アシスト
English Korean サイト内検索
people assisting people
ホーム > 製品/サービス > WebFOCUS > 事例 > 導入事例

事例

導入事例

ニッセイアセットマネジメント株式会社

企業ポータルに融合した、
レポートインフラをWebFOCUSで構築。
環境一元化で内部統制強化も促進。

 投資顧問、投資信託分野における包括的な資産運用サービスを提供するニッセイアセットマネジメント株式会社は、2005年企業ポータルの構築を機に、ファンドマネジャーや営業フロントが業務を遂行するのに必要な意思決定支援データの提供のため、BI製品の導入を決断しました。 選ばれたのはWebFOCUSです。ユーザーになじみの深いExcelとの連携力、視覚に訴えるグラフ機能、データを取得しやすくレポートとして見せやすい開発生産性の高さが決め手でした。WebFOCUSが搭載されたポータルは今やユーザーにとって重要なビジネスツールとなっており、今後さらなる利用拡大のため、体制強化が図られています。

左から
株式会社アシスト 情報活用支援事業部 営業部 部長 小林晴一
ニッセイアセットマネジメント株式会社 運用企画総務部
運用企画総務室 チーフ・ポートフォリオ・マネージャー 三原卓也氏
ニッセイアセットマネジメント株式会社 システム開発部
システム開発室 室長 小森一隆氏
株式会社アシスト 情報活用支援事業部 営業部 課長代理 茶円康弘

徹底したリサーチ力で定評ある資産運用会社
 ニッセイアセットマネジメント株式会社は、資産運用に関して助言・一任を行うニッセイ投資顧問と投資信託委託業務を行うニッセイ投信が合併、そして日本生命の特別勘定資産運用に関する諸機能を統合して誕生した資産運用会社です。

 事業分野は大きく投資顧問分野と、投資信託分野があります。前者においては、公的年金・私的年金・事業法人・機関投資家など幅広い顧客を対象に質の高い投資一任・投資助言サービスを提供し、後者においては個人投資家や確定拠出年金向けの「公募投資信託」、事業法人・金融法人・団体年金などの顧客向けの「私募投資信託」といった幅広い商品を提供しています。

 同社には次の3つの運用哲学があります。それは、「アクティブ運用」、「徹底したリサーチ」、「規律ある運用」です。なかでもリサーチ力に関しては、業界最大規模のリサーチグループが、幅広いセクターについて企業訪問などを行うとともに、ニッセイグループの海外拠点ネットワーク、海外運用会社との戦略的提携などにより、グローバルな情報収集を実現しています。このリサーチ力こそがニッセイアセットマネジメントの最大の強みとなっています。

 このように、同社は、資産運用サービスの各場面において、プロフェッショナルとして、顧客に対して継続的に最高の付加価値を提供することで、長期にわたる信頼関係を築くことを目指しています。

企業ポータルの構築を機に、
意思決定支援のためのデータ提供を決断
 同社のビジネスを支えるファンドマネジャーやアナリストが業務を遂行するためには、さまざまなデータが必要です。ニッセイアセットマネジメントでは、投資顧問や投資信託委託業務専用データベース、顧客の基本情報、コンタクト履歴、外部の情報提供企業から購入した金融情報などを複数のOracle上に構築。ファンドマネジャーやアナリストといったユーザーは、これらのデータをAccessおよびExcelを使って、マクロ機能などを駆使しながら抽出、独自に加工しながら利用していました。マクロ機能の作成にあたってはシステム開発部が一部サポートを提供、ユーザーからのリクエストに即応していましたが、本来の業務との両立にいささか悩みもありました。

 2005年、同社は情報流通、情報共有をさらに促進させるインフラとして企業ポータルを構築します。ユーザーへのデータ提供もこのインフラを積極的に活用していこうということになり、ポータルに融合可能なBI製品を探すことになりました。

 実は、同社は過去に一度、単体でBI製品を導入したことがあります。システムインテグレータの勧めにしたがって選択したその製品は、ユーザーに提供するデータを準備するプロセスが難しく、外部の力に頼らなくてはならなかったため、うまく開発・運用のプロセスがまわりませんでした。ニッセイアセットマネジメント株式会社 システム開発部 システム開発室 室長 小森一隆氏は、この経験から、今回は社内で開発・運用が可能な製品の中から選ぼうと考えました。ある製品を候補に挙げて、関係の深いテクニカルパートナーであるアシストに相談したところ、それよりもよい製品があると紹介されたのが、WebFOCUSでした。

Excelとの連携力、充実したグラフ機能、
開発生産性の高さでWebFOCUSを選択
 実際、小森氏の目にもWebFOCUSは最初に考えていた製品よりも魅力的に映ったようです。

 同社の場合、レポートを作ればそれで終わりというわけではなく、そこにユーザーが加工を加えて利用するケースが多かったため、データをExcelに出せる機能は必須といえました。ユーザーの多くはExcelの操作に長けており、このツールで自ら分析を行うことを求めていたのです。必要なデータをWebレポートとして見せられる、Excelにも出せるというのは一番のポイントでした。

 また、グラフ機能が充実していることも大きな要因でした。ユーザーはたくさんの情報を見て迅速に判断する必要があることから、視認性の高さは重要でした。また、データをわかりやすくグラフ化することができれば、顧客への資料としても有効に活用できます。WebFOCUSでは、これが標準機能で実現することができたのです。図1はそうした資料の1例ですが、このレーダーチャートグラフも日付とファンド名を選ぶだけで簡単に作成できます。



