日々の業務に必要な帳票を迅速に出力する環境をどう実現するか?
選ばれたのは、SAP R/3と良好な親和性、高い性能を誇るWebFOCUSでした。
安定して稼働する帳票出力基盤を低コスト、少ない運用工数で実現。
暮らしを支えるマルチユーティリティー企業として四国をリードする四国電力では、2004年、ERPパッケージSAP R/3の導入とともに、帳票基盤としてレポーティングツールの利用を開始しました。
SAP R/3のバージョンアップを決定した2007年、これに対応可能な新しいツールを模索、選ばれたのがアシストの提供するWebFOCUSでした。決め手は、稼働の安定性、データのアクセシビリティやセキュリティ管理などで発揮するSAP R/3との高い親和性、Excelとの連携性でした。
現在では、同社を中核とする「よんでんグループ」9社(約9,000名)のユーザが利用する帳票出力基盤として、低コスト、少ない運用工数で、安定的に稼働しています。
①業務遂行を支援する帳票出力環境として、常時平均2秒の応答時間を達成
②データアクセスやセキュリティ面でSAP R/3と高い親和性を発揮
③テクニカルサポートが迅速で充実していることが運用成功の秘訣
2004年、グループ全体で活用するための新経営管理システムとしてSAP R/3を採用した四国電力では、その帳票出力基盤としてレポーティングツールを導入。注文書、請求書などのオンライン処理の帳票、売り上げ管理、工事案件管理などバッチ処理で発行する管理帳票、約120種類の定型帳票がこの上で生成されていました。
2007年、SAP R/3のバージョンアップにともなって帳票出力基盤の強化を図ることになり、新バージョンに対応可能な新しい帳票出力基盤の導入を検討することになりました。
WebFOCUSを選択した理由は大きく3つありました。1つめは、SAP R/3にアドオンプログラムを持つことなく帳票開発を行えること、2つめは標準機能でExcelにデータを出力でき、ユーザが2次加工ができること、3つめは適切なユーザに適切なデータを見せるためのセキュリティ機能がSAP R/3との連携で容易に実現できること。また、入念な機能および性能検証の結果、開発生産性、パフォーマンス、アシストのサポート体制なども、同社の評価基準をクリアしました。
2008年8月、WebFOCUSはSAP R/3のバージョンアップに先立つ形で全面稼働を開始。これにより、同グループ9社のユーザが日々活用する帳票出力基盤として安定運用が可能な環境が整備され、常時平均2秒というパフォーマンスを維持できるようになりました。またSAP R/3サーバへの負荷が低減できたことで、担当者の運用工数も大幅に軽減されました。SAP R/3のバージョンアップ完了後は、新規帳票の開発も予定されており、グループ内でのデータ閲覧における利便性が大きく向上すると期待されています。
■四国の暮らしを支えるマルチユーティリティー企業
社会の近代化、情報化が進む今日、電気は私たちの生活にとってなくてはならないライフラインです。
四国電力株式会社は、電力の安定供給やきめ細かな営業サービス、社会貢献や地域共生活動によって、培われてきた安心と信頼感を礎に、エネルギーはもちろん、情報通信、ビジネス・生活サポートまで、多様なサービスをワンストップで提供している四国のリーディングカンパニーです。
同社を中核とする「よんでんグループ」がめざしているのは、明日の暮らしを支えるマルチユーティリティー企業グループ。高品質・確実なサービスの提供や透明性の高い事業運営により、変わらぬ「安心と信頼」を届けています。
■SAP R/3のバージョンアップを機に帳票出力基盤の強化を決断
四国電力では、2004年、新経営管理システムとしてSAP R/3を導入、同時に定型帳票出力を目的として外資系ソフトウェアベンダーが提供しているレポーティングツールを導入しました。
同社には、バッチ処理およびオンライン処理、合わせて約120種類の帳票があり、日次あたり、前者で200回、後者で3000回の帳票出力が、そのレポーティングツール経由で行われていました。それらの帳票は同社および同社のグループ企業9社のユーザで活用されるもので、業務を推進する上でまさに帳票出力基盤といえるほど必要不可欠なものでした。
4年間、その基盤上で稼働を続けてきましたが、2007年、SAP R/3のバージョンアップ計画が決定したのに合わせて帳票出力基盤の強化を図ることとなり、SAP R/3の最新バージョンに対応可能なツールを、新たな視点で模索することにしました。
■SAP R/3との高い親和性、Excelとの連携性などからWebFOCUSを選択
