インターネットを活用した求人求職情報を中心に、採用だけではなく、入社後の活躍・定着を支援するエン・ジャパン株式会社。
同社では、企業合併を機に浮上した営業支援システムの刷新により、全社規模で提供可能な統合帳票・レポート提供基盤の構築を計画しました。
ここで選ばれたのがアシストの提供するWebFOCUSでした。採用の理由は3つ。Webシステムとして展開できるアーキテクチャの先進性、帳票・レポートの開発生産性の高さ、全社導入が容易なプロセッサライセンス体系です。
導入からほぼ2年。同社の統合帳票・レポート提供基盤は、同社社員の業務に日々役立ち、モチベーションの維持向上に貢献しながら、全社の業績の向上にも貢献するITツールとして浸透しています。
導入のポイント
(1)全社の情報活用基盤として、さまざまな業務を同じインターフェースで活用
(2)売り上げ達成状況をリアルタイムに確認し、業績把握がスピードアップ
(3)現場担当者も満足した表現力の高いアプリケーションを短期間で開発
導入の背景
インターネットを活用した求人求職情報サービスを、求職者の視点に徹底してこだわって提供しているエン・ジャパン株式会社。企業合併を機に浮上した営業支援システムの刷新により、全社規模で提供可能な統合帳票・レポート提供基盤の構築を計画しました。旧システムでは、業務ごとに入り口が分かれ、現場からのデータ要望が上がると、システム部がそのつどレポートを作成し提供していました。新システム成功の鍵は、現場担当者が自らデータにアクセスし、それを自分の必要とする帳票・レポートとして自在に展開できる環境でした。
導入の理由
導入の決め手となったのは以下の3つです。
●Web環境で展開できるシステムであること
すでにWebで展開していた既存の営業支援システムにすぐさま組み込むことが可能でした。
●開発効率が高いこと
すぐれたインターフェースでビジュアルなレポートや帳票が簡単に作成できることに加え、SQLウィザード機能により、既存SQLの再利用が可能なこともポイントでした。
●プロセッサライセンス体系であること
全社使用をめざしており、今後のユーザ追加に柔軟に対応可能であることを高く評価しました。
導入の成果
導入から2年。認められた効果は以下の3つです。
●業績把握のスピードアップ!
月次処理を待つことなく売り上げ達成状況をリアルタイムに把握できるため、迅速に正しいアクションを取ることができるようになりました。
●帳票開発の効率アップ!
複雑な要件のレポートも短期開発を実現。ビジュアル的にも、見栄えにこだわる現場担当者を十分に満足させるものでした。
●BI窓口の一本化で利便性アップ!
必要な帳票に合わせて複数の業務システムを使い分ける必要がなくなりました。
入社後のミスマッチを防ぎたいという想いから
正直かつ詳細な求人求職情報を提供
「仕事を通じた人生の充実」と「人財の採用と活躍による、企業の発展」。これらの実現を真剣に考え、インターネットを活用して求人求職情報サービスを提供するエン・ジャパン株式会社です。
ユーザ200万人を超える情報充実度No.1の総合求人・転職情報サイト「[en]社会人の転職情報」、学生向け就職情報サイト「[en]学生の就職情報」、総合アルバイト情報サイト「[en]本気のアルバイト」、人材紹介会社選びのためのポータルサイト「[en]転職コンサルタント」、人材派遣会社選びのためのポータルサイト「[en]派遣のお仕事情報」など、幅広い情報サービスを展開しています。
営業支援システムの刷新を機に全社規模の帳票・レポート提供基盤を構想
同社では設立から4年目にあたる2003年に従業員数が150名を超え、そのタイミングで本格的な営業支援システムを構築しました。同社ならではの業務ニーズおよび管理要望を満たしたいと自社開発された「Empowerment System」と呼ばれるWebアプリケーションシステムはグループウェアに商談管理機能が合体した独自のものでした。
2004年6月、同社は株式会社 日本ブレーンセンターの新卒採用、教育・評価事業を統合することになり、それを機に新たな営業支援システムを構築することになります。そこで浮上したのが、合わせて提供する全社規模で利用する帳票・レポート開発環境の構築でした。
これまで、同社の帳票出力機能は業務システムごとに分かれており、現場担当者は業務システムそれぞれが有している帳票機能を把握し、それらを使い分けなければなりませんでした。
