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やりがいを持てる場所で働く女性社員

[掲載媒体]INSIGHT NOW!
[日付]2012年3月26日


ワーク・ライフ・バランスは自分自身で仕事と生活のバランスを図るだけでなく、結婚や子育てなど、人生の各段階でその配分を変えられる柔軟さなくしてその実現は容易ではない。しかしもし自分の環境変化にあわせて同じ会社内での異動が可能であるなら、たとえ組織の中で働いていたとしてもそれは十分可能であろう。

やりがいを持てる場所で働く女性社員

株式会社アシスト
情報基盤事業部 データベース製品統括部
高瀬 洋子 (たかせ ようこ)

1997年アシスト入社、サポートセンターでOracleサポートに従事。2度の産休と育休を経た後、データベース事業部営業推進部でセミナー企画/運営や社内外Webの運用に携わった後、自ら希望して2009年データベース事業部技術部へ異動し、PostgreSQL立上げに参画。PostgreSQLの販促活動、技術支援に従事する。




高瀬洋子は、入社以来アシストでOracleのサポートを担当し、3年目に結婚、5年目に第1子出産のために産休と育休をとった。その後、再びサポートセンターへ復帰し、復帰後は、日本オラクル社のサポートセンターへ出向し、日本オラクル社内の技術情報を活用しながら、アシストのお客様からの問い合わせのバックサポートを行うという仕事に従事。

「そうしているうちに再び第2子を授かり、出産、育児休暇をとらせていただきました。2度目の復帰後は、サポートではなく当時のデータベース事業部の営業推進部に異動となり、セミナーの企画や運営、社内外Webの運用に携わりました」と高瀬は振り返る。

入社以来担当してきたサポート業務は、お客様がアシストの製品を利用する上での技術的な問い合わせに対応するというものだったが、この営業推進部の仕事は、お客様のITにおける課題解決のために、どのような提案をすべきかを考える仕事だった。

「営業推進におけるお客様との接点はサポート業務とは違いますし、改めて学ぶことも多くありました。小さい子どもが二人いますので、最初のうちは時間も限られ、チームメンバーに支えてもらいながら何とか業務を遂行していました。ですから自分自身が納得できる状況ではなかったのですが、子どもの手が徐々にかからなくなり、少し時間に余裕ができてきた頃から、もう一度技術をやりたいと思うようになりました」

営業推進部で5年ほど仕事を続けた後、高瀬は思い切ってデータベース事業部の技術のトップである岸和田隆に技術に移りたいと相談をする。アシストには「自由異動の原則」があり、社員が自由意志で、希望する職務/分野/地域を求めて、異動先に直接、異動希望を出すことができる。そのためには受け入れ部門の部門長の承認が必要だからだ。

▲高瀬に相談を受けた岸和田

相談を受けた岸和田はこう語る。

「サポートセンター時代の高瀬さんを知っており、技術力と仕事に対する姿勢を信頼していました。本人に技術職でがんばりたいという意志があれば、新しいプロダクトの立上げというミッションでしたが、うまくやっていけると思いました。」

こうして希望がかない、高瀬は2009年初め、データベース事業部技術部へ異動した。

「仕事をやるからには中途半端にしたくない、お客様に迷惑をかけることはしたくない、という思いは強くありましたので、育児休暇から復帰してすぐに技術職につくことは私の場合不可能だったと思います。ただ、自分が納得できるまでやりたい、周りの人にも認めてもらえるような仕事をしたい、という気持ちがずっとありました。ある意味自分は完璧主義なのだと思います。営業推進の仕事をしていて時間的に余裕ができるようになると、常々自分の強みを持ちたい、と思っていたので、“これは高瀬に聞けば分かる”、と誰からも言って貰えるようなそんな仕事をしたいと思うようになりました。それにはどうしても、もう一度技術をやりたかったのです」

もともと高瀬は理系だったわけではなく、大学時代はロシアを専攻し、モスクワにも留学経験がある。大学生だった1995年頃からインターネットが普及し始めたため、これからはIT分野の知識が武器になると考え、IT関連企業を中心に就職活動をした。そして取締役に女性(森沢久美子)がいたこともあり、女性が働きやすい雰囲気の会社だと感じて最終的にアシストに入社を決めた。

技術部に配属された高瀬は、オープンソースのデータベースであるPostgreSQL立上げに参画した。

「入社以来、商用DBであるOracleのサポートを担当していましたが、近年、オープンソースソフトウェアを積極的に活用する企業が増えてきました。アシストでもそういったユーザのニーズに応えるために2009年10月にPostgreSQLを扱うことになり、異動と同時に立上げから参加しました。現在はPostgreSQLの販促活動、技術支援などを行っています」

