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事例

導入事例

九州北部にスーパーマーケットを展開するハローデイ。店舗拡張の成功に向け、各店舗での顧客や商品の分析を利用者自身で行えるように。

【導入製品:Cognos PowerPlay】
株式会社ハローデイ
   北九州市エリア、福岡エリア、筑豊遠賀エリアなど、九州北部に29店舗(2004年4月現在)を展開するハローデイ。○と△が組み合わされた会社のシンボルマークに表されるとおり、調和と信頼、そして先進性と鋭さを兼ね備えながら、顧客に買い物の楽しさ、食の喜びを提供し、活力ある親しみやすいスーパーマーケット(アミューズメントフードホール)を目指している。そのハローデイでは、さらなる顧客満足度の向上も目的に、Cognos PowerPlayを採用し、コスト削減や業務効率の向上、売上速報の迅速化を実現した。
 
店舗拡張の成功に向け分析機能を強化
 
   ハローデイでは、福岡市や北九州市を中心に、毎年2~3店舗を新たに新設している。2004年3月期の売り上げ予想は430億円で、実質11期連続増収増益を実現。今後、店舗拡張により、売り上げ規模で500億円を目指している。
 このような急速な店舗展開を成功させるためには、各店舗における顧客や商品の管理状況をより一層詳細に把握することが不可欠になる。また、さらに効果的な販売促進を行うことを目的に、現状分析を強化することも必要になる。
 「各店舗の店長や営業担当者から、必要なデータを、必要な形で、簡単かつ柔軟に利用できるシステムがほしいという要求が数多く寄せられていました」と話すのは、情報システム部 課長である與古光和人氏。そこでハローデイでは、新たな分析システムを構築することを決定。2002年8月ごろより、コグノスのPowerPlayを採用したシステム構築をスタートした。
 
PowerPlay導入で柔軟な分析機能を実現          
 
   ハローデイでは、それまでにも専用の分析システムを構築してはいたが、既存のシステムでは定型的なデータ分析しかできず、新しい分析項目を増やすためには、システム開発会社に開発費を支払って新たに開発してもらわなければならなかった。
 利用者から求められていたのは、正確なマーケットの把握や売り上げ向上のために有効な情報の収集、顧客や商品の管理および分析、対前年比の売上実績や企画に伴う実績の確認が可能な月間方針など、複数の部門でも対応できる多角的かつ柔軟な分析能力だった。
 PowerPlayを導入することで、利用者自身が容易に実績照会ができるほか、単品レベルでの分析が可能な仕組みを実現。利用者自身が必要なデータを見つけ出し、必要な形に加工して、売り上げの速報やお買い得商品の実績が迅速に確認できるほか、売れ筋商品や死に筋商品の傾向把握および要因の追及が可能なシステムを実現した。
 「現在、PowerPlayでよく利用されているのは、単品レベルの販売実績の分析です。例えば、“この豆腐は何日にいくつ売れた”とか、“いくつ廃棄した”とか、“粗利はいくらか”など、20項目程度の情報が提供されています。実は、レシート情報から、誰がという情報も分析項目とすることができるのですが、現在はまだそこまでの管理は行っていません」と與古光氏。
 新しいシステムは、2003年1月ごろから本格的な稼動フェーズに入っている。具体的なシステム構成としては、Oracle用のIAサーバが1台、キューブ作成用のIAサーバが2台で構成。すでに10種類以上のキューブを運用されている。
 
アシストの支援が採用の決め手に
 
  ハローデイがPowerPlayの導入を決めた理由は、分析機能や使いやすさなどの機能面、そしてシステムの開発から運用、サポートまでに関わるコスト面などを総合的に判断した結果だ。特に、PowerPlayを採用したシステムを提案し、システムの初期導入を行ったアシストのサポートは大きな決め手になっている。
 新しい分析システムでは、ホストコンピュータから必要なデータを抽出し、Oracleデータベースに格納、PowerPlayで分析可能なシステムをアシストが実現。また、最初の3つのキューブはアシストが開発し、その後2つのキューブをアシストのサポートを得ながら與古光氏が開発、その後は與古光氏が独自に開発するというステップで今日に至っている。
 「開発を始めた当初は、”こんなことはできますか?”とか”これはどうすればいいでしょう?”など、アシストの担当者に何度も問い合わせをしていました。その答えを聞いて、”そんなことができるんだ・・・・・・”と驚きの連続でした」と與古光氏。
 現在のPowerPlayの購入ライセンスは60ライセンスで、特に本店でアクティブに使用している10人程度のユーザーに割り当てられている。そのほとんどが営業担当者だ。また、30店舗あるそれぞれの店舗に、おおよそ1ライセンスずつを割り当て、各店舗での分析が可能な環境を実現。半分以上の店舗で、すでに頻繁に利用されている。
 
さらなるPowerPlayファンの拡大
 
 「開発面でPowerPlayを使ってみた感想 は、”奥が深い”ということです。”へぇ~、こんなこともできるんだ”という感じでした。いいかえれば”繊細”とも言えるかもしれません。簡単に変更もできるのですが、何のタイミングに壊れてしまうこともありました」 と與古光氏。
 一方、利用者の反応は、「ファンが多いというか、よく利用されています。例えば、更新処理のトラブルで翌日データが更新されていなかった場合、すぐに連絡がきます。それだけ頼りにされているシステムだということです」と與古光氏。
 利用者からのフィードバックとしては、簡単な操作でレポートが編集できること、直感的に使用できる分析機能、最新かつ適切なデータの取得などが挙げられている。これにより、迅速な売り上げ速報の提供が可能になり、業務効率の向上を実現した。
 「既存のシステムでも同様の分析が可能でしたが、最大の違いは、新しいシステムは担当者レベルで自由にフォーマットや項目を変えることができることです。既存システムでは、フォーマットの変更をシステム開発会社に依頼しなければなりませんでしたし、分析できるパターンが限られていました」と與古光氏。
 一方、システム部門でもPowerPlayの導入により、追加項目のメンテが容易になったほか、開発工数の軽減やシステム運用作業の軽減、バックログの解消など、システム管理業務における管理負荷も軽減することも可能になっている。これにより、ほかのシステムや業務に人員を割り振ることができ、システム全体としてのコスト削減を実現している。
 
今後の課題としては、利用者からのニーズも多い
データの更新処理の高速化だ
 
 「現在、ハローデイでは、4万種類くらいの商品が取り扱われています。そのため単品レベルのデータの処理は、商品数が多いためにどうししても処理時間がかかってしまいます。これをどのように短縮するかが今後の課題です」と與古光氏。
 現在、ほとんどの更新処理は夜間のうちに終わってしまうが、翌日の午後までかかってしまうものがいくつかある。これらの処理を夜間に終わらせてしまうための仕組みの実現を検討している。
 
- システム概要 -

 

株式会社ハローデイ

本社

福岡県北九州市小倉南区徳力3丁目10番1号

創業

1957年6月

資本金

3億6182万5000円(2004年3月20日現在)

従業員数

474名(2004年3月現在)

売上高

399億4000万円(2004年3月期)

事業内容

スーパーマーケットハローデイの経営

URL

http://www.halloday.co.jp/