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~アシスト、Oracle Database取り扱い25周年記念~
製品とサポート支援で、お客様にイノベーションを提供する

株式会社アシストは、オラクルの代理店となり25周年を迎えました。この25年間でIT業界は大きな発展を遂げ、オラクルはデータベースのベンチャー企業から総合IT企業に成長し、オラクル製品は日本企業のビジネス成長の基盤としても幅広く活用されています。25周年を記念して、日本オラクル株式会社 代表執行役社長 最高経営責任者 遠藤隆雄様をお訪ねし、大塚辰男がお話を伺いました。

日本オラクル株式会社
代表執行役社長 最高経営責任者
遠藤 隆雄 様

株式会社アシスト
取締役社長
大塚 辰男


大塚
アシストがオラクルの代理店契約を締結したのは1987年9月9日。お蔭様をもちまして25周年となります。25年間を振り返りつつ、IT業界そしてオラクル社のこれからについてお話を伺いたいと思います。25年前、私はアシストでメインフレーム用ソフトウェアを販売していました。「Oracle Database」を扱うことになって、オープンシステムと分散処理の時代に突入するという、アシストだけでなくITユーザ、業界全般においても大きな転機の時でした。遠藤様は、当時を振り返っていかがですか。

遠藤様
アシストのことは、まだ私がIBMにいた頃お客様を通して知りました。1987年といえばメインフレーム全盛の最後の頃。ホスト・コンピュータが主流のIT環境の中、シリコンバレーを中心にオープン化を志向した企業が出始め、その1つがオラクルでした。ベンダー・ロックインの世界から、より柔軟な環境を求めてオープン化が進み始めた、まさに先駆けの時代にアシストがオラクルの代理店となったのは先見の明があったと思います。その後ビジネス・サイクルが短くなり、システム構築が複雑で開発に時間がかかるホストでは時代遅れだということでオープン化が加速しました。

データベースだけでないオラクルの強み


大塚
アシストではメインフレーム向けRDBMS製品「IDEAL」を1985年より販売しており、「Oracle Database」を取り扱い開始した当時は、まだオープン系製品を扱う部署は小規模でした。当初アシストはオラクルの総代理店として、その後、日本オラクル社が設立され一代理店となりましたが、オラクル社の市場開拓のお蔭で90年代になって急速にビジネスが伸び、多くのお客様に販売、ご支援をさせていただいています。遠藤様にとって、IBM時代に外から見ていたオラクル社と実際に入られてみて、違いがありましたか。

遠藤様
全く違いましたね。IBM時代は、オラクルはデータベースに特化した成長企業だと思っていました。ところが実際入ってみると、データベースが強いだけでなく、フルスタックのインダストリーに特化した強力なアプリケーションがある。さらにサン・マイクロシステムズのサーバー事業を買収してからは「Engineered Systems」という新しいコンセプトを掲げ、これはITインフラの分野でもリーダーになれると確信したのです。IBMの頃は同社のテクノロジー・リーダーシップを自負していましたが、実はオラクルこそIT業界のトレンドを牽引する力を持った企業であることがすぐにわかったのです。これをもっとお客様や市場にメッセージとしてしっかりと伝えるために様々なPR活動、イベントの企画や実行を始めています。

大塚
「Oracle Database」はもはやデファクト・スタンダードとなりましたが、その一方で近年はマルチベンダー・システムの複雑性など、新たな課題も出てきています。メインフレームの時代は選択肢も情報も少なかったけれど、今はたくさんの選択肢があり情報もあふれています。

遠藤様
ホスト・コンピュータ時代のベンダー・ロックインから解放されるためにオープン化が前進しました。ユーザは選択肢が広がることを望みましたが、現在は無数にある組み合わせの中から最適なシステムを選び抜く必要があり、さらに導入したシステムを維持するリスクと負担も拡大しています。組み合わせが無数にあるため、ソフトのグレードアップ時に動作しなくなることでバージョンアップ・パッチを適用したり、導入した製品のサポート期限が終了するなど。こういった作業をすべてITサービス企業にお願いすると、テストを含めて莫大な費用が発生することも決して少ないわけではありません。本来、ITは経営を支える仕組みのはずです。ツールを替えることで、新たな価値を創造しながら投資を抑制することが重要です。そこで持たなくてもいいITとして登場したのがクラウドです。また、オラクルが提唱する「Engineered Systems」は、オープン化により肥大化した企業システムの統合リスクを解消する製品です。企業のシステム環境が複雑になると、随時世界で唯一のトラブルを抱えることになります。しかし、「Engineered Systems」は企業システムにおける高い信頼性、可用性、拡張性、パフォーマンスへの要求に応えるシンプルな環境を実現するため、発生したトラブルの集積に加え、定期的なパッチの適用でリスクを排除した状態を提供するコンセプトに基づき開発されています。これにより、スイッチオンすればすぐにつながる世界共通システムを提供しているのです。

分散から集中へ、それでもオープン


大塚
またメインフレームの考え方に戻ってきている、ということでしょうか。分散したものを再び集中させる。通信回線の進化に合わせてフロントは違ってもメインフレーム時代のようになりつつありますね。

