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機械学習のデータ準備にPaxata!自動車産業の知財事業を最新アナリティクスで支援、オープンデータの収益化を実現

トヨタテクニカルディベロップメント株式会社

導入製品/サービス…
Paxata  

トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 Paxata 導入事例


特許データを企業のミッション遂行の判断に資する技術情報としてコンテンツ化し、配信するサービス「swimy」を提供するトヨタテクニカルディベロップメント。データ・プレパレーション基盤としてPaxata を採用し、調査・分析業務の効率化やコンテンツ作成の自動化を実現。オープンデータを価値ある情報コンテンツに昇華させ、収益化に成功しています。


導入のポイント


1.機械学習のデータ準備にPaxataを活用。調査・分析業務を自動化
2.手作業やVBAによるデータ加工をリプレース。データ準備の工程を可視化し属人化を解消
3.難易度の高いオープンデータを自由自在に扱い、自社のノウハウを付与した情報サービスとして事業化


課題

  • 大容量のコンテンツを短時間で作成・配信するには、手作業によるデータ処理の手法では限界があった
  • 形式の異なる多様な特許データを大量に扱うには、VBAを使ったプログラミングではパフォーマンスに課題があった
  • 特許情報は更新頻度が高く、データの加工履歴やバージョン管理が煩雑だった

対策

  • 機械学習用のデータの前処理・後処理をPaxataで実行し、コンテンツ作成を自動化
  • プログラミングの知識を必要としない、明瞭でわかりやすい加工プロセスを確立
  • データ加工のプロセスとバージョンをプラットフォームで管理し、組織で共有

効果

  • コンテンツの配信・更新に関する工数を約80%削減し、タイムリーに情報を発信
  • データ加工の自動化と加工プロセスの見える化によって属人化を解消し、標準化を実現
  • デスクトップ環境での個人作業をプラットフォーム上の共有作業に置き換えることで、データのガバナンスを実現

コンテンツ作成のプロセスを自動化



新規事業の立ち上げにあわせてコンテンツ作成を自動化


「何を知らないのかを知る」をコンセプトに、2018年にリリースしたトヨタテクニカルディベロップメントの新サービス「swimy(スイミー)」。国内外の膨大な特許情報を最先端のコンテンツに変え、自動車業界の開発戦略や意思決定に役立てられています。

── swimyについて教えてください。

たとえば、メーカーA社の開発担当者が競合他社の開発動向を調査する時、「〇〇の技術について調べよう」と調査を開始するのが一般的です。しかしもし、調査対象にならなかった別の技術がA社の脅威になるとしたら?この調査方法では予見できません。swimyではこのようなリスクを未然に防げるよう、顧客が必要になる情報を先回りしてピックアップし、配信する革新的な技術情報配信サービスです。

── サービスのリリースにあたり、どのような課題がありましたか。

清水 大樹 氏

swimyでは、ライドシェアや量子コンピュータなど、年間100にのぼるテーマの特許情報を調査し、グラフなどを使って競合各社の動向を可視化し配信する予定です。特許情報は公開される更新頻度が高いため、swimyで最新情報を提供していくには、非常に短いスパンで大量のデータをコンテンツ化する必要があり、人手に頼った方法では限界を迎えていました。そこで注目したのが、AIを採用したコンテンツ作成の自動化でした。

既に導入していた機械学習自動化プラットフォームDataRobotで、特許データの調査・解析を自動化できないかと検討したものの、データの準備や整理、管理に大変な手間がかかることが課題になりました。また、大量の特許データを処理するにはExcelやAccessのVBAを使っていたのですが、メンバーにとってプログラミングは専門領域ではないこともあり、なかなか難しい状況でした。

そこで、従来からお付き合いのあったアシストに相談したところ、紹介を受けたのがPaxataだったのです。


機械学習のデータ準備にPaxataを導入


── Paxataの印象はいかがでしたか。

初めて見た時は、インターフェースがスプレッドシートになっていて、Excelのようで使いやすそうという印象を持ちました。GUIの簡単な設定だけで、ExcelやAccessのマクロで動かしていた処理を実行できるため、エンドユーザー向きで部内での利用に適していると考えました。大量データの加工も簡単に自動化でき、PaxataのAPIを使えば、様々なデータベースやツールとも連携しやすい点もメリットだと感じました。

── Paxataの採用にあたり、どのような役割を期待されましたか。

まずは、分析に必要なデータを様々なシステムから収集してためるデータ基盤としての役割に注目しました。機械学習の利用では、DataRobotに学習させるための教師データの準備と、DataRobotが予測したデータの後処理にPaxataを活用するという使い方です。

