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“データを必要とするのは何より現場”
早くからデータ活用が浸透していた企業風土になじんだのは、
「オペレーショナルBI」のWebFOCUS。

麻生セメント株式会社

導入製品/サービス…
WebFOCUS  

※麻生セメント株式会社は、平成25年1月に麻生ラファージュセメント株式会社より社名変更しました。
 以下は、2008年7月の取材記事です。

決め手は開発生産性の高さとエンドユーザにとっての使いやすさでした。

 創業より約140年の伝統を有する株式会社麻生のセメント部門と、建材業界の世界的リーダーであるラファージュ社の合弁により誕生した麻生ラファージュセメント株式会社。

 同社では、ラファージュグループにおけるビジネスプロセス標準化を契機に、ERPパッケージを導入。それと同時にユーザに対してデータを統合的に提供するレポーティング基盤の選定も行いました。選ばれたのはアシストの提供するWebFOCUS。理由は、レポート開発の生産性の高さとユーザにやさしい操作性。そして、何より“データを一番必要とするのは現場”と考える同社が、WebFOCUSのコンセプト「オペレーショナルBI」を支持したことでした。現在では、ラファージュグループも一目置く、先進的な統合データ活用基盤が完成。データを見ながらアクションを起こす機敏な企業風土がすっかり定着しています。

導入のポイント

導入の背景

株式会社麻生のセメント部門と仏ラファージュ社との合併により誕生した麻生ラファージュセメント株式会社。合併の際、ITを含めたビジネスモデルをラファージュグループのビジネステンプレートに合わせること(ERPの再構築)が決定しました。

新ERPシステムが本番稼働する段階で、データ参照ができる仕組みがないと現場担当者の業務に支障をきたし、品質を落とすことになりかねないと危惧。現場の人間になるべく負荷をかけずに、従来よりも高いクオリティで自由にデータを見られる仕組み作りの検討を開始しました。

導入の理由

最前線で働く現場担当者の業務効率を上げること。それこそが企業の成長に直結するポイントだと考える同社の企業風土と、WebFOCUSのコンセプト“オペレーショナルBI”が一致しました。

何よりも評価されたのは、レポートの開発生産性の高さでした。すぐれたGUI開発環境があり、これを利用することで現場担当者から見たいといわれたデータを簡単に提供できる環境が容易に構築可能だろうという確信が持てたのです。

また、日ごろからアシストの営業活動に信頼を置いており、彼らの勧めるものならまちがいないだろうという予測ができたことも大きな選択理由の一つでした。

導入の成果

実際の開発では、簡単なものなら2時間程度で、複雑な要件のレポートでもヒヤリングを含めて2週間程度で完成する生産性の高さを発揮。現在では、WebFOCUSによるレポート作成は、営業、財務部門ばかりではなく、物流、購買、在庫、品質管理部門にまで広がっています。これにより、経営状況を測るさまざまなKPIを適切なタイミングで分析可能になり、フレキシブルな経営戦略策定環境が実現しました。

同社ではさらなる業務効率アップのため、オフライン分析環境「アクティブレポート」も導入。今後はWebFOCUSを全社情報活用基盤としてさらに幅広い場面で利用していく予定です。

“伝統”と“世界規模”の合体で生まれたグローバルなセメント製造会社

 創業より約140年の伝統を有し、西日本を中心に高い知名度を誇る 株式会社麻生(旧麻生セメント株式会社)のセメント部門と、建材業界の世界的リーダーで76カ国に進出しているフランスのラファージュ社。両社の合弁により誕生した企業、それが麻生ラファージュセメント株式会社です。

 会社設立は2001年。セメント生産においては、合弁会社設立以前からリサイクル資源を積極活用し、いちはやくISO9001(品質マネジメントシステム)とISO14001( 環境マネジメントシステム)を取得して、品質に厳しく環境にやさしい生産管理体制を敷き、誕生から3年で業界トップの営業利益率を達成しています。

基幹業務システムのダウンサイジングを機にデータ活用が進行

 20世紀終盤、企業ITの世界ではダウンサイジングが一つの潮流となりました。麻生セメント株式会社時代の10年前、クライアント/サーバ型の販売管理システムを導入することになり、そのタイミングでデータ活用のシステム化が計画されました。情報システムグループは自ら販売データ参照システム(以下、SDR)とよばれるデータ活用システムを構築。その後、ERPパッケージの会計システムを導入して、財務データ参照システム(以下、FDR)も構築。このあたりから、データを参照・活用することを業務の手助けとする企業風土は醸成されていきます。