遠藤様
まさにそうですね。ITの変遷は進化の歴史の変遷と言えますが、メインフレームと異なるのはオープンな標準規格に基づくソリューションを強力に支援していることです。「Oracle Database」はオープンなので「Oracle Exadata」向けに開発したアプリケーションは他のサーバ向けアプリケーションにも移植が可能です。フルスタックでありながらもポータビリティに優れています。また、クラウドとはすなわち集中です。プライベート・クラウドを含めて、オープンな環境でありながら、システムは集中化に向かっていると言えます。一方で、分散と言えばユビキタス・コンピューティングの時代であり、iPhoneを始めとするあらゆる通信媒体が端末となって様々な場所にコンピュータが偏在し、それらを統合するのがクラウド・サービス、そんな環境になりつつあります。

大塚
オラクルの今後のクラウド戦略についてお聞かせ願えますか。

遠藤様
サービスとしてのクラウドは今後も拡張していきますが、重点施策として、プライベート・クラウドによるお客様の企業内クラウドを推進していきます。これはお客様にとっても最終的な費用対効果のメリットが極めて高いと言えるでしょう。また、裾野を広げるためにもパートナー企業各社がオラクルの技術を活用してクラウド・ビジネスを展開する際の支援も行っていきます。

大塚
オラクルがクラウドを提供しサポートをしていくとなると、今後、競合や協業の関係が変化していきますね。

遠藤様
IT業界は合従連衡ですから、強力な競争相手は強力なパートナーになります。競争相手とも持ちつ持たれつの関係で行きたいですね。

ミッションはイノベーションの提供


大塚
過日、遠藤様は事業戦略説明会で「現場の声をいくら聞いてもイノベーションは起こせない」というご発言をされたと伺いました。私はよく、「ニーズは現場にある」と言ってきたのですが、この発言の真意をお聞かせいただけますか。

遠藤様
日本人の言ういわゆるイノベーションは実は改善活動に過ぎません。現状の延長線上で何か改善するということがほとんどです。例えば携帯電話は次々とユーザの意見を取り入れて機能を追加してきましたが、携帯PCの開発には至りませんでした。それは要求がなされなかったからです。一方iPhoneはニーズではなくイノベーションをもとに作られ爆発的な人気を博しました。潜在ニーズをキャッチしたのかもしれませんがユーザのニーズをもとに作られたのではありません。システム開発も同様です。現場からの要件をすべて取り入れてシステムを開発することは改善につながってもイノベーション、つまり、革新にはなりません。日本企業の強さは現場力にありますが、それに依存するだけでなく、新しい技術を戦略的に提示するような思考が必要だということです。

大塚
アシストは製品を開発していないので革新を起こすのは難しいですが、技術サポートを提供する上で、お客様が気がつかない部分も先回りしてサービスを行うことでお客様に感動していただこう、アシストファンになっていただこう、という思いで今後もご支援を提供していこうと思います。

遠藤様
今おっしゃった、「お客様が気がつかない部分」、それが現場の声を聞いていただけでは生まれない、ということなのです。サービスのプロならお客様が気づかないことを提案できる、まさにそれが鍵だと思いますね。トラブルが起きてからクレーム対応するのではなく、こんなこと気がつかなかったけど良いサービスだね、とお客様に感じていただくこと、オラクルはそれを製品テクノロジーで実現していきます。

大塚
アシストも企業の基盤構造を形づくるオラクル社の製品のような部材を提供しながら、設計や構築ノウハウをサービスとして展開することでアシスト独自の付加価値を提供して参りたいと思います。弊社のビジネス・モデルは自社開発からパッケージ・ソフトの活用をお客様にお勧めするということから始まっています。データベースにおいてもなるべくお客様がデータベースをすぐに使えるようにしてご提供したいということから、2007年より、DODAIスタックという準アプライアンスを販売しています。また本年2月からはオラクル社の強い協力体制のもと、「Oracle Database Appliance」を本格的に提供させていただいています。まだ短い期間ですが複数社のお客様に採用いただいており、よりシンプルな構築/運用を提供できるアプライアンスという選択肢は、今後一般的になっていくと思います。併せて「Oracle Database」のフィールド技術者を150名規模に拡大するという方針も打ち出しており、サポート・センター要員も含めると300名程度に増やして力をいれていく予定です。そんなアシストへ何かお言葉をいただけますでしょうか。

遠藤様
これからも「Oracle Database」をはじめアシストの販売サポートには大いに期待しています。特に大塚新社長のもと、自由な発想で新しいチャレンジをお願いしたいと思います。テクノロジーの最先端に携わるITインフラ事業は技術的にも面白く、アシストの豊富な経験とノウハウを活かせる手堅い分野です。これに加えて、アシストにはクラウドや、運用サポート保守を得意とする人材が数多くいることから、サービス領域を広げてお客様の運用支援全般を行うような事業の益々の展開を期待しています。

大塚
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。


※ 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

遠藤 隆雄 様(えんどう たかお)様 プロフィール

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区)、代表執行役社長 最高経営責任者。日本アイ・ビー・エム株式会社を経て、2008年より現職。

取材日:2012年8月


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