TOP>事例>金融/証券/保険>投資信託の正確かつ確実な金融情報公開へNOREN CSとDSを導入した効率的な運用体制で信頼性の高いWebサイトの実現に挑戦する。

投資信託の正確かつ確実な金融情報公開へ
NOREN CSとDSを導入した効率的な運用体制で
信頼性の高いWebサイトの実現に挑戦する。

DIAMアセットマネジメント株式会社

導入製品/サービス…
NOREN Content Server  NOREN Deploy Server  

国内外含めて100以上の投資信託を取り扱うDIAMアセットマネジメント。同社が取り扱う商品および関連資料はWebサイト上で細かく公開されており、社内外から高い信用を得ている。この情報公開を支えているのがNOREN CSとNOREN DSの2つのCMSソフトウェアだ。この2製品が揃わなければ、ホームページリニューアルの成功はなかったというほどの効果があったという。正確性と信頼性が求められる金融市場において、同社の情報発信に対する取り組み、またNOREN CSとNOREN DSの運用が同社にどのような変化をもたらしたのかを探る。

写真左から、原氏、佐野氏、三浦氏、山内氏、末澤氏、原田氏

1. 高い実績と信頼の維持のために必須であった投資信託情報の整備


DIAMアセットマネジメント株式会社は、国内トップクラスの実績を誇る資産運用会社である。

取り扱う投資信託は国内外含めて100以上。1999年の設立から、投資顧問業界における国内の年金資産残高においては国内でも有数の受託実績を誇り、投資信託においても国内上位の資産残高を達成している。

こうした高い実績と信頼を維持するには、取り扱うファンド商品の紹介だけでなく、これらに関連した金融情報を正確かつ、リアルタイムに更新する必要がある。

そのため、同社にとってWebサイトでの情報発信の整備は必須であり、情報発信時の内部統制管理を含むコンプライアンス強化対応は、特に重要な課題となっていた。

「定期的な情報発信を行う事は大切と常日頃から考えていたものの、以前のWebサイトは情報を詰め込みすぎたせいか、とてもわかりづらく、社内からもあまり評判が良くありませんでした。また弊社内の内部統制基準の見直しに併せて対応が必要となってきたこともあり、それらに対応するためWebサイトのリニューアルとシステム化推進を決めました。」と、同社IT企画グループの末澤 創(以下、末澤)氏は振り返る。

2. 手作業での制作が限界に。NORENを導入したが・・・


同社のWebサイトは、IT部門の末澤氏がWebマスターとして牽引してきた。CMS導入前のWebサイトはエンドユーザ部門 の担当者がHTMLファイルを作成し、これを末澤氏がサーバにアップしていたが、HTMLの不備でレイアウトが崩れるなどの技術的な問題や、販売会社が増加してきたことで掲載する情報も多くなり、手作業での対応にも限界が生じはじめていた。

そこでCMSの導入が検討され、2005年にNOREN4 Content Server(以下、NOREN4 CS)を用いて、まずはニュース系などの更新頻度が高いコーナーを中心にサイトリニューアルを行った。

「NOREN4 CSでの運用は開始したものの、NOREN4 CSを導入していないページに掲載するPDFなどは事前に各部門から送ってもらい、IT部門が更新作業していました。販売会社の社名変更や商品が入れ替わるタイミングが休日になる場合は、休日でも出社して対応するケースもありました。そのころ、社内の職務権限規定に基づいた承認ワークフローを整備する必要が出てきたため、実務に沿った運用体制の検討を開始。NORENの承認フローを考慮にいれ、運用しやすいサイト構造の検討を始めました。ちょうど同じタイミングでNOREN4 CSの後継であるNOREN5 Content Server(以下、NOREN5 CS)が発表されていたので、この機会にNOREN5 CSへのバージョンアップを決め、全ページ完全NOREN化を進めたのです。」(末澤氏)

