次期販売・物流管理システム構築で問われた
バッチ処理パフォーマンス。
ヤンマー情報システムサービス株式会社
- 導入製品/サービス…
- Precisely Connect(旧 Syncsort DMExpress)
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農業機械、建設機械、船舶用エンジンなどをグローバルに製造販売するヤンマー株式会社のグループ企業であるヤンマー情報システムサービスは、グループの国内外向けの情報システム構築や運用を担っています。
2003年、ヤンマーグループではメインフレームやオフコンをベースに分散開発していた販売・物流管理システムを、Webアプリケーション化して統合することを決断しました。このWebアプリケーションの夜間バッチ処理を高速に実行するため、同社はメインフレームの運用と同様に、フラットファイルで複雑なデータ加工を高速に処理するSyncsort DMExpressを採用しました。
Syncsort DMExpressの採用により、新しい販売・物流管理システムのバッチ処理プログラムは、日次、月次に関わらず2~3時間で完了、メインフレーム時代よりも高速になりました。稼働も安定しており、担当者の作業負荷を軽減しています。
高い処理性能を評価した同社は、会計システムのバッチ処理プログラムの一部にもSyncsort DMExpressを適用することを決定しました。
導入のPOINT
1. バッチはオンラインから切り離し、フラットファイルでデータ加工
2. バッチ処理時間を大幅に短縮
3. メインフレーム時代のノウハウを活かせる使い勝手の良さ
導入の背景
2003年、ヤンマーグループではメインフレームやオフコンをベースに分散開発していた販売・物流管理システムを、Webアプリケーション化して統合することを決断しました。このWebアプリケーション化で議論されたのが夜間バッチ処理の手法です。高速処理を可能にするため、メインフレーム時代と同様に、データをフラットファイルとしてデータベースから取り出し、データベースの外でデータ加工のバッチ処理を行おうと考えました。これは同社がすでに確立していた、いわば“ヤンマースタイル”。これをWebアプリケーションへの統合後にも採用することにしたのです。
導入の理由
どのようなツールを使ってヤンマースタイルを実現するか。複数の製品を候補に挙げ比較検討した中で同社が目を留めたのが、データ統合アクセラレータSyncsort DMExpressでした。
独自のアーキテクチャにより高速にデータ加工が行え、データ加工の自由度も非常に高いというのが選定理由でした。
評価のために一部のバッチ処理プログラムをSyncsort DMExpressで開発し、実行したところ、期待するパフォーマンスが実現できたことから、正式導入を決定しました。
導入の効果
新しい販売・物流管理システムのバッチ処理プログラムの70%以上が、DMExpressによって開発されました。
同じ内容の処理をJavaで行うと数分かかるところ、Syncsort DMExpressなら1分以内で済み、バッチ処理プログラム全体では2~3時間で完了、メインフレーム時代よりも高速になりました。稼働も安定しており、リトライが発生することはほとんどなく、担当者の作業負荷を軽減しています。
高速かつ複雑なデータ加工力を評価した同社は、会計システムのバッチ処理プログラムの一部にもSyncsort DMExpressを適用することを決定しました。
事例詳細は、PDFをダウンロードしてご覧いただけます。
お客様情報
※お客様情報は取材時の内容に基づくものです。
会社名 | ヤンマー情報システムサービス株式会社 |
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本社 | 〒532-0003 大阪市淀川区宮原4丁目1番14号 住友生命新大阪北ビル12F |
創立 | 1986年9月 |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 170名 |
主な事業内容 | ・ヤンマー(株)およびヤンマーグループ各社が立案、設計、推進する情報システムの開発 ・情報システムの維持、運営 ・情報資源(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク)の調達、運用管理 ・コンピューター関連機器の賃貸借、売買 |
取材日 | 2010年12月 |
関連製品/サービス
Precisely Connect(旧 Syncsort DMExpress)
Precisely Connect(プリサイスリー コネクト)は、高性能なデータ統合(ETL)処理、バッチ処理を簡単に開発できる「最も賢い超高速ETLツール」です。他のETLツールにはない独自の自動チューニング機構「スマートETLオプティマイザ」が、効率性・高速性・信頼性を備えた高品質・高性能の処理を誰でも簡単に開発することを可能にします。※2022年3月24日、Syncsort DMExpressはPrecisely Connectに製品名を変更しました。
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