複数のツールを検討した結果、情報システム部が最終的に選択したのは、アシストの提供するWebFOCUSでした。その理由は大きく3つありました。
1つめは、SAP R/3に対してアドオンプログラムなどを追加することなく帳票開発が実現できること。
2つめは、標準機能でExcelに対してデータを出力することができ、エンドユーザが手元でデータの加工が可能であること。
3つめは、適切なユーザに適切なデータを見せるためのセキュリティ機能が、これもSAP R/3との連携で容易に実現できること。
四国電力株式会社 情報通信本部 情報システム部 ERPシステム運用グループリーダー 三野雅仁氏は次のように語ります。
■三野 コスト、開発工数、その後の保守性の観点から、SAP R/3上にアドオンプログラムを付加したり、自社でセキュリティ対策のための作りこみを行うのは避けたいという思いがあり、できるだけツールの持っている機能を活用したいと考えていました。WebFOCUSは当社のこうした要望をすべて満たしており、帳票オプションを利用することで社外に提出するようなディテールの細かい高品質な帳票も作成可能であったため、これを最終候補ツールとして選定しました。
三野氏がWebFOCUSを最終候補ツールと称したのには理由があります。情報システム部では、導入前にしっかりと機能や性能を検証し、十分納得した上で決定したいと考えました。試用版を利用して、システムの開発・保守・運用を担っているグループ会社のSTNetと共同で、実際に定型帳票を数種類開発するとともに、本番に近い環境でそれらのパフォーマンステストを実施し、入念な検証を行いました。
四国電力株式会社 情報通信本部 情報システム部 ERPシステム運用グループ 副リーダー 村上祐之氏は、そのときの様子を次のように語ります。
■村上 試用中は当社が望んだように定型帳票が作れるか、パフォーマンスはどうか、サポート体制はどうかといったことをかなりじっくり検証し、最終的なGOサインを出しました。実際に本番環境の定型帳票開発に携わったのは、入社2~3年目のSTNet若手社員だったのですが、WebFOCUSは習得が容易だったようで特に問題なく開発できましたし、特定の出力でパフォーマンスが低下するといったこともありませんでした。こちらの技術的な質問にもアシストは迅速かつ的確に答えてくれたので、これなら導入しても運用していけるだろうと判断しました。
■低コスト、少ない運用工数で安定した帳票出力基盤を提供可能に
2008年8月、SAP R/3のバージョンアップに先立つ形で、WebFOCUSは同グループ全体の定型帳票出力基盤として本稼働を果たしました。以来、注文書、請求書など購買関連などで発行するオンライン処理の帳票、売り上げ管理、工事案件管理などバッチ処理で発行する管理帳票、合わせて約120種類の定型帳票がこの上で運用されています。
新しい帳票出力基盤は、同社にどのような変化をもたらしたのでしょうか。
まず、帳票出力業務は、平常時、ピーク時ともに平均2秒というスピードを維持できるようになりました。
■浜上 年度末は社員がいっせいにアクセスをするため帳票出力が増加します。われわれERPシステム運用グループでは何か問題が発生するかもしれない、と、万が一の際の対応手続きを整備して身構えていました。ですが、実際には何も起こりませんでした。WebFOCUS導入後、帳票出力基盤に関しては運用に手がかからなくなり、非常に安心しています。
そう語るのは、四国電力株式会社 情報通信本部 情報システム部 ERPシステム運用グループ 浜上輝之氏です。
四国電力株式会社 情報通信本部 情報システム部長 白方博教氏は、今回のWebFOCUS導入で得た利点を次のように語ります。
■白方 これによって、ユーザが高品質な帳票をいつでもスピーディーに活用できる環境が低コストで実現できました。しかも、運用担当者の負荷も低いので喜んでいます。
同社では、2009年5月にSAP R/3のバージョンアップが完了する予定で、それがひと段落したら、ユーザからの要望を受けてさまざまな新規帳票の開発をスタートさせる予定です。これでユーザ側でのデータ閲覧の利便性はよりいっそう高まる見通し。可用性、柔軟性の高いWebFOCUSが、四国電力の帳票活用環境を大きく変革しています。
(2009年2月現在の取材内容です)
■ユーザープロフィール
本社:〒760-8573 香川県高松市丸の内2番5号
設立:1951年5月1日
資本金:145,551百万円
従業員数:4,445名
URL:http://www.yonden.co.jp/