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鴨川だより~消費税~

株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン


10月から消費税が増税になりました。食料品と新聞を除きあらゆるモノやサービスの税金が8%から10%に上がることで、過去の増税時と同様、消費は低迷し日本経済が上向きになることはないでしょう。高齢化社会の財源として導入された3%消費税は、1997年に5%、2014年に8%、そして2019年で10%になりました。バブル崩壊で始まった平成時代、政府が掲げた「デフレ脱却」は未完のまま平成は終わったのです。

消費税は、社会保障の財源にと導入されましたが、1988年と現在を比較すると、厚生年金の支給開始は60歳から65歳になり、当時はなかった介護保険ですが、65歳以上が支払う保険料は全国平均月額5,869円で一般に年金から天引きされ、サラリーマンの医療費1割負担は3割に増えています。社会保障が充実どころか削られてきたのは政府の統計をみれば理由がわかります。消費税収が増えた一方で、法人税、所得税の税収は下がっているのです。つまり消費税が、法人税や所得税の減税分に補填されたというわけです。消費税は一律同じ率なので所得の低い人ほど負担が重くなり、買い物にブレーキがかかります。日本の経済は政府と民間の消費(先行投資含む)から成り立っているので、景気が悪くなるのは当然です。先日、京都の新聞社から消費税について取材を受けたので、こうした持論とともに今勉強しているMMT(現代貨幣理論)に関する話をさせてもらいました。

取材の様子


自宅で取材を受けたのには理由があります。その前日に白内障の手術を受けたからです。目は丈夫だと思っていたのですが、老化現象である白内障が思いのほか進んでいました。手術は日帰りで、右目だけでしたので20分位で終わりました。また来月に左目をすることになっています。税金や取材の後は記者の方に我が家の菜園とウサギ小屋を案内しました。京都は昨年台風の被害を受け、我が家も木が倒れたりしましたが、今年は千葉県が大きな被害を受けました。大規模停電や断水を経験し住まいを再建している人々も一律に消費税10%です。82%超の投票率で政権交代したマレーシア政府は、消費税を廃止して公約通り食品や生活必需品など非課税品目の多い売上・サービス税を復活しました。日本も本当に消費税に反対なら選挙で意思表示するしか方法はないのではないでしょうか。

うさぎ小屋へ

うさぎと


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