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戦略的な情報をタイムリーに活用するツールとして
QlikViewを採用
本格的なデータ分析を通じて新たな発見を促進

丸美屋食品工業株式会社

導入製品/サービス…
QlikView  


“従来、担当者の主観に依存していた利益分析も、データに裏付けられた確かな情報として把握できることで、新たな発見が促進されることを期待しています。”

丸美屋食品工業株式会社
情報システム部 情報システム課
係長 中島俊浩氏


ふりかけ市場でトップの総合食品メーカー


丸美屋食品工業は、前身である丸美屋食料品研究所(昭和2年創業)の事業を継承し、ふりかけ専業メーカーとしてスタートしました。80余年にわたり、「今日もおいしく」をコンセプトに、そして手頃な価格での提供をモットーに、家庭の食卓に便利でおいしい食品を提供することで、総合食品メーカーとして成長してきました。ふりかけのトップメーカーである同社は、創業以来、「のりたま」、「麻婆豆腐の素」、「釜めしの素」など多くのヒット商品を生み出し、各市場でのナショナルブランドメーカーとして高く認知されています。のりたまをはじめとする「ドライふりかけシリーズ」、おむすび作りに便利な「混ぜ込みわかめシリーズ」、毎日のごはんを彩るおいしさで親しまれています。最近では、「家族のお茶漬けシリーズ」が話題となり、おかずに近いご飯のお供で“ふりかけなのにふりかけない”「のっけるふりかけ」が、具材感やしっとり感で好評を得ています。また、お好みの麺にかけるだけで、ご家族で気軽に、おいしく、食べられる「かけうま麺用ソースシリーズ」など、様々なジャンルのラインアップを取り揃えています。

旧BIツールの制約から情報系システムをリプレース


丸美屋食品では、2000年よりERP(販売・物流システム・生産システム・購買システム)を導入し、営業部門における売上データの分析、生産・仕入・原価データの抽出・分析などにBIツールを活用してきました。しかし、そのツールを5年ほど使い続ける中でいくつかの課題が出てきました。

情報システム部 部長 竹村稔氏は、「戦略的な情報活用による売上確保、市場調査データや経理部門が保有するデータとの連携を氏やに入れた分析を実現するには、既存ツールは力不足でした。そこで費用対こうかの高い新たなBIツールの導入を検討しました」と背景を説明します。

社内的には、サーバの老朽化と、旧BIツールはユーザライセンス追加の度にコストが掛かる点が問題でした。一方、外的な問題として、データベースと旧BIツールのサポート終了(最新OSに非対応)という背景がありました。加えて旧BIツールは、データを参照できる期間の制約で1年以上のデータ表示に未対応、画面表示までの待機時間が長いといった点も課題でした。

「画面表示までの待機時間は1画面当たり15秒ほど掛かり、これが積み重なると相当重い処理になります。例えば、年間売上データからの抽出では数十分にも及ぶことがあるため、旧BIツールでは一定以上の大量データ処理を禁じていました」と情報システム課 主任 高橋てるみ氏は課題を述べます。

情報システム部では2005年より様々なBIツールをテスト使用して検討を重ねてきました。そして2010年に、ハードウェアを含めた既存の情報系システムのリプレースに本格的に着手すると共に、3つのBIツールへの絞り込みを行いました。

操作性、高いレスポンス、開発の容易さを要件にツールを選定


同社では、次期BIツールを選定するにあたって、インターフェースに優れ、利便性が高く、レスポンスが速く、開発が容易であるといった要件を重視しました。候補となった3つのBIツールを比較する中、旧BIツールの機能(帳票の保存・データ軸の入れ替え)が踏襲できること、安定したメーカーサポートが受けられて、サポート切れやツールのシェア縮小の可能性が少ないこと、操作が簡単であること、異なるデータソースを取り込みでき、それらを連携させて活用できるなどの条件を最も高いレベルで満たしていたのがQlikViewでした。

「QlikViewは、Webシステムでありながら、旧BIツール(クライアントサーバーシステム)以上の操作性の高さが3つの製品の中でも突出していました。また、ユーザーができる限り、違和感なく使用できることが、今回のリプレースのポイントでした。実際に行ったユーザーへの操作研修でも、比較的スムーズな移行ができたと思います」と情報システム課 係長 中島俊浩氏は評価しています。

さらにQlikViewは、従来から行っていた定型帳票の参照機能のみならず、ユーザーによる自由分析の機能にも強みがありました。また、営業状況などを「見える化」することで現場での情報活用の推進、商品開発・販売促進の強化が現行ツール同様に期待できる。新規に取り込んだデータも統合して柔軟に扱えるなど、面面と操作のわかり易さの面でも突出していました。

同社では、2010年7月から翌年1月にかけて、販売・生産・商流の旧BIツールの新システム化に向けた開発作業を行いました。当初の計画では、旧BIツールとの並行稼動期間を3ヶ月として随時移行する計画でしたが、3月に東日本大震災が発生。その影響で多少の遅れが生じたものの、開発から1年経った2011年7月に本稼動を開始しました。

