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鴨川だより~志賀郷へ~

株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン

私が養蜂を始めたのは2011年、家庭菜園の師である嵐山の森孝之さんから、森さんのミツバチのお師匠さんである志賀生実さんを紹介していただいてからです。志賀さんは巣箱を手作りし、私のような素人がニホンミツバチを飼う手助けをしてくれています。

巣箱


それがきっかけで、志賀さんがお住まいの綾部市の北西部にある志賀郷(しがさと)で開かれる、ミツバチつながりの人々の集まりに時折お誘いいただくようになり、先週末も志賀郷へ行ってきました。志賀郷は綾部駅から車で30分ほどの自然景観が残る美しい集落です 。

志賀郷


我が家では、昨年、巣がスムシにやられてミツバチがいなくなり、残念ながら今年もミツバチを捕獲することはできませんでしたが、綾部も同じようにだめだったと伺いました。今回の集まりに京都学園大学でニホンミツバチの研究をされている坂本文夫先生が来られていたので、いろいろお話を伺いました。坂本先生はニホンミツバチの好む「キンリョウヘン」という花を研究して分蜂誘引剤を研究され、すでに製品化されて昨年から販売開始されています。

坂本先生によれば、関西や長野でのミツバチの減少は、アカリンダニというダニが原因ともいわれているそうです。ダニがミツバチの器官に寄生して衰弱を招き、スムシは直接の原因ではなく、弱ることでスムシにやられるとのことでした。ネオニコチノイド系農薬であれアカリンダニであり、早く原因がわかって我が家の巣箱にミツバチが入居してくれるのを気長に待つしかありません。

今回は、バーべキューを楽しみながら参加された皆様でいろいろな話をし、日が暮れるのを待ちました。というのは、蛍を見ることになっていたのです。アメリカでも蛍鑑賞という習慣はあったかもしれませんが、少なくとも私が育ったカリフォルニアで蛍を見た記憶はないし、あのはかなく光る虫に「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」と名づけて楽しむのも日本ならではでしょう。

田んぼ


蛍が最も発光するという午後8時過ぎ、犀川に移動しました。今年はいつもより早く5月半ばくらいから蛍が飛んでいたとのことで、蛍がどれくらい見られるか心配していましたが、梅雨の晴れ間で暑い一日だったおかげで、暗くなるとともに蛍がたくさん飛び交い始めました。

蛍


ニホンミツバチは日本で唯一の野生のミツバチで、人間に飼育されている群れよりも野生の巣のほうが多いそうです。近づいてもほとんど攻撃せず、巣箱に入ると寒い日も暑い日も働いて、秋には極上のハチミツが採れる。私のようなミツバチ初心者にいろいろなことを教えてくださる志賀さんは、たくさんのハチミツを採るためではなく、養蜂を楽しみ、養蜂を通じて様々な人と知り合い、豊かな人生を送るためにも養蜂を始めて欲しいと言われます。志賀郷での交流が私の人生を豊かにしてくれていることは確かです。ニホンミツバチの分蜂のシーズンは春ですが、夏ぐらいまで分蜂が起こるというので希望を捨てずに待つことにします。


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