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INTERVIEW :ジャパンケーブルネット株式会社
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後列左より/
アイオン・コミュニケーションズ ハン・スンニ氏
ジャパンケーブルネット株式会社 インターネットプロジェクト 薄田一郎氏
ジャパンケーブルネット株式会社 インターネットプロジェクト 田中啓介氏
アイオン・コミュニケーションズ 代表取締役社長 オ・ゼチョル氏
株式会社アシスト NOREN事業推進室室長 根津 豊
前列左より/
ジャパンケーブルネット株式会社 企画室主任 兼 メディア営業部主任 岸 智子氏
ジャパンケーブルネット株式会社 インターネットプロジェクト担当部長 中居良則氏
ジャパンケーブルネット株式会社 インターネットプロジェクト主任 結城令子氏
ジャパンケーブルネット株式会社は、各地のケーブルテレビ局を統括しているMSO(Multiple Systems Operator)。日本のCATV業界で2位の規模を誇るジャパンケーブルネットグループは、現在14社のグループ局を統括し、昨今の競争激化にあたってさらに強力なグループ統合を推進している。従来からWebサイトを活用して本部から各地方局へ情報を配信していたのだが、お客様向けの情報発信の内容は各ケーブル局にゆだねられていた。そこでグループ局全体のブランド力向上を目指し、ブランドロゴ、ブランドネームを一新し、さらにグループブランドデザインを基調にWebサイトのリニューアルを図った。今回はジャパンケーブルネットグループ局全体のWebサイト管理基盤として採用された「NOREN4」の魅力について、同社インターネットプロジェクトの関係者にお話を伺った。
ジャパンケーブルネット株式会社(以下、JCN)は、ブロードバンド時代を推進する企業として時代のニーズや技術革新に対応した、ケーブルテレビの新たな事業を積極的に展開している。その積極的な姿勢はWebサイトでも表現されている。グループ局Webサイトでは、Webサイトデザイン全体をWeb標準仕様に対応した言語であるXHTML+CSSで制作し、先進的なWebサイト構築とアクセシビリティ向上を図っている。さらにWebサイトの更新情報をお客様へお知らせする仕組みであるRSS配信を取り入れ、最新情報をいち早く提供できるようにしている。同社にとりWebサイトはお客様とのコミュニケーションの場として、必要不可欠な存在だ。
——JCN様の業務内容は、各地のケーブルテレビ局を統括するMSO(Multiple Systems Operator)とのことですが、一般には少々聞き慣れない業務だと思います。具体的に教えていただけますか?
ジャパンケーブルネット株式会社 インターネットプロジェクト 田中啓介氏(以下、田中氏) はい。JCNは各地にあるケーブルテレビ局の支援サービスを行っておりますが、それぞれが地域に密着した番組作りなどを行っており、運営はある程度地域局に任せています。現在14のグループがありますが、それらを統括するのが弊社の業務ですね。日本国内でMSOは4つありますが、弊社は2番目に大きな規模の会社です。
ジャパンケーブルネット株式会社 企画室主任兼 メディア営業部主任 岸智子氏(以下、岸氏) 14のケーブル局の接続世帯は約150万世帯、サービス対象のエリアは約227万世帯です。13局が関東エリアで、東京、千葉、神奈川など首都圏のかなりの部分をカバーしています。これらの局に東京のサービスセンターから光ケーブルを使ってデジタルケーブルテレビやインターネットサービスを提供しています。昨年の秋冬から、IP電話のサービスも始めました。他のMSOと違ったところは、これらのサービスをグループ外の局にも提供しているところで、現在、全国で34局のケーブルテレビ局にはサービスのみご利用いただいています。インターネットコンテンツなどは、他社ケーブルを通じても配信しています。
——なるほど。ケーブルテレビ局運営の裏方といった業務内容ですね。
田中氏 そうですね、JCNは各局の地域に根付いた色を温存し、裏方として各局をまとめるのが仕事でした。ただ、よい意味でも、悪い意味でも、放任主義だったんです。さまざまなメディアが登場し、競争が激化する中で勝ち残っていくためには、もっと指導力を強め、サービスを合理化する必要がありました。そこでそれぞれの地域局に対し、強力な統合を推進することになりました。
——そこで「JCN」というブランドを確立していこうと?