※写真 左より
情報システム部 情報システム課 係長 中島俊浩 氏
情報システム部 情報システム課 主任 高橋てるみ 氏
情報システム部 部長 竹村稔 氏
情報システム部 情報システム課 課長 犬塚伸二 氏

QlikViewにより高速検索と多様な角度からの分析が実現


現在、同社では販売・商談・購買などの社内IT情報をこれまで以上に有効利用すべく、QlikViewを各種情報の集計・分析ツールに活用しています。営業・生産・管理部門の実務者約300ユーザが、販売・生産・商流データの検索やExcel抽出で分析を実施。販売計画・生産計画策定などでの幅広い活用が進んでいます。

「旧BIツールでは、検索条件の指定手順が煩雑で、時間と手間が掛かっていました。これに対してQlikViewは、検索画面上に全ての条件が表示されているため、多様な角度から検索できますし、検索スピードも速く、また膨大な年間データでも問題なく表示できるなど、メリットは大きいです」と中島氏。

次いで高橋氏も、「以前の課題であった画面表示までの待機時間も1画面あたりで1/5以下に短縮しました。年間データを処理する場合はさらにその効果を大きく、以前なら20分程度を要していた処理がわずか数秒で済むなど、劇的に改善されました。インメモリ技術の効果を強く実感します」と力説します。

扱えるデータ量も、以前は過去1年が限度でしたが、現在は、受注データなら月別に3~5年分のデータを扱えるようになりました。これにより中期経営計画の立案など、経営や事業をデータという側面から協力に支援することが可能になりました。

「今から考えると、以前のBIツールで行っていたのはデータの抽出に過ぎませんでしたが、現在は、本当の意味での“分析”が可能になったと感じます。こうした環境が実現できたのも、構築にあたってのアシストさんの的確なサポート、チューニング技術に依るところが大きいですね」と中島氏は語ります。

加えて、障害発生時における早期復旧にも貢献しています。

「例えば、夜間データ処理の更新中に失敗した場合、翌朝の8時からやり直しても昼過ぎまで掛かることもありました。それもQlikViewなら、処理速度の大幅な向上と共に、問題が発生した個別ジョブだけを分割してやり直せるため、15分程度で処理が終わります。これにより、その後の業務に影響が及ぶこともなくなりました」と高橋氏。

「こうした意味からも、アシストさんには良いツールを提案してもらったと感じていますし、何よりも安定稼動の実現が、TCOの観点からも大きなメリットです。実際、安定稼動によってシステムの維持・管理や画面開発などの手間が削減され、情報システム部への問い合わせも減少しました。また、ユーザー教育やシステムダウンの損失など、導入後にかかるランニングコストも相対的に削減したと実感しています」と情報システム課 課長 犬塚伸二氏は評価します。

本格的なデータ分析を通じて新たな“気づき”を促進


同社では、経理部門が保持しているデータについてもQlikViewに取り込み活用して行く計画です。例えば、既存の売上・経費データなどを組み合わせて分析することにより、多面的角度・詳細なカテゴリーでの利益管理ツールとして活用することを検討しています。

「従来、各システムから出力されたデータの集計に多くの時間を割いても、一面的な結果しか得られませんでしたが、QlikViewなら様々な切り口での分析が1クリックで可能です。各担当者が漠然と持っている収益イメージが、得的の条件による絞り込みや多面的な並び替えによって、別な視点で確認でき、予想外の事実を発見することがあります。そうして新たな発見が得られることを期待しています」と中島氏。

これまでは旧システムの踏襲を主眼に置いた新システムで構築であったため、表形式の画面が大半を占めていました。これも今後はQlikViewの強みであるグラフ作成を取り入れた「視覚に訴える分析データ」作成ツールとして活用すべく作業を進めています。

※掲載内容は、2012年7月取材時のものです


丸美屋食品工業
株式会社
1951年創立の総合食品メーカー。ふりかけのトップメーカーで、また、麻婆豆腐の素、釜めしの素、お茶漬け、レトルトカレーなど加工食品を製造・販売している。
業種 食料品
地域 日本
支店・営業所/20ヵ所、工場/1ヵ所
利用者 営業部門を中心に、生産・管理部門など
課題 旧BIツールのサポート終了(最新OSに非対応)とサーバの老朽化
データの参照期間に制約がある(1年以上のデータ表示に未対応)
画面表示までの待機時間が長く、大量データを高速処理できない
対策 大量データの高速処理が可能で、ユーザー自身が直感的な操作でデータ抽出や絞り込み分析が行えるQlikViewを採用。
効果 従来は20分を要した膨大なデータ処理がわずか数秒で完了。扱えるデータも以前の過去1年から5年分に拡大し、経営・事業を側面から協力に支援。本当の意味での“分析”が実現した。
データソースと
システム
Oracle、MS Access、MS Excel Microsoft Windows Server

関連製品/サービス

QlikView

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