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育休取得し仕事も育児も妥協しない女性社員

[掲載媒体]INSIGHT NOW!
[日付]2012年1月17日


厚生労働省が昨年発表した2010年度の雇用均等基本調査によると、女性が育児休業を取得した割合は83.7%で、2年連続低下傾向にあるという。女性にとって働きやすさとは色々な条件が挙げられるが、“働き続ける”ことのできる環境は大切だろう。既婚者またはこれから結婚する女性にとって、産休、そして育児休暇がとりやすい雰囲気というのはその一つに違いない。

育休取得し仕事も育児も妥協しない女性社員

株式会社アシスト 
サービス事業部 サービス推進統括部 サポートセンター2部
原澤 愛 (はらさわ あい)

1998年入社。サポートセンターへ配属され、2001年Cognosのサポートを立ち上げ。2005年1月長男出産、育児休暇取得後、2006年4月に復帰し、IBI WebFOCUS商品企画へ(リリース前製品検証)。2008年1月長女出産、2009年4月に復帰、QlikViewのサポートを立ち上げ、2012年1月 QlikViewサポート・メンバーとして現在に至る。




アシストでは約800名の社員の3割が女性社員で、現在育児休暇中の女性社員は13名である。女性社員の育児休暇取得率は過去一人の未取得者を除き100%で、その未取得者も産後休業後復職し現在も活躍している。育児休暇を複数回とっている女性社員も少なくない。原澤愛もその一人である。

原澤は入社14年目、入社以来サポート業務に携わっている。現在はアシストが2009年5月、ちょうど原澤の二度目の育児休暇明けから取り扱いを開始したBIツール、QlikViewを担当している。

「お客様のサポート対応、FAQの管理、メーカーとの障害報告についての管理を行っています。またQlikViewは、3ヵ月毎にサービス・リリースが出るのでお客様向けにリリース案内を出したりしています。また、昨年度はQlikViewの入門コースや応用コースを作成しました。これらは現在、定期コースとしてどなたでもご受講いただくことができるようになっています」原澤が新製品の立ち上げに携わるのはこれで2度目、何もないところから作り上げていく仕事はとても楽しいという。

原澤は二児の母。毎朝起床後、朝の準備をしながら子どもの勉強をみて、8時に子どもを送りながら一緒に家を出る。9時から勤務し、退社は17時10分。夕食の買い物をしてから下の子を保育園に迎えに行き、それから長男を学童へ迎えに行く。帰宅後、食事の支度、夕食、後片付け、洗濯、お風呂、そして10時には子供たちを寝かしつけてその後残りの家事、というのが原澤の一日だ。

「ありがたいことに、とても売れている製品を担当させていただいているのでサポート件数もどんどん増加しています。サポートをするだけで精一杯な毎日で、忙しくて思うように業務が回らず落ち込むこともあります。目先のことにとらわれて、大きな視点で見ることができなくなる時など、自分の力不足を感じます」と、日々の仕事を振り返る。

「まだ子どもに手がかかるので、どうしても家庭への比重が重くなっています。育児は体力的に疲れますが、子どもたちの頑張る姿を見ると元気が出ます。また、仕事と育児の両方をやることで生活にメリハリが出て、新しいアイデアが生まれたり、前向きに仕事をすることができます。今は17時に退社という制約があるので、業務を抱え込まずに同僚に任せられるところはお任せして、主業務であるサポートに集中できるように心掛けています」

まだ仕事が残っているけれど帰らないといけない、その切ない気分は、育児や介護など、会社以外の場所で自分を必要とする人がいる人なら味わったことがあるはずだ。それを割り切れるようになったのは二人目を妊娠した時だったと、原澤は言う。

「子どもを持つ前の自分は、自分1人のことだけを考えて、何時まででも仕事をしていられる自分でした。でも、どう転んでもそれはもう不可能なんです。その気持ちの割り切りができたのは、二人目を妊娠した時だった気がします。それからは、いかにして17時までに仕事を片付けるか。そして、やるべき仕事をきちんとこなすか、ということが大切になりました」。こうして原澤の二度目の育児休暇明けは、QlikViewのサポートセンター立ち上げと重なり、職場でも忙しさが増していった。

「新規立ち上げということで、やるべきことがたくさんあり、本当に大変でした。でも働く仲間にも恵まれ、とても楽しく、充実したものとなりました。アシストには育児をしながら働いている女性社員も多く、まずは理解してくれる環境があります。これは、大きなことだと思います。制度があっても、理解してくれる仲間に恵まれなければ意味がありません。その点、協力してくれる仲間、仕事のやる気やアイデアをくれる上司に、本当に感謝しています」

原澤が信頼する上司の一人、花井正樹は原澤の仕事ぶりをこう語る。

▲原澤が信頼する上司の一人、花井正樹

「アシストがQlikViewの取り扱いを始めた直後から、導入企業数はどんどん増加していく状況下で、サポートセンターの確立は喫緊の課題でした。原澤さんとは2009年5月から初めて一緒に仕事をすることになったのですが、彼女が他製品のサポートセンター立ち上げ経験者であったことを知り、全面的にQlikViewサポートセンターの基盤づくりをお任せしました。重責だったとは思いますが、過去の経験を生かしながら明るくポジティブに先導してくれたお陰で、早い段階から質の高いサポートを提供することができたと思います。さらには、トレーニング・コースの教材作成や体験セミナーのシナリオ作成なども率先して手がけてくれました。サポート業務にとどまらず、“製品の立ち上げ”という俯瞰的な視点が持てるところも彼女の強みだと思います」

