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次なるチャレンジを探し続けるコンサルタント

[掲載媒体]INSIGHT NOW!
[日付]2011年10月18日


アシストはコンピュータ・ソフトウェアを扱っているが、ライセンス販売の会社であり、ソフトウェアの開発はしていない。そしてほとんどの製品は独占販売ではないために、アシストでもっとも大切なものといえばその社章が示すように「人」である。

次なるチャレンジを探し続けるコンサルタント

株式会社アシスト
コンサルティング室
西嶋 真澄(にしじま ますみ)

1990年アシスト入社。開発ツールであるFOCUSのサポート・エンジニアを経て、ユーザ教育を担当。93年結婚を機にアルバイトになり、96年正社員に復帰。プロダクト・エンジニアとして、AS400版、UNIX版のFOCUSファミリーのリリースに従事。顧客支援エンジニアを経験したのち、現在コンサルタントとして顧客のIT企画、システム要求定義を支援する。




「特に今のように、同一商品を複数の代理店からお客様は選ぶことができる時代、社員の能力こそが企業の財産であり、唯一の競争力となるのではないでしょうか」。こう語るのはアシスト、コンサルティング室の西嶋真澄である。

西嶋はコンサルティング室の紅一点。最近はWebコンサルティングの支援で顧客から厚い信頼を得ている。しかし西嶋の活躍の場は顧客向けプロジェクトの進行だけではない。アシストの社員に向けた教育支援も担当した。

西嶋はアシストで人材育成プロジェクトが始まった2003年、このプロジェクト・リーダーを任された。育成プログラムを企画、導入した初代“論理思考の特訓”講師である。これまでに約200名の社員に特訓を行った。

「“論理思考の特訓”とは、論理思考を鍛えるために、短時間の演習をいくつも行う研修です。論理思考はビジネス・パーソンにとっては基礎能力の1つです。また、学習によって身につけることが容易です。コミュニケーションや資料作成、会議などすべてのビジネスの場面で共通した論理思考の枠組みを持つことで、ムリやムダを省くことができ、業務スピードを向上できます。その思いがあって、人材育成プロジェクト・リーダーを任された時に基本コースとして採用しました。講師は基本的なフレームワークとして“ロジック・ツリー”を解説しますが、後はひたすら演習。短時間で演習課題をこなし、チームでまとめ発表ということを繰り返します。時間がきたら、できていてもいなくても終了。結果を出さねばなりません。思考の論理性とスピードの両方が求められます。課題分析、問題解決、資料作成、コミュニケーション、会議進行などテーマを変えて徹底的に論理的な整理スキルを定着させます。講師はラクですが、受講者はしんどいと思います」と西嶋は言う。

西嶋は入社以来サポート・エンジニア、プロダクト・エンジニアなど、ずっと技術を専門としてきた。

「実は高校時代、親に無理を言ってパーソナル・コンピュータを買ってもらったオタク少女でしたから。当時はDOS/OSが世の中に出始めた頃で、BASIC言語で簡単なゲームを作って楽しんでいました。趣味の域を出ませんでしたが、大学の夏期講習でFORTRAN言語を用いたメインフレームのコンピュータ実習でプログラミングのおもしろさを再認識し、将来の職業はこれだと思いました」。そして企業説明会を回る中でアシストに決めたのは、会社説明会で社長のビル・トッテンが学生一人ひとりに「君は野球やる?」「テニスは?」と始めたからだという。

「他の企業は事業の成長性や社員に期待することから説明を始めるのに対して、これは衝撃でした(笑)。そしてここなら絶対おもしろいことが経験できると直感しました」

配属は、役員向けに希望先をプレゼンする形で決められた。もちろん西嶋は技術者を希望し、開発ツールであるFOCUSのサポート・エンジニアとなる。

入社して3年、西嶋は結婚を機に一度退職し、業務内容はほとんど変えずにアルバイトとして働くようになった。残業などを考えると、仕事と家庭の両立は難しいのではないかと思ったからだ。

「結婚生活に慣れると、(アルバイトでは)チャレンジがなくて、もの足りなさを感じるようになりました。自分の都合で辞めたのでだめかもしれないと思いましたが、正社員に戻してもらいたいとお願いすると、拍子抜けするほどすんなり受入れてもらいました」。復帰後、西嶋は新製品のリリースや品質管理に携わる。しばらくして、顧客プロジェクトを支援する部署の創設を聞き、参加したい意向を伝え、異動が決まった。