※投信営業の各部は販売会社からの窓口になっているため、エンドユーザ部門と言われている。

3. NORENによる完全CMS化に着手


2回目のリニューアルは2009年11月にキックオフ。まず末澤氏を中心に同社投信営業第一部の佐野氏、三浦氏、企画調整グループの山内氏、原田氏の5名らが中心メンバーとなり、社内プロジェクトチームを発足させた。社内からはそれぞれの部門が取り扱う製品について、新しいWebサイトでもっと紹介して欲しいという声があり、これらの意見を取り入れながら、12月から翌年の1月の約1ヵ月で機能面やサイト構成などの要件定義をすすめていった。

「CMSのバージョンアップとともに、画面上の表示を見直しました。最も気にした箇所はトップページのニュースリリースの部分です。どういう情報をどのタイミングでアップするかも検討し、全社的に意見をもらったりしました。おかげで今のニュースリリースのページはわかりやすいと評判です。」(投信営業第一部 三浦氏)

設計や新デザインでのテンプレート制作も進み、プロジェクトは最後の難関、データ移行を迎える。ソフトウェアは一般的に、たとえ同じ製品であっても、バージョン違いでのデータ移行には細心の準備が求められる。今回のリニューアルにおいてもかなりの労苦を要した。

「Webサイト自体、かなりのボリュームで、ページ数も非常に多かったこともあるのですが、NOREN4 CSとNOREN5 CSではそれ自体のデータ構造もだいぶ変わってしまっていたので、なかなかスムーズにいきませんでした。そこは私どもだけでは対応しきれなかったのでアシストさんには相当無理なお願いもさせていただきました。」(末澤氏)

4. NOREN5 DSの投入が外部ファイル管理・配信を向上


このリニューアルとともに導入されたのが、ファイル配信の一括自動化・管理を行う「NOREN5 Deploy Server(以下、NOREN5 DS)」である。同社サイトで配信されている、各ファンド商品の「交付目論見書」「請求目論見書」「月報」「週報」「運用報告書」や各種投資レポート等はPDFで作成されたファイルを公開している。これらのファイルは曜日ごとにアップするものが決まっていた。特にファンド商品のPDF資料は、販売会社からも直接リンクされているため、固定パスでPDFファイルのみが更新される運用となっている。

また、休日・夜間を問わず、指定した時刻に掲載される事も必須事項であり、なおかつ、掲載前には上長による内容確認も必要等の理由から、NOREN5 CSと同等の操作感を持ち、ファイル管理に特性があり、承認フロー機能等を装備したNOREN5 DSがどうしても必要だった。

導入以前は、これらのPDF資料を手動で配信していたので、IT部門が依頼された対象PDFの更新日等を見て「正しそうだな」と事前目視をするなど、「綱渡り的な運用をしていた」と末澤氏は語る。しかも、PDF掲載後の中身の確認は、アップロード完了後、当日もしくは、翌日の朝一に、掲載依頼者本人が一つひとつ対象のPDFを目視確認していた。

その中で、NOREN5 DSは手動でPDFファイルを(しかも休日対応してまで)配信しなければならないという問題を、一気に解決してくれるものであった。

「当初は、どうしたらこちらが希望するような決まった動きになるか、何度も試行錯誤を重ねました。実際にNOREN5 DSの構築を開始したのが(新Webサイト)公開の2ヵ月前からだったので、公開に間に合わせることができるか不安だったのですが、なんとかギリギリ間に合わせることができ、運用を開始することができました。」(末澤氏)

三浦氏はNOREN5 DSの導入はとても効果があったと語る。「PDFファイルは決まった時間、曜日に公開されることが原則です。NOREN5 DSによって、時間通りに公開することが“当たり前”になってきているので、稀に少しでも遅れてしまう場合があると、お客様から『まだアップされていない』と心配されてしまうくらいなんです。」という。PDF資料が決まった日時に公開されるようになったことで、同社は販売会社からも高い信頼を得られるようになったという。

また、毎週更新されるファイルのバージョン管理がしやすくなったのも、NOREN5 DSを入れた大きな効果であった。

「人的な運用が限界を迎えていた頃にNOREN5 CSとNOREN5 DSがちょうど良いタイミングで揃ってきたので、運用フローを含めた全面リニューアルをスムーズに行うことができ、非常に良かったと思います。」(末澤氏)

