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鴨川だより~私と米国~

株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン


日本に帰化し、米国社会は衰退の一途にあると主張する私は、反米、嫌米の元米国人とみられているかもしれません。アシストのお客様からも、「米国にはこんな良いところもある、という話もしてください」と言われることがよくあります。でもあえて米国の良い話をしないのは、日本の人々はすでにそれを知っていると思うからです。

京都に住んでいても、生まれ故郷であるカリフォルニアのヨセミテ、セコイア、レッドウッドなどの国立公園や美しいシエラネバダ山脈を懐かしく思い出します。ワイオミングのグランドティトン、イエローストーン国立公園、ニューヨークのナイヤガラの滝。世界を多く旅したことはありませんが、これほど豊かな大自然に恵まれた国は他にあまりないのではないでしょうか。

また米国には尊敬できる素晴らしい友人たちがいます。その一人がアシストが販売代理店をしているWebFOCUSの開発会社Information Builders(IB)社のジョー・ルイです。ジョーさんとの付き合いは、アシストがFOCUSを取り扱い始めた頃からなので30年以上になります。よく私は米国企業が短期の利益を狙っているという話をしますが、IB社は非上場企業のため、株主への利益還元よりも常に技術の向上とお客様を満足させることをモットーとし、米国では珍しくジョーさんはじめ多くの社員が長く働いている、アシストとよく似た会社です。

ジョーさんとは最初は仕事のパートナーでしたが、長く付き合ううちに仕事に取り組む姿勢や価値観、誠実な対応からいつの間にか私たちは仲の良い友人になりました。ジョーさんはニューヨークシティにあるIB社で働きながらニューヨークのアップステートに住み、週末には8ヘクタールもの農園でリンゴや野菜を栽培していた経験があります。そんなことから、日本への出張時は我が家の菜園にきてもらってアドバイスをもらいます。今回はキウイをはじめ庭の果樹の剪定もしてくれました。

剪定するジョーさん

ジョーさんとウサギとトッテン


ジョーさんの米国に対する見方は、私よりずっと楽天的です。仕事で日本やアジアの国々を担当しているので、逆に日本の閉塞感や人々の不自由さを指摘します。そして米国は「Land of Opportunity」(誰にもチャンスのある国)だと言います。たしかに外国人が移り住んで起業し成功する確率は、日本より米国のほうがずっと高いと思います。多様性がもたらす強さや明るさ、そして希望。日本の人が米国に対して持っている良いイメージもここにあるのではないでしょうか。私が米国の悪い点に目が行ってしまうのは、これからも米国がLand of Opportunityの国であって欲しいという強い願いからかもしれません。

果実を収穫するトッテン

果実

ジョーさんとトッテン


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