「一方で、そうはいってもまだ“オープンソース・ソフトウェアってほんとに商用シーンで使えるの?”という懸念をもたれている企業もあると思います。PostgreSQLの場合、実際にサポートを始めてみて、開発コミュニティの基盤がしっかりしていて製品のバージョンアップも頻繁に行われますし、製品リリースから「5年間」を正規サポートと位置づけて製品管理も厳密に行われているので商用製品と遜色なく利用してもらえる製品だと思います」

もちろん商用製品は、商用であるがゆえの便利な機能や拡張された機能が実装されているので、all or nothingで商用製品かオープンソースか、というほど話は単純ではない。それでも両方の分野を比較した上で高瀬は、「どちらかひとつと限定するのではなく、システム規模や要件に応じて適材適所で両方を使い分けることで、コスト削減やビジネス促進に繋がると思っています。お客様がどちらを選択されても不安なくご利用いただけるよう、アシストが商用製品と同じレベルでオープンソース・ソフトウェアのサポート、技術支援、教育サービスを展開し、安心してオープンソース・ソフトウェアを利用できる、という状況にしていきたいです」と語る。

高瀬は、2011年10月より取り扱いを開始したPostgreSQLをエンジンとしたRDBMSであるPostgres Plus(販売元:EnterpriseDB社)の国内第1号となるメーカー認定セミナー講師の資格を取得した。「PostgreSQLなら、高瀬にきけ」という目標をクリアし、ワーク・ライフ・バランスを図りながら高瀬は次のステップへ進もうとしている。

「仕事がたまって夜な夜な家でPCとにらめっこした次の日、いつもどおりの時間(5時半)に起きるのはつらいです(苦笑)。それでも、お客様からお褒めの言葉をいただいた時や社内メンバーが頼ってくれていると感じた時は楽しいです」。そんな高瀬を支えているのは家庭内の心強いサポーターである。

「悩みがあると、とにかく主人に聞いてもらいます。もちろん解決することは自分しかできません。それでも話すとすっきりしますし、時にはアドバイスをもらうことで違う側面が見えてきたり、がんばろう、という気持ちになります。いまは家庭のことは最低限のことしかできていないですが、家事も育児も主人がとても協力してくれるのでほんとうに助かっています。子どもが小さい時は、急な発熱で保育園に預けられない日が多くありましたが、そんな時も主人が休んでくれたり、主人が残業なしで帰れる日があれば、“残業してきていいよ”、と私の仕事を考慮してくれます。そして主人も仕事でどうしてもNGな時は、義母や実母に応援を頼むこともあり、家族の協力なしに女性がフルタイムで働くのは難しいと常々思います」

本人のがんばりと家族の協力。そしてそれをよく理解している岸和田のような上司。どれが欠けても難しいのが現実だろう。岸和田は、「以前から優れた女性の技術者が、出産や育児を理由に仕事を続けていけない状況を、本人としても、会社としてももったいないと考えていましたので、高瀬さんが模範ケースになれればとも思っています。高瀬さんの場合、幸いにもご家族の支援をいただくことができていますが、家事や子育てをしながら仕事を続けることは大変だと思います。今後は、会社の制度改革などにも貴重な意見を反映させてもらえるような機会が作れたらいいと思っています」と語る。

溜めずに助けを求めるのもワーク・ライフ・バランスをとる秘訣だが、睡眠時間を減らしてでも頑張れるのは、仕事は自分が社会と繋がる場所、妻でも母でもなく、社会人として成果を認められ、やりがいを持てる場所だからだと、高瀬は断言する。

「あとは、常に見られているという意識ですね。女性としての身だしなみや、自分磨きを怠ってはいけないと意識できる場所でもありますから。アシストは女性が結婚、出産を経験して、復帰することができる環境にあります。また、私のようにブランクを経ても技術に返り咲くことができる。こうした社員の“やってみたい!”というやる気を汲んでくれる会社で働けることにとても感謝しています」

ワーク・ライフ・バランスは、結局は自分自身の人生をいかに生きるかということに尽きる。そのためには企業の制度や環境はもちろん大切かもしれないが、それでも、一番大切なのは本人の強い意志だ。「高瀬にきけばわかる」といってもらえるような技術者になりたい、という強い思いがなければ、回りの人々の協力を得られることはなかっただろう。社内だけでなく日本を代表するようなオープンソース・ソフトウェア・データベースの技術者になる。高瀬の目標が高くなるほど、やりがいは大きく、また人生は充実したものになっていくのだ。

(文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓)

  • Postgres Plus は、EDB Postgres の旧製品名です。

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