 ラファージュグループで全世界的にビジネスプロセスの標準化が決まり、同社でも基幹業務システムとして利用するERPパッケージの適用分野・コード体系を見直すことになりました。

 ここで問題になったのが、ERPパッケージと連動して稼働する周辺システムをどう移行するかということです。その中には当然、SDR、FDRも入ります。今回のERP再構築は同社として非常にエネルギーの要するプロジェクトで、周辺システムまで一から社内開発する時間の余裕はないため、パッケージ製品の導入を検討します。  麻生ラファージュセメント株式会社 財務管理部 情報システムグループ マネージャ 林田亮輔氏は当時を振り返ってこう語ります。
林田氏 すでにERPパッケージとの間でデータ連携するためのEAIツールはありました。また、参照用データ表示のベーステクノロジーして、OracleのMaterialized Viewが有効なこともわかっていました。そこで、コストパフォーマンスの高いデータ活用ツールを使いたいと思ったのです。

レポート開発、ユーザ操作の“簡単さ”が評価されたWebFOCUS

 林田氏は、WebFOCUSのことを最初は帳票作成ツールとだと思っていたそうです。デモンストレーションを見るうちに、これはデータを分析するための基盤に向いていると思うようになりました。

 何より気にいったのは、レポートの開発生産性の高さです。WebFOCUSなら画面設計を行う必要はなく、データ抽出のためにSQL文を記述することもありません。現場担当者から見たいといわれたデータを簡単に提供できる環境が、これなら構築可能だという期待が持てました。

 その簡単さを現場担当者も享受することができました。基本的には、検索条件を選んで実行ボタンを押すだけ。林田氏は選定理由をこう語ります。

「アシストの説明してくれたWebFOCUSのコンセプト“オペレーショナルBI”というのがいいな、と思いました。仕事でデータが一番必要なのは、営業などいつも現場の最前線。そこでデータを活用していかに効率よく仕事を回していけるか。それこそが企業の成長に直結する重要なポイントだと考えていたので、深く共鳴できました」

 アシストの営業活動に日ごろから大きな信頼を置いており、彼らの勧めるものならまちがいはないだろうという確信もありました。

WebFOCUSによるタイムリーな分析で柔軟性の高い経営戦略策定環境が実現

 2005年12月、ERP導入プロジェクトの一環としてWebFOCUSの導入が決定しました。

 いざ開発を始めてみるとレポートは次々と完成していきました。簡単なものなら2時間程度で、要件の非常にこみいったレポートでも、現場担当者とのやりとりをまじえて2週間程度でできあがったのです。結果として2006年9月には無事に、「ラファージュ麻生セメント データ参照システム」(以下、LDR)と呼ばれるデータ活用のための統合基盤が完成しました。

 現在では、これまですでにデータ活用が行われていた営業、財務ばかりではなく、物流、購買、在庫、品質保証まで展開部門が広がり、63のレポートが提供され、業務管理を必要とする現場担当者約50名がこのシステムを利用しています。基幹業務システムがERPパッケージで統合されたことにより、管掌部門の異なるデータを連携させた複雑なレポートも作成可能になりました。

林田氏 「WebFOCUSによって、経営状況を測るさまざまなKPIを適切なタイミングで分析することができるようになり、フレキシブルな経営戦略策定環境を実現しました。」

アクティブレポート、リソースアナライザの導入でデータ参照の現場をさらに活性化

 2008年6月、同社では新たに「アクティブレポート」などWebFOCUSのオプション製品を導入しました。WebFOCUSアクティブレポートは、オフライン環境で高度な分析を可能にするものです。

林田氏 「一番大切なことはLDRの利用を停滞させないことで、そのためには新しい機能をどんどんリリースすることも、現場担当者を刺激するためには有効。アクティブレポートは、まさにそのために導入しました。これからも“WebFOCUSでここまでできるんだ”というところを見せていきたいですね。」

(2008年7月現在の取材内容です)

会社名 麻生セメント株式会社
本社 〒814-0001 福岡市早良区百道浜2丁目4番27号AIビル11階
創業 1872年
設立 2001年8月1日
資本金 1億万円
社員数 189名(2012年12月末現在)
URL http://www.aso-cement.jp/

関連製品/サービス

WebFOCUS

WebFOCUSは、社内外のユーザに情報を届け、情報活用を定着させるBIプラットフォームです。現場のビジネスユーザから経営者、顧客やパートナーまで、あらゆる人がいつでも、どこでも、必要な情報をリアルタイムに活用できる“オペレーショナルBI”をベースコンセプトに、ユーザが“使いやすい”情報活用環境を実現します。

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