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事例

導入事例

多彩なインターネットサービスを提供する同社のαWeb。サービスが多角化するにつれ、会員の利便性を図るためにシングルサインオン製品「RSA ClearTrust」を導入し、セキュアで安定したサービスが実現。

【導入製品:RSA ClearTrust】
株式会社大塚商会
ホスティング、ショッピング、金融、ASPアプリケーション......。単独の企業やそのグループ企業が、複数のサービスを会員に提供するようになっている。そこで、会員の利便性を向上するために採用されているのが「シングルサインオン」だ。しかし、Web上のサービスは予想以上のアクセスが殺到することもあり、認証システムにも十分なパフォーマンスが必要となる。サービスの停止は顧客満足の低下につながるし、ビジネスチャンスを逃すことにもなる。そこで、大塚商会が選択したソリューションが、RSAセキュリティ(現 EMC社)のRSA ClearTrustであった。
■先見の明でインターネットサービスを開始
可用性確保のために認証システムが課題に


 全国をカバーするサービス網で、日本の中堅・中小企業のビジネスニーズに応えてきた大塚商会。同社はインターネット黎明期の1995年から、法人向けインターネット接続サービス「αWeb」(アルファウェブ)を開始している。ほとんどの企業がインターネットの可能性に気づいていない時期であり、ここに大塚商会の先見の明を伺い知ることができるだろう。
 インターネットの普及に併せて、さらにサービスを拡大。1999年からはホスティングサービス「アルファメール」、2000年からはASP型グループウェア「アルファオフィス」を開始する。
 「ビジネス全般に必要なものをトータルに提供するという企業理念があり、さまざまなサービスをワンストップでお客様に展開しています。時代と共にお客様のニーズも拡大し、それに応える形でインターネットサービスも充実させてきました」と、同社 αWeb事業部 αWeb企画課 主任 佐藤 明 氏は語る。この言葉どおり、αWebは「つなぐ」「使う」「活用する」をキーワードに、高品質な法人向けインターネットサービスとして、定評が高い。
 サービスが多角化するにつれ、αWebは認証でも画期的なシステムを採用する。「アルファメール」と「アルファオフィス」において、シングルサインオン製品を導入し、利用者に利便性を提供したのである。「先進の技術への挑戦というような意気込みからではありません。顧客サービスを最優先に考え、その当然の帰結としてシングルサインオンがありました」と、同社 テクニカルソリューションセンター SE課長 柿崎 敦 氏は振り返る。ここにも、同社の先見の明があったといえる。
 だがやがて、導入したシングルサインオン製品の機能に限界を感じることになる。4年目にはバージョンアップが必要になったのだが、その際に、サービスの停止を迫られたのである。



■RSA ClearTrustの圧倒的なパフォーマンスと信頼性
わずか3ヵ月で検証と構築を終える


 当時、使用していたシングルサインオン製品は、関係するサーバー群のハードウェア、OSとAPサーバーなどミドルウエアの同時バージョンアップが必要であった。
 「数十台のサーバーのリプレースと再構築が必要で、サービス停止も不可欠になりました。私たちは365日24時間ノンストップのお客様のビジネスに対してセキュリティと可用性を最優先にアーキテクチャ設計から運用までをデザインしています。認証システムのバージョンアップのために、サービスを停止することは、まったく考えられませんでした」と、柿崎 氏は強調する。
 そこで、旧システムに代わるシングルサインオン製品の検討を開始し、選ばれたのがRSAセキュリティのRSA ClearTrustであった。「システム停止が不要なことはもちろん、RSA ClearTrust採用の理由は、大規模導入に応えるパフォーマンスと信頼性です。従来の1/3のリソースで、数十倍の処理が可能でした。圧倒的なコストパフォーマンスです」と、同社 テクニカルソリューションセンター(TSC) スペシャリスト 川上 将司 氏は認める。
 パフォーマンスは検証期間の短縮にもつながった。100万以上の仮想アクセスを発生させて、認証テストを行ったが、1回で想定以上のパフォーマンスを発揮。複雑なチューニングを繰り返すことなく、テストが終了したのである。
 障害対処のドキュメント化も進めながら、わずか3ヵ月で検証と構築を終了。2005年2月のサービスリニューアルにあわせ、RSA ClearTrustがシングルサインオンを提供することになった。


■稼働開始以来ノントラブル
膨大なアクセスを難なくこなし、メンテフリーで稼働中


「2月からの稼働以来、ノントラブルで機能しています。データベース障害で20秒だけサービス停止しましたが、それでもインフラ全体としては99.9995%の可用率を実現しています」(柿崎 氏)と、RSA ClearTrustの安定サービスへの貢献度は高い。卓越したパフォーマンスで、24時間絶えることのない数十万ユーザーからのアクセスを、難なく処理している。
 「運用の負荷も軽減されました」と、川上 氏も付け加える。「きちんと作り込んだのでRSA ClearTrustはメンテフリーで稼働しています。運用に時間を取られることなく、サービスの品質向上に時間をかけることができます」(川上 氏)。柔軟で管理性に優れたアクセス・コントロールも評価が高い。ユーザーとリソースの両方からアクセス・コントロールを一括して設定でき、セキュリティレベルの向上はもちろん、運用業務の効率化も実現している。
 「この先、お客様は自社で運用していた業務システムを、ハードウェアも含めて私たちにアウトソーシングすることもあるかもしれません。その際の一括認証のための基盤もできたと考えていいでしょう」(柿崎 氏)と、総合的な認証インフラとして、大きな期待が寄せられている。
 「これからもαWebのサービスを拡大していきたいと考えています。高品質なサービスを展開するαWebのブランドイメージを、さらに向上させていきます」と、佐藤 氏が抱負を語る。先見の明を持つ同社が選んだRSA ClearTrust。その選択眼に、間違いはないようだ。


■株式会社大塚商会
1961(昭和36)年の創業。OAの専門商社から始まり、オフコン、パソコン、ネットワーク、システムインテグレーション、インターネットサービスなど、時代と共にフィールドを拡大。現在では企業活動全般をワンストップでサポートする、国内最大級のソリューション・プロバイダとして活躍している。

※本事例は製品導入当時(2005年)の内容になります。