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NORENを使用し、全社共通のプラットフォームを構築。

村田機械株式会社

導入製品/サービス…
NOREN Content Server  


村田機械は、NORENを使って社内ポータルを構築し、営業情報の日次更新や、仕事残の消し込み機能を導入するなど、成果を上げている。村田機械の情報システムグループ会社である、ムラテック情報システムの常務取締役 清水勲氏、入倉貴信氏に聞いた。

※今回の取材は、ムラテック情報システムのお二人に、村田機械での情報化の取り組みについて聞きました。読者の理解の簡便を図り、文中での社名は「村田機械」に統一しました。

1. 村田機械の概要


村田機械の概要について教えてください。

村田機械は、「ものを作る機械や、ものを運ぶ機械を作っている会社」です。

第一に「ものを作る機械」。村田機械には、工作機械、ロジスティクス機器、繊維機械など各種事業部があります。最近好調なのは、糸を作る(撚る)機械を作っている、繊維機械の事業部です。第二に「ものを運ぶ機械」。ロジスティクス事業部では、半導体の搬送機械、空港の手荷物搬送機械、郵便局での仕分け機械などを作っています。

このように大きな機械を、受注生産で作っているのが村田機械です。設立は、1935年。2006年度の年商は連結で1,565億円です。

2. 村田機械では現在NORENをどう活用しているか


村田機械では現在NORENをどのように使っていますか。

村田機械は、NORENを使って社内ポータルの構築、更新を行っています。社内ポータルでは、全社共通の情報と各事業部の独自情報を一つの画面で同時に閲覧することができます。

3. 村田機械の社内ポータルの特長


この社内ポータルの特長を教えてください。

村田機械の社内ポータルの特長は、以下の3点です。

4. 社内ポータルの特長その1 「仕事残の消し込み機能」


順にお聞きします。社内ポータルの特長その1、「仕事残の消し込み機能」とは具体的には。

「仕事残の消し込み機能」とは、管理職が部下からの申請に対し、次々と判断を下すための機能です。管理職が未決申請を溜めると、部下の仕事がストップし、会社全体の業務も停滞します。そういうことが起きないよう、社内ポータルのトップページ中央左の「申請・承認残」の欄で、「あなたの仕事はこれだけ残っています。早く判断を下さないと部下や会社に迷惑をかけますよ」と知らせます。

「仕事残の消し込み機能」の役割の一つは「管理職の尻たたき」、もう一つは「うっかり忘れ防止」です。かつては部下からの承認依頼が、電子メールでどんどん届いていました。メールへの対応となると、どうしてもヌケ、モレ、うっかり忘れが生じます。仕事残の形で、消し込める方が親切です。

以下の図の場合は、出張精算残と稟議決済残は0件ですが、承認残が7件、資材都度手配承認残が1件残っています。

5. 「仕事残の消し込み機能」は、具体的にどう使われるか


利用者は、「仕事残の消し込み機能」を、どのように使うイメージでしょうか。

管理職は、朝、出勤してパソコンを開いたら、まず社内ポータルにアクセスして、仕事残がいくつ残っているか確認します。その場で判断できる事項に対しては、ただちに可否を決めます。役員や管理職は、海外出張の時もパソコンを持って行きます。海外から社内ポータルにアクセスして、仕事残を消し込みます。

仕事残をトップページの目につく場所に載せるのがミソです。この時の仕事の動線は「社内ポータルを起動する → すぐに仕事残が目に入る → やらなきゃと思う → 承認作業を始める」となります。これなら人は動きます。システムが良い意味でお尻を叩いているからです。

一方、承認システムがページの奥深くに存在する場合、仕事の動線は「承認の仕事をしようと思い立つ → 社内ポータルを起動する → 承認システムのページに行き、承認作業を始める」となります。この動線では人は動きません。人間は、面倒な仕事は後回しにしたいと思うもの。その人間が、「承認の仕事をしようと(いきなり)思い立つ」状況は、あまり生じないでしょう。

6. 社内ポータルの特長その2 「社長から社員への情報発信が容易になった」


社内ポータルの特長その2、「社長から社員への情報発信が容易になった」とは。

今回の社内ポータルにより、社長が社員全員に何かを伝えたいと思い立ったときに、ネットを使って、すぐに伝えられるようになりました。

例を挙げて説明します。この8月17日にも、「コンプライアンス・内部統制について」のお知らせが、社長からのメッセージという形で社内ポータルに掲載されました。

この原稿は、社長が草稿を書き、それを業務支援本部のコンプライアンス・リスク管理事務局が文章としてまとめ、その後、リスク管理事務局の社員がNORENを使って社内ポータルに掲載しました。我々情報システム部門の知らないところで作業が進み、気がついたら掲載されていました。

このように社長の意志をスムーズな作業動線で社員全員に知らせることができる。そういう仕組みを確立できたことは、大きな進歩です。

7. 以前は、「社員の内職」が社内の情報共有を支えていた


このような「社長からのメッセージ」は、かつてはどのように社内に伝えていたのですか。

昔はアナログの手段を用いざるを得ませんでした。講堂に全社員を集めて話をする。社内掲示板に張り紙を出す。あるいは社内報に文章を載せるなど。いずれの方法も、手間がかかり、情報伝達まで時間もかかり不適切でした。

その後、電子メールの活用が一般的になり、社長メッセージもメールで全社員に通知されるようになりました。それでも運用には問題が残りました。

入倉氏 かつて私は、社長の年頭挨拶が、年明けに社員全員のメールボックスに届いているよう、年末に出勤して送信のセッティングをしたことがあります。社員全員に、メールを一斉送信すると、メールサーバがパンクするので、100アドレスずつ分割し、手作業で順に送信しました。年末に一人で出勤してメールを送り続ける作業には、正直めげました。とはいえ、社長メッセージの送信は重要な仕事であり、管理部門に内々に頼まれたことでもあったので断れませんでした。

