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アシスト運用フォーラム2014 開催報告:
クラウド時代にも役立つ運用ソリューションを一挙紹介

IT運用自動化対策セミナー開催報告


クラウドや仮想環境の利用拡大に伴い、運用管理において新たに取り組むべき課題も顕在化してきました。インフラだけでなく、ソフトウェアの利用形態もオンプレミス、クラウドと多様な選択が可能な今こそ、機能やコスト面だけではなく、適材適所でのソリューション選択や利活用が必要です。

2014年11月20日、「アシスト運用フォーラム2014」が開催され、オンプレミスやプライベート/パブリッククラウドにオープンソースなど、様々な場面で必ず役立つソリューションをご紹介しました。

デモンストレーション・コーナーの様子

デモンストレーション・コーナー

デモンストレーション・コーナーの様子

【キーノート講演】 クラウド時代のサービスマネジメント

テクノ・システム・リサーチ 幕田 範之 様

牧株式会社テクノ・システム・リサーチ
シニアアナリスト 幕田 範之 様


クラウド時代のサービスマネジメント・ソフトウェアやストレージ分野の市場分析を専門とするアナリストである株式会社テクノ・システム・リサーチの幕田範之氏にご登壇いただき、「クラウド時代のサービスマネジメント」と題しご講演いただきました。

 

【A-1】クラウドこそ、サービス品質の追求を
 ~サービスの性能を管理するAPMによる品質管理の手法~

アシスト 山上 宙

株式会社アシスト システムソフトウェア事業部
技術1部 JP1フィールドエンジニア 山上 宙


1994年に販売開始されたJP1は17年連続国内トップシェアを誇る統合運用管理製品です。この度、『クラウド対応強化』と『運用効率化』を追求するため「Version10.5」がリリースされました。

クラウド対応強化では、新製品「JP1/Service Portal for OpenStack」を紹介しました。OpenStackで構築・運用している企業内クラウドの利用者は、直感的で操作性の高いポータルにより、利用者/管理者双方の運用負担が軽減でき、円滑なクラウド運用が可能になります。

また、ジョブ管理製品JP1/AJS3-Managerの新機能により、仮想マシンでの複製対応が可能になるなど、ジョブ管理/統合管理/ネットワーク管理/アベイラビリティ管理/資産管理のカテゴリ毎に新機能とその効果についてご説明しました。
最後に、アシストがご提供するバージョンアップサービス(一期一会)をご紹介しました。

製品ページにて JP1 を紹介しています。是非ご覧ください。

【A-2】基幹業務を支えるジョブ管理基盤の最新動向

アシスト 本間 裕基

株式会社アシスト システムソフトウェア事業部
JP1フィールドエンジニア 本間 裕基


ジョブ管理に求められる要素は、IT環境の変化や業務内容の変化により変遷してきています。

当セッションではお客様アンケート結果をもとに、ジョブ管理製品に求められる「クラウド」、「BCP」、「監査証跡」という3つの優先課題について、JP1/AJSがどのように対応しているか、そして、アシストが考えるジョブ管理業務改善のヒントをお伝えしました。

「クラウド」では、Windows Azure、AWSへの対応、クラウド上でのマネージャ環境の複製について、「BCP」では、ディスクミラーリングへの対応、遠隔地への大容量データ高速転送、「監査証跡」では、本番リリース時の自動証跡管理、ログ出力機能強化による操作ログ管理、運用イベントの可視化・分析・レポーティングを実現するアシストオリジナルソリューション「千里眼」をご紹介しました。

製品ページにて JP1 を紹介しています。是非ご覧ください。

【A-3】クラウドこそ、サービス品質の追求を
 ~サービスの性能を管理するAPMによる品質管理の手法~

アシスト 塩澤 正寛

株式会社アシスト システムソフトウェア事業部
技術1部 塩澤 正寛


「クラウドだから監視はクラウド事業者任せ」になっていませんか。インフラ、OSなどのシステムレイヤの安定稼働が確保できた今こそ、サービスが安定的に運用できているか、品質管理に取り組むチャンスです。