また、作成したデータのバージョン管理にも大きな期待を寄せました。手作業でのデータ加工では、データを更新するたびに手作業でバージョン管理をしなければならず、作業効率やガバナンスの面で有効な解決策が見つかっていませんでした。Paxataなら自動で加工手順を記録し、バージョン管理をしてくれますので、データ管理のプラットフォームとしても非常に便利で有用だと判断して導入を決定しました。


100だった工数がゼロになった!劇的な効率化を実現


── Paxataの活用で、どのような効果がありましたか。

小田 紘之 氏

大きな導入効果は、コンテンツ作成から配信準備までのプロセスを自動化できたことです。膨大な特許データを収集して、swimyのコンテンツとして配信するまでの工数は、従来の人手をかけていた作業と比較すると100だったものがゼロになったと言えるほど、劇的な業務の効率化を実現できました。

また、長年の課題だったバージョン管理は、期待を超える効果を発揮しています。従来はフォルダ単位でデータを保存・管理していたので、1つ前のバージョンを探し出して、アップデートしていくという煩雑な処理を行っていました。データを正確に管理できるようになったのは、Paxataを導入した大きなメリットですね。

さらに、Paxataによって業務の標準化も実現できました。従来、VBAでのデータ加工は、加工した本人以外のメンバーからは自動化している部分のフローが見えにくいという課題があったのですが、Paxataを使うことで、どういう工程でどのようなデータの準備がされているのか、かなり明確になりました。

Paxataは大規模なデータも高速でパフォーマンスよく処理できるので、社内からの評価も非常に高いですね。DataRobotによる機械学習を含め、swimyのコンテンツ作成業務の自動化が回り出したのはPaxataのおかげだと思っています。


自動化で創出したリソースで、さらなる事業強化へ


── Paxataの導入にあたってサポートはいかがでしたか。

アシストのサポートについては、非常に満足しているという一言に尽きます。当社は自動車関連企業ということもあり、ITセキュリティの基準やルールが非常に厳しいのですが、IT部門との調整にもアシストの担当者に積極的に入ってもらい、情報提供や提案を受けながら導入を進めました。導入してからも毎月のように通ってもらい、使い方などの支援や、自動化に役立つAPIの利用方法についての質問にも丁寧に答えてもらえ、非常に助かっています。

── 今後の展望についてお聞かせください。

今回のswimyの新サービス立ち上げにあたり、業務の自動化を実現できました。お客様からは、先回りして価値ある情報を得られるようになったとサービス強化の面でもご評価いただいています。私たちとしては、この自動化によって創出できたリソースを、新たな価値を生み出すテーマ選定や特許検索など、よりコアな業務に注力していきたいですね。

また、自動化の範囲をさらに拡大し、お客様からご依頼を受ける特許の調査解析にも適用したいと考えています。今回のswimyで培った自動化の手法を持ち込むことになりますので、Paxataの活用が欠かせません。年間数百におよぶ依頼件数がありますので、自動化のインパクトは大きな意義があると期待しています。


<取材協力>
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社
  IP事業本部 第2コンサルティング事業部 ビジネスソリューション開発室
  グループ長 清水 大樹 氏
        小田 紘之 氏


  • 本事例は取材時の内容に基づくものです。
  • 製品内容は、予告なく変更される場合があります。
  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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お客様情報

会社名 トヨタテクニカルディベロップメント株式会社
概要 知的財産(IP)事業と計測制御事業に特化した企業として、世界的自動車メーカーであるトヨタ自動車およびトヨタグループをサポートし、その競争力と開発力の基盤を支えている。2018年にサービス提供を開始した「swimy」はグッドデザイン賞を受賞。
本社 愛知県豊田市花本町井前1番地9
設立 2006年4月1日
資本金 5.5億円
従業員数 962名(2018年4月1日現在)
URL http://www.toyota-td.jp/
取材日 2018年12月

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Paxata

データ分析にかかる全作業のうち、80%がデータ準備に費やされていると言われています。Paxata(パクサタ)が提供するデータ・プレパレーションは、HadoopやSparkの最新技術を取り入れた分散コンピューティング、機械学習、インメモリ技術をベースとした革新的なテクノロジーですばやくデータを準備し、企業のデータ活用を支援します。ビッグデータやIoT、クラウドなど先進分野でのビジネスチャレンジに求められるデータ準備をまったく新しい考え方で実現します。

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