田中氏 はい。実はこれまで、各地方局の名前に「JCN」という文字はなく、お客様が知ることのないブランドだったのです。やはり、強力に統括するとなると、当然「企業ブランディング」の確立というニーズが出てきます。そこで「JCN」というロゴを作り、ケーブルテレビ局名も、JCN小田原、JCN大田など、JCN+地域名という形に統一しました。Webサイトのリニューアルもその一環です。お客様へのプレゼンテーションを効果的に行うためには、Webサイトは無視できない存在です。ですので、その内容を充実させ、標準化しようというニーズが出てきました。また、各ケーブルテレビ局も、自局でそれぞれ作ったWebサイトを運営し続けることに負担があり、簡単に更新できるソリューションを求めていたのです。
——そこで、CMSの導入を検討されたわけですね?
田中氏 JCN本体の公式Webサイトはお客様向けのサイトではなく、BtoB目的のコーポレートサイトです。一方、各グループ局のサイトはお客様向けに作られています。新規加入者に対するサービス紹介、既存の加入者へのプレゼントなど特典情報の提供、FAQなどがあります。また、各グループ局では地域に根ざした自主番組を作っていますが、地域ニュースの原稿を再利用したニュースサイトも作成していますし、「今度、ここにカメラが行きますよ」という取材予告を掲載することにより、お客さまが当日、その場所を訪れるといった、ケーブルテレビを活性化させる試みも喜ばれています。利用者に対するサービスメンテナンス情報を発表することも大切ですね。
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つまり、JCNには地域局向けのコーポレートサイトと、お客様向けのサイトが多数存在するのです。それをひとつひとつ手作業で更新していたら、時間も費用もかかってしまいますし、何よりも全体の統一感がなくなってしまいますから。
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——多くのCMS製品があるなか、「NOREN4」を採用した理由はなんだったのでしょうか?
田中氏 CMSもいろいろあると思いますが、今回はWebコンテンツ管理のことを考えて選びました。現在JCNは統合の過程にあるので、局ごとの細かいコンテンツ管理・対応が求められているのです。NOREN4以外にも商用のCMS製品を5〜6種類実際に見ましたが、NOREN4は多数のサイトを、それぞれの状況に合わせながら一括管理をしていくという点に優れていました。たとえば弊社では、地域局ごとの情報だけでなく、上流ネットワークのメンテナンスなど、すべてのケーブルテレビ局にエントリーしなければならない情報もあります。その場合などにNOREN4のメリットを感じますね。
また、コンテンツを管理する構造とサイトを管理する構造を分けて管理できる画面を実際に見させていただいたところ、我々の持っていたイメージに近かった。これならWebサイトの標準化・統合化という課題が達成できると思いました。これは他社製品にはない大きなアドバンテージでした。弊社では、大規模なワンサイトの管理ではなく、それぞれの内容が日々刻々と変化していく複数のサイト管理がミッションです。NOREN4は、パッと見て、管理イメージがつかめました。WYSIWYGエディタ機能などコンテンツ作成部分だけを見ると他社製CMSでもよいと感じるものはありましたが、JCNグループ全体のWebサイト共通管理基盤としては、NOREN4が最もマッチしていると判断しました。
あと、携帯向けのサイトにも対応しているのがうれしいですね。携帯も含め、すべてのサイトをNOREN4から作成しているので、作業者は一度操作するだけで複数のメディア、サイトに情報を流せるのは非常に便利で、コストダウンにもつながります。
ジャパンケーブルネット株式会社 インターネットプロジェクト 薄田一郎氏(以下、薄田氏) ただ、製造元が韓国なので、何かトラブルがあったときのサポート対応がスムーズにいくのかという不安を感じたのは事実ですね。しかし、実際導入してみたところサポートはとても早く、当初の不安は払拭されています。
田中氏 確かに、何か問題があったときでもすぐに解決してくださいますね。サポート力は非常に高く評価していますよ。
——ありがとうございます。
——逆に、NOREN4を導入しなかったらどうなっていたと思いますか?
田中氏 やはり、CMSを導入しなければここまで早い展開は無理だったと思います。
ジャパンケーブルネット株式会社 インターネットプロジェクト担当部長 中居良則氏(以下、中居氏) 去年の8月からの半年間で、JCN本体を含め10局のWebサイトを作成しました。10局といっても、グループ局にはPCサイトと携帯サイトがあるので、計19サイトですね。CMSとしてのNOREN4があったからこそ実現できたと思っています。まあ、我々も本当によく働きましたけど(笑)。
株式会社アイオンコミュニケーションズ 代表取締役社長 オ・ゼチョル氏(以下、オ社長) 私が知る限りでは、本当に早い展開ですよ!
