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東芝パソコンシステムがなぜWebFOCUSを導入したのか。そこには基幹システムが抱える様々な課題を解決しようという問題提起から始まった。
その課題の一例を挙げると、運用コストの増大、決められた時間内のみのサービス提供、パフォーマンス低下による不安定な稼動状況、エンドユーザによる操作工数の増加、セキュリティ面の不安など実に様々だった。
青木氏■ 「例えば、経営者が“今月の受注状況を知りたい”と担当者に問い合わせたとします。すると担当者からは“明日の朝までお待ちください”という返答が返ってくるというのがこれまでの状況でした。情報をリアルタイムに取得できる仕組みがないので、データの集計や加工に余計な時間がかかってしまっていたのです。これでは、タイムリーな経営判断はできません」。
そこで同社では、課題をすべて解決するために、2005年4月を目処に基幹システムをリニューアルし、「安定稼働による機会損失の極小化を狙い全体最適化を図る」という目標を立てた。
青木氏■ 「基幹システムをリニューアルするにあたり、削減可能な潜在コストの予測を立てました。具体的には、スタッフ工数で月間約404時間減、営業事務工数で月間約785時間減、運用コストの削減(業務委託費/年間約900万円、通信費/年間約200万円、人件費/約900万円)、さらに月次処理は4日から3日への短縮が可能であろうと予測でき、トータルで年間約7100万円の削減可能なコスト、COPQ(Cost Of Poor Quality)が隠されていることが把握できました」。
新基幹システム導入にあたり、同社では、スタッフ工数の削減のため集計作業の短縮化と帳票類の見直しが課題として挙げられた。従来のシステムは生産、販売、会計それぞれのシステムにEUC用のAccessデータベースを構築し、運用していたのだが、サーバのスペックによりレスポンスが遅かったり、開発に限度があったり、パワーユーザしかEUCデータを活用できなかったりして、一般のユーザは誰かが作った帳票を参照する程度にとどまっていた。この仕組みの場合、一旦ダウンロードしてから各ユーザがExcelで集計し直すという作業が発生してしまい、結局ユーザの負担が大きく増えてしまう。またリアルタイム性にも乏しいという欠点もあった。
青木氏■ 「そこで、インターネットを使ってBIツールをいくつか検索し、資料の請求やデモを依頼するなどして検討を始めました。最終的には導入事例などを参考にしたり、また実際に運用されているユーザさんへ訪問させていただいたりもしました。選択するにあたり重要視した点は、『TCOの削減』『セキュリティ強化』『開発工数の短縮』『ベンダーSEの知識、営業の対応力やアフターフォロー』などです。これらの要件をすべて満たしていたのがアシストのWebFOCUSだったのです」。
WebFOCUSの検討にあたり、同社では実データでのトライアルを希望され、実際に1ヶ月間に渡る試用を経ての導入となった。導入の決め手となったのは、WebFOCUSの開発生産性の高さもさることながら、試用期間中の定例QA会をはじめとするアシストの手厚いサポートであった。「“このサポートがあれば大丈夫”という安心感も導入を後押しした」と青木氏は語る。
青木氏■ 「導入にあたっての最後のポイントは価格でした。費用対効果が得られるのかを経営者に説明するのも大変でしたし、私自身も導入により本当に生産性があがるのか不安でした。後述しますが、価格以上の効果があげられたのには私自身驚きでしたね」。
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