アシストには「自由異動の原則」というのがある。社員が自由意志で、希望する職務/分野/地域を求めて、異動先に直接、異動希望を出すことができる制度だ。受入部門の人員枠に残があることなどの条件や、会社発令の人事ローテーションにより異動した場合は、発令の意図を理解し、原則としてその異動から最低1年間は自由異動の申請はできない、など運用ルールはあるが、異動元の部門長には異動の拒否権がなく、受け入れ部門の部門長が承認すれば異動は決定する。再入社を認めること、そしてこの自由異動の原則、どれも「人」を大切にする企業ならではの計らいである。

西嶋はこの後、コンサルティング部門の発足で、再び同様に自ら手を挙げ、現在のコンサルティング室へ異動し、コンサルタントとしての道を歩み出す。

「コンサルタントの支援スタイルは人によって多様ですが、私の場合は、自分で『巫女型』と定義しています。実際にはその企業の社員ではありませんが、できるだけ企業のDNAや事業背景を憑依させた形でお客様に入り込むと同時に、プロフェッショナルとして客観的な見地に立ったコンサルテーションを心がけています。寄り添うスタイルと言い換えるといいでしょうか。ただ、場合によってはお客様を追い詰めます。憑依していると表現したように、お客様プロジェクトの一員という意識ですので、甘い分析や検討モレには容赦なく議論を投げかけます。本当にこの要件で課題が実現できるのか、成果が上がるのかを常に問いかけます。ある企業の執行役員が検討会での私との議論をおもしろがってくださり、『今日のテーマは何?』と毎回顔を出していただいたことがありました。似たようなことはよくありますので、スタイルとしては成功しているのでしょう」

こうして、いま西嶋はコンサルタントとして刺激的な日々を送りながら、常に次なるチャンレンジを探している。

「以前、顧客支援エンジニアをやっていた時、いただいた要件に合わせてBIシステムを導入する、プロトタイピング開発の仕事をしました。1年後に訪問すると利用者が増えていない、活用シーンが広がっていないことに疑問を持ちました。“なぜ、去年のままなのだろう?” “なぜ、活用いただけていないのか?”“もしかして不要なおもちゃを売りつけたのではないだろうか?” ・・・ ソフトウェアは道具ですから、使い倒していただいてこそです。そのころからお客様のシステム導入の背景やビジネス課題を理解した支援をしたいと思うようになりました。購買部門やIS部門の方とだけではなく、実際にシステムを利用する方々の思いを知りたいと思うようになったのです。今もこの思いは変わりません。お客様企業の成長に役立ち続けるために、お客様と同じ目線で課題に取り組みたいのです」と西嶋は言う。

家庭と仕事以外で、今西嶋がエネルギーを注いでいるのが高校の同窓会組織の活動だという。福岡出身の西嶋は、約5,000名ほど会員のいる同窓会組織の東京支部が行う月例会の世話係として、毎月、著名な卒業生の講演をアレンジしている。

「“新聞屋です”“車屋です”、とおっしゃる先輩が、実は巨大企業の経営陣だったとわかり冷や汗をかくこともあります。大変な高校を出たものだと思うと同時に、良い人脈を持てていることを誇りに思っています。先日も某鉄鋼企業の先輩から今後のエネルギー政策の課題をお聞きするなど、見識を広げることができました。毎月スケジュールを工面するのは大変ですが、自分の肥やしになっていると思います」

自分のことを飽きっぽいと分析する西嶋だが、こうして常に自分を新しい刺激的なシーンに置くことで自身を奮起させ、向上させているのかもしれない。

「アシストは、汎用ソフトウェアの販売とサポートという事業ドメインを全く変えずに40年の間このビジネスを継続してきました。長年海外のソフトウェアベンダーの日本進出に積極的に関わってきたことは誇りでもあります。私も、これからもコンサルタントとして仕事を続けていきたいですが、数ヵ月で終わる狭い領域でのプロジェクトではなく、長期間にわたってお客様企業のIT戦略実現をお手伝いしたいですね。また、どうしても国内での活動に限られているので、海外、特にアジア地域での仕事ができれば楽しいだろうなと思うことがあります」

西嶋が教育プログラムで導入した論理思考の特訓ではないが、結果を出すことが求められるコンサルタントとして、オタクだった女子高生は、ここならおもしろいことが経験できると直感した通りの毎日をいまアシストで送っている。

(文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓)


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