——19ものサイトをそこまで早く構築できたのはNOREN4のどんな性能、機能が貢献していると思いますか?
田中氏 雛形となる標準サイトをひとつ作ったら、それをコピーして横展開できるところですね。新しいサイトを作るとき、サイトそのものは非常に簡単に作れます。CMSについては勉強していましたので、導入する前から、そのような使い方をしたいと考えていました。まず、どこの局でも展開できるような形のサイト構造を作り、その上に各局の付加的なカスタマイズ部分を載せていくという基本構造を決め、それからCMS製品を選んだのです。NOREN4は、そのとき抱いたイメージに一番近かったんですよね。
——各局にNOREN4を導入する際に、みなさん操作自体に抵抗はありませんでしたか?
田中氏 操作はすぐ理解してもらえました。それに、NOREN4を導入してから、各局の更新頻度があがりました。これはJCNというブランドを確立する上で、非常に喜ばしいことですね。以前は頻繁にサイトを更新する局と、まったくサイトを管理していない局とのばらつきがあったのですが⋯⋯。
ジャパンケーブルネット株式会社 インターネットプロジェクト主任 結城令子氏 極端な場合ですと、年に数回しか更新せずに、期限切れのキャンペーン情報を載せていたような局もありました。今はどこも頻繁に更新していますね。
中居氏 どこかの局が頑張っていると、他局のモチベーションもあがりますから。そういう意味でも、NOREN4を導入してよかったと思いますね。
田中氏 厳しいスケジュールでしたけど、デザイン担当のユナイティアさん(ユナイティア株式会社)も、迅速に、かつ誠実に対応してくれました。ユナイティアさんはアシストさんの提携企業ということで、既にNOREN4を使ってサイトを構築した経験があったんですよね。NOREN4に慣れているパートナーでなければ、この短期での納品はあり得なかったと思っています。
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——実際、費用対効果はどれほどでしたか?
中居氏 金額では出していませんが、効果を考えると、NOREN4はとても安い買い物だったと思いますよ!
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オ社長 現在NOREN4は、次期バージョンを開発中です。何かご要望がありましたら教えてください。
田中氏 管理するサイトが増加してくると、サイトの識別に若干煩わしさを感じますね。サイトが見分けにくいので、色がついているといいかもしれません⋯⋯細かい話ですが(笑)。
オ社長 いえいえ、色をつけるのは、すごくいい案だと思いますよ。面白いアイデアです。
田中氏 もうひとつ、情報の削除に関する要望があります。今、マルチで出したい情報をアーティクルとして各サイトに反映しているのですが、その情報がいらなくなったとき、今度はひとつひとつアーティクルから削除していかなければいけない。これにちょっと手間がかかっているのです。関連するアーティクルを一括で削除できたらいいかなと思っています。
薄田氏 現在は14局のPCサイトと携帯サイトだけですが、今後はグループ局も配信メディアも増えるかもしれません。そうすると大変になってくると思うのです。
オ社長 なるほど。ただ、削除は重要な問題なので、わざと手間をかけるような方法をとっているんです。削除が簡単だとそれが問題だという会社もあります。たとえば新聞社などでは、記事を削除するという考え方がありません。御社ではコンテンツの削除はよく行われていますか?
田中氏 2週間に1度くらいは要望が出ますね。ですので、強力な権限をもっている作業者であれば、簡単に消せる機能を追加してほしいですね。
オ社長 確かに、他社様でも御社と同じような削除の要望が出ています。ただ、削除は難しくしないといけない、という方もいらっしゃるので、持ち帰って開発者と十分検討します。ユーザー会でも提案してみてください。
田中氏 そうですね。是非早急に実現できることを願っています。ほかにもアクセスログ機能をオプションで開発中と伺ったのですが、よければ我々が先行導入し、テストしますよ!
——そのお言葉に感謝します。本日はお忙しい中ありがとうございました。
※取材日時:2006年2月 【取材及び記事制作協力:(株)ライトアップ/(株)グローバル・フレックス・プランニング】
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