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キユーピーの働き方改革を支えるグループ共通のデータ基盤にPaxata。業務を徹底的に見直して、データ加工を全面的にセルフサービス化

株式会社トウ・ソリューションズ

導入製品/サービス…
Paxata  

(トップ画像挿入)株式会社トウ・ソリューションズ Paxata 導入事例

<取材協力> (表写真左より)
株式会社トウ・ソリューションズ IT企画室 兼
キユーピー株式会社
  経営推進本部 総務部 業務シンプル化チーム 原田 学 氏
株式会社トウ・ソリューションズ
  取締役 シェアードシステム部 部長 清水 透 氏
キユーピー株式会社
  経営推進本部 総務部 業務シンプル化チーム 担当課長 眞柄 隆 氏

キユーピーグループのデータ活用戦略を主導するトウ・ソリューションズは、分析用データを準備する作業効率の改善とセルフサービス化に向けて、データ・プレパレーション製品「Paxata 」を導入。Microsoft Excel(以下、Excel)でのデータ加工と比較して最大98%の工数を削減し、飛躍的な生産性の向上を実現しました。

株式会社トウ・ソリューションズ

導入のポイント


1.働き方改革にあたり、データ加工が業務のボトルネックになっていることが判明
2.データを必要とする誰もが、自分で簡単にデータを準備できるセルフサービス化を実現
3.データ準備のノウハウをPaxataで共有し、グループ全体で利用


課題

  • 企業のデータ活用の観点から、Excelによるデータ加工の手法そのものを見直す
  • 必要なデータをタイムリーに準備できず、機会損失につながるリスクを懸念
  • 個人のスキルに依存したデータ加工では、ノウハウが共有されず属人化が拡大

対策

  • グループ共通のデータ基盤としてPaxataを導入し、データ加工を劇的に効率化
  • 新しいテクノロジーを採用した課題解決として、データ・プレパレーションに着目
  • ユーザー部門向けにハンズオンセミナーを開催し、データ加工のノウハウを共有

効果

  • データ準備にかかる工数を最大約98%まで削減し、タイムリーな分析を実現
  • グループ内の15以上の部門で、セルフサービス型のデータ準備を開始
  • データを全く新しい方法で扱えるようになり、生産性の向上と働き方改革を推進

システム概要



今まで当たり前だったExcelでのデータ加工が課題に


2005年に株式会社中島董商店とキユーピー株式会社(以下、キユーピー)の情報処理部門が統合して設立された株式会社トウ・ソリューションズ(以下、トウ・ソリューションズ)。キユーピーグループ各社のシステム設計・開発・保守・運用を担うとともに、食品業界における豊富なノウハウを活かして「食の安全・安心」に関わるソリューションをグループ内外に提供しています。

── キユーピーグループのデータ活用の取り組みについてお聞かせください。

以前よりDWHやBIツール等を利用して、社内データの活用環境は整備していましたが、多様化するニーズに対応して安全・安心な商品を提供するためには、社内のデータだけでは不十分になってきました。DWHにはないデータや、外部の統計や購買データなど、社内外のデータを組み合わせたデータ分析が求められるようになってきたからです。しかし、社外データはそのままの状態では利用できません。現場の担当者は、データを活用しようとすればするほど、Excelを使った事前のデータ加工に追われるようになりました。

── データ加工にはどのような課題がありましたか。

Excelでも100万件程度のデータを扱えるようになりましたが、実際には頻繁にフリーズが発生したり、処理中は他の作業ができないなど、簡単には大量データを扱えません。また、複雑な加工になるほど高度なスキルが必要になりますが、マクロや関数を駆使できる人は限られており、属人化も発生していました。新しいデータを入手したら同じ作業をまたイチから繰り返すなど、効率や生産性の課題も顕在化してきたため、グループ全体としての解決が必要でした。

「業務のシンプル化」をキーワードに働き方改革を推進。
中核を担うデータ基盤にPaxataを導入


── 業務のシンプル化では、具体的に何に注目されたのでしょうか。

キユーピーグループの働き方改革では「業務シンプル化」という活動を実践しており、業務の効率や品質の向上、全体最適の標準化を目指しています。例えば、「夢多゛採り(むだどり)」というネーミングの活動では、単にムダを取るのではなく、夢をいっぱい勝ち取りたいという想いを込めています。今回着目したデータ加工も、単なる業務改善にとどまらず、グループ全体のデータ活用の裾野を拡大するという判断から、グループの優先課題として取り組むことになりました。

── 課題解決の手段として、データ・プレパレーションを選ばれた理由をお聞かせください。

データ活用の文化を広げて根付かせるために重視したのは、わかりやすくて誰でも使えること、セキュリティが担保された安全な環境で共有できること、今後も増え続けるあらゆるデータに対応できることです。Excelの達人しかできないと諦めていたデータ加工も、自分たち自身でできると実感してもらえる環境が必要だったのです。

