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鴨川だより~家庭菜園とニホンミツバチの飼育~

鴨川だより

株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン

家庭菜園を始めてから10年になります。その理由や経緯は、『「年収6割でも週休4日」という生き方』(小学館)にも書きましたが、一言でいうと、日本経済が急激に縮小した時、アシストはリストラをしない、その代わりに人件費を縮小しなければならなくなる。そうなった時に、自分たちができる範囲で家族を守るために、自分の食べる野菜を作ろう、そのための準備をしよう、ということで、まず自分自身で野菜作りを始めたのがきっかけでした。

10年も経つけれど、まだ経済は暴落していないし、と最近になって言われます。でも当時も言いましたが、経済破綻を予測したわけではなく、経済縮小が起きる可能性があるので企業として、個人としてその状況に対処するために何か準備をしよう、ということ。恐慌になって野菜を作ろうとしても、すぐにできるものではないし、今から慣らしておいて経済が暴落しなくても、定年になってフルタイムで野菜作りを楽しめるかもしれないでしょう(笑)

経済問題だけでなく他にも気になることがあります。野菜作りと平行してニホンミツバチの飼育を始めて4年目になります。これは野菜作りよりも専門的なので、京都大学の研究者を紹介していただいて養蜂を始めました。蜂のコロニーを引き寄せるための特別な蘭、キンリョウヘンというのを置いて蜂を引き付け、2011年には、私の巣箱からおよそ4キロの蜂蜜を収穫しました。そして2012年には8キロの蜂蜜がとれました。昨年の春は我が家のコロニーが庭で分蜂をしてコロニーが増え、合計4つのコロニーに増えました。

鴨川だより:はちみつ


それが今年は、巣が空っぽになってしまったのです。巣がスムシ(巣虫)にやられて、ミツバチは逃げてしまいました。スムシによる被害は昔からあったことだと聞きます。特に、我が家の蜂はニホンミツバチで、スムシには弱いともいいます。でもうちだけでなく、京都や滋賀の友人のミツバチも多くが姿を消したのです。

ミツバチが大量に消えたのは日本だけではなく、世界中で起きている現象だと数年前から聞いていました。それが今年、自分の庭で起きたのです。それも突然に。さまざまな原因が複合的に影響を与えていると思いますが、長く養蜂をしている友人がもっとも直接的な原因とみているのはネオニコチノイド系農薬です。我が家の菜園は無農薬で野菜を育てていますが、蜂は数キロの範囲で蜜を吸いにいきます。京都で農薬を使っている畑は少なくありませんから、その影響を受けてないとは言い切れません。

鴨川だより:蜂の巣箱


ミツバチがなぜそんなに大切なのか。それはトマト、ナス、キュウリ、カボチャなどの野菜や多くの果物の受粉を担っているからです。ミツバチがいなくなったら、食物の受粉を誰がするのでしょうか。そして農薬をたっぷり使った野菜を食べ続けたら人間にどんな影響が出るのでしょうか。経済が暴落してもしなくても、家庭菜園を始める理由はたくさんあると思うのです。

鴨川だより:蜂


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