原澤は週に一度、在宅勤務をしている。在宅の日はメッセージング・ツールを使い、チームと連携を取りながらサポート業務を行っている。サポート業務を行うにあたり困ることはほとんどなく、在宅勤務のおかげで、子どもとの時間を多くとれるようになったと言う。在宅勤務をはじめてから長男は剣道のお稽古も始めた。そして原澤が特に在宅勤務のありがたさを痛感したのは、昨年3月11日の地震のあとだったという。

「私の住む地域は液状化による大きな被害を受け、ライフラインが1ヵ月近く整いませんでした。復旧の順番は、電気、ガス、水道、下水道で、被災地にもかかわらず、計画停電もあるという状態。電気やガスが復旧しても下水道が利用できないとトイレも洗濯もお風呂も料理もできません。実家に避難したり、仮住まいしたり、主人はホテル住まい、その中で、空き巣が多発しているという情報や業者の出入りも多く、家を空けられない状態でした。その時、会社と上司の計らいで4月15日まで、在宅勤務をさせていただきました。家で仕事ができたので業者の手配もでき、本当に助かりました。柔軟な対応をしていただけた会社にとても感謝しています」

仕事も育児も妥協したくない自分を欲張り、と言う原澤は、大学時代は音楽とアルバイトに明け暮れる学生だった。

「学生時代は、ずっとオーケストラでヴァイオリンを弾いていました。学部も教育学部の音楽を専攻していたのでコンピュータとは関係がないのですが、IT業界を選んだのは、学生時代に秋葉原のパソコン・ショップでアルバイトをしていたのがきっかけです。その当時は、まだノート・パソコンの出始めで、詳しい人も少なかった時代だったので知識のない私でも接客ができたのだと思います。小さなお店だったのですが、毎月売上が良かった店員には1万円ご褒美がもらえたんです。毎月のようにいただいてました(笑)」と、学生時代から仕事熱心だったことはいうまでもない。

原澤がアシストに入社を決めたのは人事採用担当者が皆とても感じよく、特にに女性の人事部長の話し方がやわらかく、こんな働く女性になりたいと思ったからだという。

「当時から女性で活躍されている方が多く、長く勤めることができそうだと思い入社したいと思いましたが、二度の育児休暇を経て働き続けていられるのですから、その通りの会社でした。もちろん仕事は楽ではありません。メーカーに問い合わせをしても解決できない難解なお問い合わせをいただいた時など大変な時はありますが、それでも色々な方の協力を得て、何とかこなしている毎日です。今年は、さらにアシストWebサポート・ページでのサポート・サービスの充実を目標にして、FAQや技術情報の公開など、より良いサポートを目指して工夫していきたいです」

IT業界は残業時間が多く、アシストも例外ではない。それでも、子育てを優先しながらも仕事を続けたい社員がそこに居続けられること、それを見て、また若い社員がそれに続いていかれるよう、手を抜くことなく自分のできることを真剣に行うのが先輩社員の務めであることを原澤は自覚している。

「社内でも働く母親は増えています。子どもの成長によって母の悩みも変わってきます。働いていると、外で母親同士の交流の時間を持つことができないので、所属部門を越えて先輩ママの話を聞けたり、交流できる機会があると嬉しいですね。また、子どもの急病などの急なお迎えに対応しやすい、時間単位の有休を、例えば有休のうち5日だけとっていいといった制度ができればとても助かると思います」。それが実現するかどうかは、原澤はじめ働く女性社員の仕事ぶり次第かもしれない。

子育て期間中は、家でも会社でもあっという間に時間が過ぎ、自分のための時間は皆無といってもいい。それでも、仕事をしている自分と、母である自分を持っていることで、忙しい中でもとても充実している、働いていることは自分を成長させ、磨いてくれると思う、と原澤は断言する。

「今の生活を、毎日一生懸命過ごしていくことで、結果がついてくると思って過ごしています。息子が剣道をやっており、先生からいつもありがたいお話を伺うことができるのですが、その中で、“意識が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる”というお話がありました。意識が変わっても、行動に移すのは本当に大変なことだと痛感することも多いです。仕事も子育ても、自分に言い聞かせながら頑張っているような気がします。これからの10年も、地道に、焦らずしっかりと子どもに恥じることがないように生きていきたいです。私が1回目の育児休暇をとらせていただいた時は技術職で育児休暇を取得して復帰して仕事をしている同世代の人はほとんどいませんでした。後に続く後輩のためにも、技術職でも育児休暇を取得しても頑張っていけるんだという見本になるよう仕事をしていきたいと思っています」

IT業界は変化に富んでいる。遅れをとることのないよう、必死についていきたいという原澤や、原澤に続く女性社員が、これからも自分らしく、「欲張って」働けるような会社が増えれば、日本社会全体も変わっていくかもしれない。

(文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓)


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