3 レプリケーション:データの複製・同期

 現在ムラテックでは今後のデータ増加を見越して各種ツールを活用しながらデータベース監視の強化やSQLチューニングの検討などを行っています。また「Oracle Exadata」や「Oracle Database」の新機能の検証にも力を入れ、さらなる有効活用を図っていく予定です。

村田機械株式会社について


代表取締役社長:村田 大介
創業:昭和10年(1935年)7月
資本金:9億円
従業員数:単独3,000名、グループ6,700名(2015年4月現在)
本社:京都市伏見区竹田向代町136
事業内容:ロジスティクスシステム、FAシステム、クリーンFA、工作機械、シートメタル加工機、繊維機械、情報機器などの製造販売
URL:http://www.muratec.jp/

日本オラクルについて


日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。
URL:www.oracle.com/jp

オラクルについて


オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を最大限に統合し提供しています。オラクル(NYSE: ORCL)に関する、より詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

株式会社アシストについて


代表取締役会長:ビル・トッテン/代表取締役社長:大塚 辰男
設立:1972年3月
社員数:870名(2015年4月現在)
本社:東京都千代田区九段北4-2-1
URL:http://www.ashisuto.co.jp/

アシストは、特定のハードウェア・メーカーやソフトウェア・ベンダーに偏らない、幅広いパッケージ・ソフトウェアを取り扱う会社です。「パッケージ・インテグレーター」として複数のソフトウェアと支援サービスにアシストのノウハウを組み合わせ、企業の情報システムを情報活用、運用、データベースを中心に、近年ではクライアント仮想化やビジネスルール管理分野も拡充し支援しています。今年も“「お客様の最高」のために”というスローガンのもと、これらの分野にさらに注力し、顧客企業の立場に立った製品選定と独自の組み合わせによる製品/サービスの提供を一層強化し、活動していきます。

ニュースリリースに関するお問い合わせ


日本オラクル株式会社 広報室 坂元
TEL:03-6834-4837 FAX:03-6834-6129
E-Mail:pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム:http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

株式会社アシスト 広報部 田口、大村
TEL:03-5276-5850
URL:http://www.ashisuto.co.jp/contact/press/

「Oracle Exadata Database Machine」に関するお問い合わせ


株式会社アシスト 情報基盤事業部 ビジネス推進部 担当:中村
TEL:03-5276-3653
詳細URL:http://www.ashisuto.co.jp/product/category/database/exadata/



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