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ODA導入ユーザ様に聞く!データベース・インフラの選定ポイント

座談会:ODA導入ユーザ様に聞く!データベース・インフラの選定ポイント


2016年3月4日、日本オラクル本社(東京・青山)にてアシスト主催のイベント「Oracle Database Appliance100台導入記念セミナー」が開催されました。当日は、日本オラクルとアシストの担当者からOracle Database Appliance(ODA)の特徴や最新機能の紹介が行われたほか、実際にODAを導入・運用する企業のご担当者様による座談会が行われました。貴重なユーザーの生の声を聞けるとあって、参加者は皆、各パネリストの言葉に熱心に耳を傾けていました。

本稿では、この座談会の内容をダイジェストでお届けします。

座談会風景


3社は何を目指し、どのような経緯でODAを導入したのか?


谷川氏: まずは各社の簡単な事業紹介をお願いできればと思います。

田島様

田島様

田島様: 関東圏を中心に全国展開中の某インターネットデバイス・ネットワーク総合専門店の子会社である弊社イージェーワークスは、主にインターネットサービスプロバイダ事業を手掛けています。またWebシステム構築サービスなども展開しており、近年ではIoTシステムをワンストップで実現するソリューションも提供しています。ODAは、顧客管理システムのデータベースとして活用しています。

鈴木様: オークネットは、各種オークションの運営にかかわるシステムの開発、提供、運用、アウトソースなどを手掛けています。その一環として、中古車のTVオークションシステムを全国レベルで展開しており、このデータベース基盤にODAを導入しています。オークションはリアルタイムで行われますから、データベースには高い可用性が求められます。今回ODAを選んだ理由の1つがそこでした。

鈴木様

鈴木様

松岡様

松岡様

松岡様: ティーライフは、健康茶や健康食品、化粧品などのインターネット販売を事業の中核に据えており、そのECシステムのデータベースにODAを採用しています。オークションシステムほどではないにせよ、やはり長時間のダウンが許されないシステムですから、パフォーマンスとともに可用性は重要な要件でした。

谷川氏: ちなみに、ODAを採用したきっかけはどのようなことだったのでしょうか?

田島様: もともとは、基幹システムのデータベースでCPU I/O Wait 100%のアラートが頻発して、性能劣化が著しかったため、その対応策を探していたのがきっかけでした。そこで日本オラクルの診断サービスを受けた結果、ODAを薦められたのです。高スペックでありながら価格がリーズナブルで、かつアシストのPOCサービスで実機検証を行った結果が思いのほか良好だったため、採用を決めました。

松岡様: 弊社も、アシストのPOCサービスの結果が最終的な決め手になりました。データ量の増加に伴い、データベースサーバのスループットが徐々に低下していました。いつも様々なチューニングを行っていましたが、大きな効果はなく、レスポンス劣化が徐々に運用に影響を及ぼしてきたためリプレースを検討していました。当初は同じIAサーバを個別に導入してデータベースを構築することも検討したのですが、それで本当に目指すパフォーマンスを達成できるか確信が持てませんでした。そんな中、ODAの実機を使ったPOCで性能が十分に出ることを目の当たりにしたため、ODAに決めることにしました。

鈴木様: IAサーバを自前で組み合わせるとなると、相性チェックや性能検証に多くの時間と手間が掛かってしまいますからね。弊社ももともと、IAサーバでデータベースを構築していたのですが、容量が逼迫していたため、リースアップのタイミングで日本オラクルから薦められたODAを導入しました。アプライアンスなので事前検証を行わなくて済む点がやはり大きかったですね。

ODAの導入で得られた効果と、導入に苦労した点は?


谷川氏: 実際にODAを導入してみて、どのような効果が得られましたか?

田島様: ODA上で運用している顧客管理データベースでは、過去分と未来分を含めた大量の課金情報を管理しているのですが、これらの情報をレポート出力するのに従来は15分かかっていました。しかしODAにリプレース後は、同じクエリが3分で完了するようになりました。5倍の性能向上ですが、この処理に限らず他のクエリも概ね5倍前後の性能向上を果たしています。ただし、ODA導入に合わせてOracle DatabaseのエディションをStandard Edition からEnterprise Editionに上げて、パーティショニング機能なども新たに使い始めましたから、ハードウェアの性能だけで5倍を達成したわけではありません。

松岡様: 弊社はもともとOracle Database 11g Enterprise Editionを使っていたのですが、ODA導入に合わせてOracle Database 12c Enterprise Editionにデータベースソフトウェアをメジャーバージョンアップしました。これによって、概ね3倍は速くなりました。例えば、5秒ほどかかっていたオンライン処理が2、3秒に、また10時間ほどかかっていたバッチ処理が3時間ほどに短縮できました。これによって、バッチ処理のスケジュールがかなり組みやすくなりました。

鈴木様: うちでもバッチ処理は3、4倍速くなりましたね。Oracle DatabaseのエディションをStandard EditionからEnterprise Editionに変えてパラレルクエリを試したところ、いろんな処理でかなりのパフォーマンスアップ効果が実感できました。またハードウェアの性能や運用性も旧環境と比べると大幅に向上したので、例えばバックアップウィンドウが大幅に短くなったり、ディスク容量のメンテナンスも楽になったりと、運用がかなり楽になりました。

座談会の様子


松岡様: パフォーマンスが向上した事で、うちでは運用作業効率が大幅に改善されました。ODA導入後は営業時間内でより多くの出荷ができるようになったり、お客様をお待たせしない対応ができるようになったりと、ビジネス上の効果もてきめんでした。

田島様: ちなみに皆さんは、ODA以外に何か選定候補の製品はあったんですか?