清水氏 入倉さんの本業は、ネットワーク構築と運用で、社内に貢献することです。しかし、運用の仕事をしていると、さっきのメール送信のように、つい色々な雑務を頼まれてしまう。この状況は正すべきだと考えました。

入倉氏 清水さんには、「内職はやめろ。ヤミで仕事を受けるな」と、よく叱責されました。

清水氏 仕事は、表舞台で堂々とやるべきです。裏から来る雑務は引き受けるべきではありません。今回NORENにより、社内ポータルを構築した意義の一つは、「情報共有を、雑務を通じてではなく、ITを通じて実現できるしくみを作ること」でもありました。

8. 社内ポータルの特長その3 「各事業部の売上げや営業利益が日次で把握できる」


「各事業部の売上げや営業利益が日次で把握できる」とは。

社内ポータルは、各事業部の基幹システムと連携しています。以下の図のとおり、各事業部の売上げ数字が日次で集計、表示されます。表示される項目は、前々月営業利益、前月末までの売上累計、今月の売上げ、今期売上累計、年間売上げ目標などです。受注残や受注の数字も分かります。このデータを通じ、会社全体で営業数字を共有できます。社員全員の数字に対する意識が高まります。

また、役員が社内ポータルを開いた場合、この経営会計情報が一番最初の画面に出ます。NORENでは、閲覧者の職務属性ごとの画面調整も可能なので、その機能を活用しました。

9. 社内ポータルのその他の機能


社内ポータルのその他の機能についてお聞かせください。

社内ポータルには、今まで述べた機能の他、販売、資材購買関係の稟議書システムのリンクや、電話帳、会議室の空き状況、社内報の電子版の表示などが備わっています。

10. 村田機械が、社内ポータルのCMS化を検討するようになった経緯


村田機械が、社内ポータルのCMS化を検討するようになった経緯をお聞かせください。

まず10年前。当時はNotesで全社掲示板を作っていました。約5年前から、そこに各事業部の事業部ポータルが加わりました。しかし、「全社掲示板 + 事業部ポータル」の体制では、社員は、自分の事業部の社内ポータルは見ても、全社掲示板はほとんど見ません。良くないこととはいえ、無理からぬことでした。人間は、自分の受け持ち範囲にしか興味がないのが普通ですから。

この事態はよびかけでは打破できない。何らかのしくみで改善するほかないなと思っていました。そんな折、アシストのセミナーで、ソニーEMCSのNOREN活用事例の講演を見て、感心しました。このやり方はいいなと。

入倉氏 私もその時、いっしょに講演を聴いていました。清水さんから、すぐに真似しろと言われました。

11. ソニーEMCSの社内ポータル事例に感心した


ソニーEMCSのNOREN活用事例のどこに感心したのですか。

ソニーEMCSの社内ポータルのトップページでは、「全社共通の情報」と、「事業部固有の情報」が一画面に収まっており、感心しました。これなら、自分の事業部の情報にしか関心がない社員にも、先に述べたコンプライアンス通知など全社員にくまなく通知しなければならない情報を、無理なく告知できます。

ただちにNOREN導入を決め、実装に移りました。2006年11月のことです。

12. 社内ポータルをNORENにより、どう実装したのか


社内ポータルを、NORENによりどんな手順で実装したのかをお聞かせください。

以下の手順で実装しました。


13. 社内ポータルの浸透度、NORENへの評価


社内ポータルは、社内にどのぐらい浸透したと考えますか。

社内ポータルは、全社に浸透したと考えています。社長からの重要な連絡はここに載りますし、仕事残もこのサイトを見ないとわかりません。この社内ポータルは、好き嫌いを越えて、使わざるを得ないサイトです。

NORENへの評価をお聞かせください。

以下の三点が評価に値します。 第一に、「コンテンツ登録とデザインが分離できる」こと。各事業部のコンテンツ登録者の負担が減ります。

第二に、「安定性」。一度、立ち上げれば、安定して動きます。落ちません。問い合わせ対応や臨時トラブル対応など「内職っぽい仕事」が減ります。

第三に、「サイトの作りやすさ」。共通テンプレートを使い回せます。普通のHTMLと違い、いろいろなことが自動で実現できます。

14. 村田機械のシステムのWeb化の歴史


今回の社内ポータルでは、営業情報が日次で更新される点が驚きです。村田機械ではシステムのWeb化に以前から取り組んでいたのですか。

まだWebシステムがメジャーでなかった1997年に、WAS(Web Application Server)で開発し、その後、社内システムWeb化に取り組み続けてきました。2002年にはホストコンピュータを撤去しました。WebEngine3.0が完成し、社内システムをすべてWeb化しても大丈夫だと確信が持てたからです。以来、社内システムはすべてWebベースです。このような土台があるので、今回の社内ポータルに、営業情報を日次で表示することも比較的容易でした。

15. 今後の期待


NORENとアシストへの今後の期待をお聞かせください。

今回、NORENを使って、全社共通の情報プラットホームを構築することができました。大きな前進です。有り難うございました。アシストには、今後もすぐれた技術とサポートを継続提供していただき、村田機械の情報共有を下支えしてほしいと願います。今後も、良い関係を続けていきましょう。

※ 取材日時 2007年8月
※ 取材制作:カスタマワイズ

会社名 村田機械株式会社
URL http://www.muratec.jp/

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