小森氏  「選択理由の一番はExcelとの連携機能、次に充実したグラフ機能、そして開発生産性の高さですね。データソースからデータを取ってくるのも、レポートとして作り上げることも容易にできる点がいいと思いました。実際に製品を試用して評価してみましたが、AccessとExcelのみの場合と比べると、平均して開発生産性は1/2以下になるという確信が持てました」

 WebFOCUSのプロセッサライセンス体系も選択を後押ししたといいます。将来的に全役職員で利用することを構想していた同社にとって、ユーザー数の増加に伴うランニングコスト増大がないという点も重要なポイントの一つでした。


エンジニア一人で 
3分野約70種のレポートが7ヶ月半で完成
 WebFOCUSの導入が正式に決まったのは、2006年1月のことでした。システム開発部はさっそくレポートの作成に取りかかります。

 まず着手されたのが投資信託委託業務向けのもので、定型レポートを中心に35種、これは約2ヶ月間で完成しました。

 続いて作られたのが投資顧問業務向けのレポートで、19種が約1ヶ月半で作り上げられました。
 3番目が国内株のリサーチ関連のレポートで、これは14種と数は少ないのですが、複雑なグラフ化を行い、複数の項目からユーザーが選択してレポートを作成できるようになっています。約4ヶ月で開発しました。この国内株に関しては、その後、社内アナリストのレポートが二次稼働時に追加提供されています。

 これらのレポート環境すべてを、たった一人のエンジニアが難なく完成させたといいます。この事実だけを見ても、WebFOCUSの開発生産性の高さがわかります。

 現在のユーザー数は、投資顧問業務で約40名、投資信託委託業務で約40名、国内株リサーチ・運用業務で60名。WebFOCUSのレポートが搭載されたポータルは、厳密なアクセス権限管理を施した上で利用されています。また当初の構想どおり、レポートはWeb向けのものとExcel向けのもの、最初から2通り提供されており、ユーザーはまずWeb向けのレポートを見て、自分なりの分析を行うためにExcel上のデータを加工して利用しているといいます。ユーザー部門でWebFOCUSの利用をサポートしている、ニッセイアセットマネジメント株式会社 運用企画総務部 運用企画総務室 チーフ・ポートフォリオ・マネジャー 三原卓也氏は次のように語っています。

三原氏  「“利益を見たい”“売り上げを見たい”、そういったユーザーの思考に合わせて、柔軟なWebレポートが作成できるのがWebFOCUSのいいところだと思います。マーケットの状況が変わったら、また違うデータソースから違うデータを引っ張ってこられます。そういったことも簡単に実現できます。当社はチームで資産運用を行っているため、みんなで同じ画面を見る場面もあります。グラフが豊富に搭載されたビジュアルなWebレポートは、議論の材料としても重宝されています。」
今回、システム構成としては複数のデータソースからWebFOCUSへリアルタイムにデータを取り込むスタイルを選択していますが、データソースのパフォーマンスにはまったく影響を与えていないそうです。小森氏はテスト導入の際にこの点もきちんと検証し、中間の専用データベースサーバーは不要と判断。これにより環境構築のための導入コストを削減することができました。
当初の利用予定にはなかったものの、WebFOCUSが導入されたことにより迅速な対応がかなった別の業務があります。それは法定帳票の作成でした。ある時、親会社の日本生命保険を経由して金融庁に提出する書類にレイアウト修正が必要であると判明したのですが、そのときには提出期限までもう1ヶ月もありませんでした。

小森氏  「Excelフォーマートでの提出を求められたので、最初はマクロ機能を利用することも考えたのですが、書類を作るための必要なデータを洗い出してみると、それはすべてレポート作成で利用するデータベースと同じものだったので、そこでこれで作ってみよう、その方が速いかもしれないということになったのです。帳票そのものは一週間ほどでできあがってしまい、この製品の可能性の高さを実感しました」(小森氏)

さらなる利用拡大に向けて
社内WebFOCUSエンジニアを増員中
 現在、同社システム開発部では、これからのさらなる利用拡大に向けて、開発・運用体制を強化したいとの意向から、WebFOCUSエンジニアの増員を図っています。

 特に、法定帳票等への迅速な対応はこれからますます増えると小森氏は見ています。Excelのマクロ機能利用は、帳票を作成するユーザーのPCにそのマクロプログラムが保管されることになり、内部統制上好ましくありません。その点WebFOCUSで行えば、迅速に作成できるばかりではなく、システム開発部で一元的にプログラムを管理することができることから、今後もこの分野での利用を進めて行きたい、と小森氏は語ります。

 もちろん、ポータル上のWebレポート環境もますます充実されていく予定です。現在のところ、国内債券が構築対象分野になっており、2008年度の本格稼働をめざして準備が進められているところです。 

 すべては迅速で正確な、そして顧客満足度の高い資産運用サービスを行うために。意思決定の裏付けとなるきわめて重要なデータを提供するレポートインフラとして選ばれたのは、ビジネスの現場を力強く支えるWebFOCUSでした。

■ユーザープロフィール

ニッセイアセットマネジメント株式会社
本社:東京都千代田区丸の内1-6-6日本生命丸の内ビル
設立:平成7年4月
自己資本:約320億円
従業員数:299名(その他派遣社員75名)
URL:http://www.nam.co.jp/

(2006年3月末現在)