5. 各部署がそれぞれの営業活動にあわせてコンテンツ配信


同社のWebサイトの運用には、他社にない大きな特徴がある。

多くの企業では、コンテンツの内容やスケジュールなどは社内の企画部や広報部といった部門が担当することが多いが、同社ではコンテンツの内容や配信スケジュールは、ある特定の部署が統括するわけではなく、すべて各エンドユーザ部門に任されている。これは取り扱う商品それぞれに、発信すべき情報があり、かつ金融市場という日々変化する市場特性に柔軟に対応するためだ。

例えばファンド商品に関連する情報は、エンドユーザ部門の担当だ。エンドユーザ部門は3部門10グループあり、それぞれのグループ内で何を、誰が更新するのか、担当者も決まっているそうだ。

「(Webサイト)公開の2ヵ月前から定期的に研修会を開催していました。ほとんどの人が初めて使うものでしたから、最初はいろいろ苦労がありましたが、システムそのものはとてもわかりやすかったので、直感的に操作でき、すぐに習得できていました。弊社には派遣社員の方もいらっしゃいますが、特に問題なく運用できています。」(投信営業第一部 佐野氏)

一方、企業情報を扱うのは企画調整グループである。

「われわれの部署は企業情報が中心なので、エンドユーザ部門と違い、決まった日に何をアップしないといけない、という厳密な決まりはありませんが、協会ルールや定款などで規定されている情報は決まっていました。これらをきちんと公開することができるという点ではCMSの運用はとてもメリットになっています」(企画調整グループ山内氏、原田氏)

6. 社員間の意識の高さ、牽引役の存在が承認ワークフローを浸透させる要因に


今回のリニューアルとともに本格的に運用されたものに承認ワークフローがある。NOREN4 CSにも承認ワークフロー機能は備わっていたが、当時は手作業でPDF書類等を更新していたこともあり、使っていなかった。

投稿されたコンテンツは、エンドユーザ部門の各上長の承認を経てから公開される。

「いままではIT部門と更新担当者との1対1のやり取りで運用していたところに、上長の承認が入ることになったので、運用当初は戸惑う人も多かったようです。また、上長もいままで携わっていなかった業務ですから、慣れるまでは大変だったと聞いています。ただ、今回のリニューアルは全社員が『変えなければならない』という意識をとても高く持っており、しかもエンドユーザ部門にはそれを推進する牽引役がいました。社員の中でそういう人が出てくると、対応も早く、とてもうまくいくんですね。」(末澤氏)

承認ワークフローを導入したことによって、企画調整グループやエンドユーザ部門それぞれの業務にあわせて部門担当者から上長という通常業務と同様のワークフローでWebサイトの運用が実現した。また、末澤氏のいるIT部門もWebサイトの運用サポートは行いながらも、システム運用など本来の業務に十分に時間を割くことができるようになり、それぞれの業務がうまく回っていくようになった。

7. 災害時の情報配信・管理のルールづくりが急務


現在、同社では英語版のWebサイト制作が進んでおり、今年12月には公開される予定だ。これが公開されることで、NORENによる完全リニューアル化が完了することになる。

また英語版制作以降の取り組みとしては、今年3月に起きた東日本大震災での経験も踏まえ、災害対応時の情報配信や管理について、社内体制の確立とルール作りが急務と考えている。そこで新たに発足した災害対策検討チームとともに、できるだけ早い段階で取り組む予定だ。

今回の同社のWebサイトリニューアルは、単純にシステムをバージョンアップした、NOREN DSを導入したというだけに留まらない。NOREN CSでの運用を長年続けてきたことによる運用ノウハウの蓄積とIT部門のサポート力、そして何よりも社員の中に発生した、Webサイトでの情報発信に対する高い意識と意欲があった。一部の部門、社員だけでの働きではなく、社員一丸となった取り組みがあったからこそ、今回のWebサイトリニューアルの成功につながったといえるだろう。(取材:2011年9月)

会社名 DIAMアセットマネジメント株式会社

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