松岡様: 複数のベンダーからIAサーバを使った提案を受けたのですが、実際に見積もりを提示されても、果たしてその内容が妥当なものなのかどうか、あまりピンと来ませんでした。でもODAに関しては、アシストのPOCサービスで、うちの本番システムのデータが実機上で高速処理されるのを、実際に目の当たりにしましたからね。

谷川氏: 皆さんODAの導入で運用面やビジネス面で明らかなメリットを享受されているようですね。では逆に、ODAの導入で苦労した点などはありましたか?

鈴木様: ODA導入に合わせて、Oracle Databaseのバージョンを10gから11gに上げたのですが、これに伴うアプリケーションの対応に少し苦労しましたね。ただ逆に言うと、ODA自体の導入には特に苦労したという印象はありません。アシストに手厚くサポートしていただいたおかげで、最短で利用可能な状態まで持っていけたと思います。

田島様: 弊社ではアプリケーション側の対応作業をなるべく抑えるために、Oracle Databaseはマイナーバージョンアップに留めました。そのため、さほど導入に苦労した記憶はないのですが、システムの一部ユーザーから「ODA導入時もなるべくシステムを停めてほしくない」という強い要望があったため、これに対応するのが少し大変だったぐらいですか。

松岡様: うちも皆さんと同じように、アプリケーションとのミドルウェアインターフェースの検証や、ユーザーとの移行作業スケジュールの調整などにある程度時間を割きましたが、全体的にはさほど苦労したという印象はありません。強いて言えば、ODAにリプレースするための予算の稟議を通すのに少し苦労しましたが、そこをクリアした後はアシストの強力なサポートもあり、今思い返してもかなり余裕を持って作業を進めることができたと思います。

今後もODAを使い続ける?それとも・・・・・・


谷川氏

谷川氏

谷川氏: 皆さん当初想定されていた以上の導入効果を得られているようですが、では今後はODAをどのように運用されていきたいとお考えでしょうか?キャパシティにはまだある程度余裕があると思いますが、それでも将来的な拡張の計画などはお持ちなのでしょうか?

松岡様: キャパシティに余裕ができた分、社内に散在している複数のデータベースをODA上に統合していきたいと考えています。

鈴木様: 弊社でも同様に、データベース統合の基盤としてODAを使っていきたいと考えています。既にODA移行時に幾つかのデータベースを統合したのですが、それでもまだまだ容量の余裕がありますから。

田島様: うちも同じく、他のシステムのデータベースをODAに取り込んでいこうかと考えています。また、ODAはCPUやメモリも簡単に拡張できるので、スケーラビリティの面での不安は今のところ一切ないですね。リソースの利用率も今のところ低く、安定性も極めて高いので、DBAとしては管理が非常に楽です。

松岡様: 確かに、うちのDBAもODAに入れ替えてからはほとんど仕事がなくなったぐらい、管理は非常に楽ですね。

鈴木様: 弊社の環境も、ODAを導入してからはデータベースのリソースはCPUもI/Oもさほど消費しなくなったので、ほとんど監視する必要がなくなったぐらいです。

田島様: うちも以前の環境はたびたび問題が起こって、その対処に追われていたのですが、ODAにリプレースしてからはまったく問題が起きなくなったので、いざ何かが起こったときにきちんと対処できるか、逆に不安に思うほどです。

谷川氏: ちなみに、4、5年後に恐らく次のリプレースの時期がやってくると思いますが、そのときもやはりODAを選びますか?あるいは、Exadataなどへのステップアップもあり得ますか?

田島様: その点については、既に検討を始めているのですが、今のところまったく何の問題もなく運用できていますから、次もODAでいけるのではないかと現時点では考えています。ODAからODAへの移行であれば、何かと楽でしょうし。

松岡様: ODAの導入時には「確実に5年間もってくれれば」と考えていましたが、導入から1年たった今、その要望は満たせそうかなと感じています。ただ正確な評価は、3年たった時点であらためて下すことになるかと思います。ですので現時点では、Exadataへのステップアップ云々というのはちょっと分からないですね。

座談会の様子


谷川氏: 5年後にはハード、ソフトともに大きく進化を遂げているでしょうから、ひょっとしたら今のExadataの機能が5年後のODAに搭載されているかもしれませんしね。ちなみに最後に、今後アシストに期待されることなどあれば一言いただけますか?

松岡様: 非常に質の高いサポートを提供いただいていると感じています。また、多様なソリューションや豊富な事例をお持ちなので、ぜひ弊社のビジネスに役立つような情報を今後とも提供いただければと思います。

鈴木様: つい先日も、とあるシステムでパフォーマンスが出なくて困っていたところを、アシストに助けていただけました。ODAに限らず、今後ともぜひ高品質なサポートをお願いできればと思います。

田島様: ODA の実機が届いたときの“ときめき” は、今もって忘れることができません。ぜひアシストと日本オラクルには、高い安心感はもちろんのこと、今後もときめきを感じられるようなソリューションを期待しています。

谷川氏: ありがとうございました。

<2016年3月4日 日本オラクル本社13Fにて採録>


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