アシストからデータ・プレパレーションという概念を初めて聞き、Paxataで様々なデータが対話形式で自在に加工される手順を見て、これならExcelによるデータ加工の多くの課題を解決できると確信しました。グループ全体は15,000人の大所帯ですから、利用できるユーザー数が無制限で、初期投資を抑えられるサブスクリプションライセンスは、新しい取り組みを始めるには大きなメリットと評価してPaxataの導入を決定しました。


セルフサービスのデータ準備で、最大98%の工数削減に成功


── ユーザー部門への展開では、どのような工夫をされましたか。

トウ・ソリューションズでは、企業価値を高めることを目的に、新技術の研究、課題解決を目指したVUP(Value Up)という活動も進めています。各部門からデータを多く扱う人を募り、データ・プレパレーションの研究活動を開始しました。店舗マスターのゆらぎの補正や、POSデータの加工で検証した結果、Paxataの機能ならデータにかかる課題のほとんどが解決されるという感触を得て、ユーザー部門への展開を決断しました。

展開にあたっては、現場の担当者自身のデータの課題を解決し、成功事例を積み上げてもらうことを重視しました。実際にPaxataを使えるハンズオンセミナーを企画したところ、キユーピー本部だけでも10を超える部門から、グループ全体では130名の申し込みがあり、いかにデータ加工に困っている担当者が多いのかを痛感しました。セミナー参加後はそれぞれの業務での利用が進んでおり、定着に向けたサポートを提供しているところです。

── データ準備は、どのように変化しましたか。

劇的な変化があったのは、POSデータの加工です。Excelのシートが140店舗毎に分かれており、このシート毎に膨大な集計をしていたのですが、Paxataで実施したところ、集計時間が従来の12時間からわずか15分に短縮され、約98%の工数削減となりました。これまで1週間以上かかっていたデータの準備が即日のうちに完了できるようになり、タイムリーなデータ分析に基づいた提案が可能になりました。また、アンケートフォームの集計も60分から5分に短縮され、アンケート結果を利用した判断の迅速化にもつながっています。

現場からの声には、マクロやSQLを実行しないとわからなかった結果が、Paxataでは対話型ですぐにプレビュー画面で確認できる機能に感動する人が多いですね。また、加工手順を登録して再利用できるので、手戻りがなくなったのも嬉しい効果です。複雑で繰り返し行うデータ加工には、Paxataのようなデータ・プレパレーションツールは業務に大きなインパクトがありますね。


RPAやAIとの連携も視野にグループ全体の共有スペースとしての拡張も


── 今後の展望についてお聞かせください。

データ準備のノウハウを共有するスペースとして、Paxataの活用を進めていきます。今回は、Excelによるデータ加工の改善からスタートしましたが、今後はキユーピーグループでのAIの活用とも強力にタイアップして、AIに学習させるための膨大なデータの準備に利用を拡大していきます。さらに、RPAとPaxataを組み合わせたデータ準備の自動化や、POSデータや製造ラインのIoTデータのフル活用など、グループ全体の幅広い分野でデータ活用の推進に役立てていく予定です。


  • 本事例は取材時の内容に基づくものです。
  • 製品内容は、予告なく変更される場合があります。
  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


トウ・ソリューションズ様のインタビュー記事(PDF)はこちら




株式会社トウ・ソリューションズ様へお話をお聞きしたインタビュー記事をPDFでお読みいただけます。


 

お客様情報

会社名 株式会社トウ・ソリューションズ
概要 キユーピーグループ各社の経営および事業部門のICTを推進する企業として、最新の情報技術とグループの業務ノウハウを活かし、お客様のニーズに合わせた食品の製造・販売に関する最適なソリューションを、グループ内外に提供しています。
本社 東京都調布市仙川町2-5-7 仙川キユーポート
設立 2005年4月
資本金 9,000万円
従業員数 124名(2017年11月末現在)
URL https://www.to-solutions.co.jp/
取材日 2018年9月

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Paxata

データ分析にかかる全作業のうち、80%がデータ準備に費やされていると言われています。Paxata(パクサタ)が提供するデータ・プレパレーションは、HadoopやSparkの最新技術を取り入れた分散コンピューティング、機械学習、インメモリ技術をベースとした革新的なテクノロジーですばやくデータを準備し、企業のデータ活用を支援します。ビッグデータやIoT、クラウドなど先進分野でのビジネスチャレンジに求められるデータ準備をまったく新しい考え方で実現します。

  • 今注目のデータ・プレパレーション・プラットフォーム
  • 分析や可視化に必要なデータをすばやく準備
  • Hadoop上のビッグデータ活用に最適なソリューション

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