また、情報システム部にとっても、現場担当者から要望されるとそのつど新しく帳票やレポートの設計を完成度の高い形で行わなければならないという負荷がかかっていました。Webアプリケーションシステム環境が浸透していた同社では、現場担当者がデザインや色、データの表示方法に対してだわりをもっていました。帳票・レポートそのものの要望も複雑で、また必要度合いも緊急の場合が多かったのです。
アーキテクチャ、開発生産性、ライセンス体系でWebFOCUSを選択
現場担当者が自らデータを閲覧でき、それを自分の必要とする帳票・レポートとして自在に展開できる環境があれば、問題は一挙に解決可能です。ここで候補に挙がったのが、アシストの販売するWebFOCUSでした。エン・ジャパン株式会社 管理本部 情報システム部 アプリケーショングループ マネージャー 杉山修氏は、選定の理由を次のように語ります。
杉山氏 理由は大きく3つあります。
1つ目は、この製品がWeb環境で提供されていたことです。当社の営業支援システム自体がWebアプリケーションシステムであったため、連携させやすいと考えました。
2つ目は、開発効率の高さです。WebFOCUSはGUI機能にすぐれ、グラフなども簡単に挿入できるため、ビジュアルなレポートや帳票が作りやすくなっています。また、SQLとの連携機能により、SQLファイルの再利用などSQLスクリプトの編集が行えるため、既存資産を活かしつつ効率的にレポートを作成することができます。
3つ目は、プロセッサライセンス体系です。当時ですでに当社の従業員規模は800名に達しており、帳票を利用する担当者に限っても500名は下りませんでした。ゆくゆくは全社規模で利用したいと考えていましたから、ユーザではなくプロセッサでライセンスが構成され、業務や階層の境なくデータを閲覧できることは非常に重要でした。
こうして、エン・ジャパンにおいてWebFOCUSの導入が決定しました。2006年9月のことです。
実現したのは、業績把握のスピードアップ、
帳票・レポート提供の効率アップと一本化
2006年11月、導入決定から3ヶ月も経たずして、WebFOCUSの活用が始まりました。大幅に改修された新しい「Enpowernment System」と販売管理システムから取得されたデータが、WebFOCUSと同社の標準開発環境であるColdFusionで構築された統合帳票・レポート提供基盤「Web en-gine」を経て、現場担当者に提供されます。「Web en-gine」では、主に検索機能をColdFusionが、出力機能をWebFOCUSが担当しています。
杉山氏は、導入効果に次の3つを挙げています。
杉山氏 第一は、「業績把握のスピードアップ」です。月次処理を待つことなく、売り上げの達成状況をリアルタイムに把握できるため、迅速に正しいアクションを取ることができます。
第二の利点としては、「帳票開発の効率アップ」があります。従来は1帳票、1レポートごとにHTMLベースで開発されていたため、月に1本リリースするのがせいいっぱいでした。それが、WebFOCUSを利用するようになってからは、データ要件が非常に複雑だったにも関わらず、社内開発で1ヶ月4帳票完成し、また外部の協力会社からも3ヶ月で6帳票が納品されたといいます。それらはビジュアル的にもサイトの見栄えにこだわりのある現場担当者を満足させるものだったといいます。
第三には、「BI窓口の一本化」です。WebFOCUSの導入によって、必要な帳票に合わせ複数の業務システムを使い分ける必要はなくなりました。
また情報システム部にとっても、データの要望が寄せられるたび、帳票を緊急に開発しなければならない作業負荷が大幅に軽減されたのです。
このシステムは、今後の以下の3点について拡張が計画されています。それは「帳票のビジュアル化」「経営層への帳票展開」「モバイルへの展開」です。いずれもできればここ1~2年に実現したい、と杉山氏。
ユーザの業務に日々役立ち、モチベーションの維持向上に貢献しながら、全社の業績の向上にも貢献するエン・ジャパンの統合帳票・レポート提供基盤。それを下支えしていたのはアシストのWebFOCUSでした。
(2008年7月現在の取材内容です)
■ユーザープロフィール
エン・ジャパン株式会社
本社:〒163-1320 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー
設立:2000年1月
資本金:9億3,938万円(2008年3月末現在)
従業員数:1,102名(2008年3月末現在)
URL:http://www.enjapan.com/