当セッションでは、注目度が増しているAPM(アプリケーション性能管理)によるクラウドでの Webサービスの品質管理手法をご紹介しました。

クラウドの品質を向上させるため、サービスとアプリケーションに対してはパフォーマンス監視/管理、インフラに対しては運用監視が必要です。パフォーマンス監視はアプリケーション性能管理ソリューション「JENNIFER」により、クラウド環境でのアプリケーション運用において重要なレスポンス劣化をリアルタイムに確認、問題発生時の原因切り分けを迅速に対応することが可能です。パフォーマンス管理については負荷テストツール「LoadRunner」が有効です。これらをJP1が運用監視することでAPMを実現し、理想的な品質管理が出来ることをご説明しました。

製品ページにて JENNIFER および LoadRunner を紹介しています。是非ご覧ください。

【B-1】Runbook Automation で解決できる! ~IT運用自動化の第1歩~

アシスト 岡村 卓也

株式会社アシスト システムソフトウェア事業部
技術1部 岡村 卓也


仮想環境やクラウド活用が当たり前の状況で、多忙を極める運用担当者が負のスパイラルを断ち切り、運用改善へとつなげていくためには、オペレーション業務の自動化対応が必須となります。

当セッションでは運用オペレーションの自動化を実現するHP Operations Orchestration(以下、HPOO)を活用した様々な対策・解決策をご紹介しました。

HPOOは5,000を超えるテンプレートと使いやすいGUIで容易に自動化フローを作成することができます。また、アシストオリジナルソリューションであるGUI操作を伴う運用自動化や、インシデント管理対応の自動化についてデモンストレーションをまじえてご説明しました。

製品ページにて HPOO を紹介しています。是非ご覧ください。

【B-2】使ってみてわかった、Zabbixの本当の実力
 ~Zabbixはなぜ、日本の運用現場で受け入れられはじめているのか?~

アシスト 中村 利一

株式会社アシスト システムソフトウェア事業部
技術1部 中村 利一


Zabbixは監視/通知/グラフ、イベント管理がオールインワンで提供される全体的にバランスの取れた、完成度の高いオープンソースの監視ツールです。アシストでは、社内向けVDI 環境をEricomで構築し、その障害監視にZabbixを活用しています。

当セッションでは、アシストの社内導入により見えてきたZabbixの実力をご紹介しました。

最初にアシストのVDI環境構築の経緯から要件定義、Zabbixの仕様、設計や導入についてデモンストレーションを交えてご紹介したあと、導入展開後にあがってきた要望についてご紹介しました。例えば「ログインしているユーザーIDをZabbixで確認したい」、「VDIのリソース傾向を確認したい」、「VDIにログインするWeb画面のステータスを監視したい」、「MAPベースでの監視したい」、などです。それら要望に対する解決策をご説明しました。

最後にZabbixをさらに安心してご利用頂くために、アシストが提供するZabbixの構築支援サービスである「Smart Start for Zabbix」と、「Zabbixサポートサービス」を紹介しました。

製品ページにて Zabbix をご紹介しています。是非ご覧ください。

【B-3】「問い合わせ件数ゼロ」をもたらす
 ~SaaS型サービスデスクツールの活用術~

アシスト 若月 恵介

株式会社アシスト システムソフトウェア事業部
技術1部 若月 恵介


ユーザ問合せ(QA)およびインシデントが増え続けると、システム部員は疲弊し、モチベーションの低下に繋がります。また従来のサービスデスクは発生したトラブルに迅速に対応することでしたが、これからはQAやトラブルが発生しない仕組みづくりが求められています。

当セッションでは、「問合せ件数ゼロ」をもたらすHP Service Anywhere(以下、HP SAW)によりQAおよびトラブル発生を低減する具体策をご紹介しました。

HP SAWは、低コストでスピード導入が可能なSaaS型のサービスデスク製品です。シンプルなGUI、使いやすいWebインターフェイスで直感的な操作が可能です。問合せの内容に応じて、最適な解決策の候補を自動提案してくれます。また、ユーザが頻繁に検索されるキーワードをもとに先回りしてナレッジ化してくれる機能や、ユーザ同士で自己解決を促進する機能により、問合せ件数を低減し、対応時間の短縮を実現することをデモンストレーションを交えてご説明しました。



会場は満席となり、参加された皆様は熱心にメモを取っておられました。製品ページにてJP1および関連製品をご紹介しています。こちらもご一読頂ければ幸いです。


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