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事例

導入事例

販売チャネルの拡大で、売り上げの迅速な把握が急務に。全社に開かれたレポーティング環境を1ヶ月で実現した、Cognos ReportNet。「重要なのは誰もが最新のデータにアクセスできることでした。」
※この事例はCognos PowerPlayのファミリー製品、Cognos ReportNetの事例です。
マスミューチュアル生命保険株式会社
   マスミューチュアル生命保険株式会社は、米国マサチューセッツ州に本拠を構え、財務体質の堅固なことで知られる米国マスミューチュアル・フィナンシャル・グループの日本法人だ。米国本社と同様、高い保険財務力を誇り、スタンダード&プアーズ社の格付けで「AA-」を取得している。個人および法人向けに幅広く、豊かで安心に満ちた暮らしをかなえる商品を提供している。
 
銀行/証券会社の窓口販売開始で、
拠点が一気に数百へ
 
   最近、マスミューチュアル生命保険株式会社が積極的に取り組んでいるテーマの一つに販売チャネルの拡充がある。その第一弾が業務提携した銀行や証券会社での窓口販売だ。
 従来は直営の支社や営業所を拠点に死亡保障をメインとした保険商品を多く手がけてきたのだが、これまでとは異なった顧客層にアプローチすべく、より資産形成性の強い商品をこうした窓口で販売しようというわけだ。2004年春のことである。
 これによって、今まで数十だった売り上げ管理拠点が一気に数百という単位になってしまった。本社としては、どこでどれだけの商品が売れたか迅速にレポートを受けたい。ホストコンピューターに格納されているデータをユーティリティツールでダウンロードして分析するという試みはこれまでも何度か行われた。しかし、ユーティリティツールでは利用できるユーザーも転送できるデータの種類も限られる上、肝心のホストコンピュータが香港のデータセンターにあって転送自体の安定性が悪かった。全社に開かれたレポーティング環境を構築することが急務となった。
 
誰にでも使えてリアルタイムだから、
ReportNetを採用          
 
   導入にあたって、マスミューチュアル生命保険株式会社 情報システム部門が要件として揚げたのは大きく2点ある。1つは誰にでもやさしく操作できること。2つめはリアルタイム分析が可能であること。同社はグローバルスタンダードでERPパッケージが導入されており、そのベンダーが提供しているツールも検討された。だが利用にはかなりの習熟が必要そうに思われた。また独立系のレポーティングツールも候補に上ったのだが、レポート作成の仕組みがリアルタイムではなかった。そうした中で選ばれたのがコグノスのReportNetである。データ分析が本業ではない一般ユーザーにも直感的に操作できるルック&フィール、ホストコンピュータから取得した最新データを迅速に全社で共有できるメリットが評価された。それに加えて、ピュアWeb環境で展開が可能という点もプラスポイントだったという。同社では今後Webアプリケーション形式での業務システムの推進を志向しており、クライアントPCにプログラムを配布しなくてもすむReportNetが歓迎されたのだ。
 データ取得は、現在は資産性の強い年金商品に関する新契約データを中心に行われている。ホストコンピュータから日次処理で、ETLツールを使って新しく導入されたSQL Serverへロードされる。そのデータに対して情報システム部門が定型スタイルのレポートを設計、本社の各部門がReportNetを通じてアクセスするというわけだ。
 
実質1ヵ月で導入
非定型検索が容易に行えるQuery Studioが好評
 
  システム開発を行ったのは2004年7月。2人の担当者が株式会社アシストのサポートを受けながら、実質1ヶ月で仕上げてしまった。要件定義にあたっては、ホストコンピュータからデータを取得していたユーザー部門担当者が高いレベルのリクエストをいくつも出した。マスミューチュアル生命保険 株式会社 情報システム部 稲垣良明氏によると、アシストの担当者はその一つ一つに真摯に対応したという。
 ReportNetの展開が始まったのは2004年8月からで、現在は本社の全社員ならびに各支店の管理者への普及を図っている段階だ。稲垣氏がそれを担当している。部門単位で説明会を開催しているが、営業開発部門、数理部門、保全部門、人事部門、どの部門も、ReportNetについて概要を説明すると、「こんなに簡単に詳細データを見られるならぜひ使いたい」と利用に積極的だという。また同時に、部門の主だった社員にアシストで開催されているReportNet研修受講を促している。研修を受講した社員は、「私にも使える」と好評だそうだ。特に、人気なのは非定型検索を行えるQuery Studioで、日常業務で使用する用語で簡単にクエリを行える点が評価されている。「これなら部門で特化したデータ分析も可能だ」と大きく期待されている。
 
無駄なレポート帳票の削減にも寄与
 
 ReportNetの導入によって、同社のエンドユーザーは情報システム部門に業務依頼を出さなくても、欲しいデータに欲しいタイミングでアクセスできるようになった。また、無駄なレポート帳票の削減にも寄与している。これまではホストコンピュータが出力できる形式でしか取得できなかったため、実際には必要のないデータ項目もたくさん含まれていた。これからは必要なデータのみをオンラインで閲覧することが可能になるため、ペーパーレスにつながる。今後はホストコンピュータから取得するデータの種類を増やし、それに伴ってユーザー数を拡大することが目標。将来的にはReportNetで作成したレポートを同社の代理店などへ迅速に提供することで、顧客満足度の向上もめざしたいとのことだった。
 
- システム概要 -

 

マスミューチュアル生命保険株式会社

本社

東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー

営業開始

1907年3月

資本金

165億円

従業員数

1646名(うち内勤社員数360名)

保険料等収入

557億(2004年3月現在)

事業内容

生命保険業(生命保険の引き受け)

URL

http://www.massmutual.co.jp/