TOP>セミナー/イベント>開催報告>開催報告:個人情報保護法成立から10年今、見直すべき情報漏洩対策のポイントは

開催報告:
個人情報保護法成立から10年
今、見直すべき情報漏洩対策のポイントは

個人情報保護法成立から10年 今、見直すべき情報漏洩対策のポイントは 開催報告


本セミナーでは、2015年に予定されている個人情報保護法改正やマイナンバー法を見据え、差し迫る課題は何か、10年前と今とでは、企業の大切な情報(データ)を脅かす情報漏洩リスクとその対策がどう変わってきたか、今後発生しうる新たな脅威にどのように対応していくのかをご紹介しました。

【基調講演】 差し迫る課題、遅れをとらない対応策とは


牧野総合法律事務所弁護士法人
所長 弁護士  牧野 二郎 様


今、企業において情報を持つ意味と責任が問われています。差し迫っている課題には、個人情報保護法の改正による匿名情報の活用に向けた制度整備や、マイナンバー法による特定個人情報(番号情報)保護の義務化などが挙げられます。

ご講演では、個人情報保護法の改正に至る背景やその問題の本質は何か、企業にとって今何が必要なのか、匿名情報の利活用が企業にとってどのような価値を生み出すのか、またその責任についてなどについてお話いただき、さらにマイナンバー法の目的、立法趣旨から見る個人情報保護法との「生い立ちの違い」、強力な罰則規定についてもご説明いただきました。

最後に牧野氏は、企業は情報を持つことの意味をしっかりと認識する必要があること、明確な戦略を持つこと、情報管理は合理的かつ厳格に実施すること、情報活用は徹底的に行なうこと、そのために情報セキュリティを徹底的に進めることが求められていると締めくくられました。


お客様の「今」から見えてきた、情報漏洩対策の注目ポイント


株式会社アシスト
システムソフトウェア事業部 技術2部  青田 智弘


個人情報保護法成立から10年が経ち、スマートフォン等の新たなデバイスの登場、ワークスタイルの変革、標的型攻撃などの新たな脅威の出現など、企業をとりまく環境の変化とともに、求められる情報漏洩対策も変わってきました。

当セッションでは、過去の情報漏洩事故や情報漏洩対策に向けた従来のガイドライン、統計から見た情報漏洩の原因と経路、最近の事例の傾向を紹介し、「今後どのようなリスクが発生するのか?」という問題を、「個人情報へのアクセス制御」「個人情報の持ち出し制御」「個人情報を持ち出す際の保護」「ID管理」「ログ管理」「IT資産管理」の観点から、それぞれ具体的なリスクと対策のポイントを挙げながら説明しました。


重要情報の外部流出を防ぐために企業が実施すべき具体的対策とは?

株式会社日立ソリューションズ
プロダクトマーケティング本部 マーケティング推進部
主任技師 中川 克幸 様


情報処理推進機構(IPA)発表の「2014年版 情報セキュリティ10大脅威」にも「紛失や設定不備による情報漏洩」が含まれているように、情報漏洩の事件、事故は企業にとって大きな脅威になっています。

ご講演の中で中川氏より、経済産業省による個人情報保護法等の遵守に関する周知徹底の要請や、IPAによる組織における内部不正防止ガイドラインの改訂およびガイドラインの使い方をご説明いただきました。

また、情報漏洩対策の抜け穴として、会社から認められていない個人端末を業務で利用する状態である「シャドーIT」の危険性にも触れ、スマートデバイスによる情報漏洩、テザリングを使ったインターネット接続による情報漏洩への対策として、情報漏洩対策ソフト「秘文」をデモンストレーションを交えてご紹介いただきました。

中川氏は、個人情報保護法の改正までに基本的な対策(制御、暗号化、ログ取得)の実施をされることが重要であると語られました。



会場は満席となり、参加された皆様は熱心にメモを取っておられました。製品ページにて 秘文の詳細 をご紹介しています。こちらもご一読頂ければ幸いです。


関連製品/サービス

情報漏洩対策ソフト「秘文」は個人情報や機密情報の外部流出を防ぐセキュリティ対策ソフトです。

秘文に関するその他の記事

ページの先頭へ戻る