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自分の速さで成長する。

鈴木 康二(Koji Suzuki)

システムソフトウェア事業部
技術2部技術3課

2007年入社、内部統制・セキュリティ強化事業推進室を経て、現在システムソフトウェア事業部。


業務の多様化で、企業内で利用するシステムの数は増加の一途をたどる昨今、これらのシステムには認証や認可のためにIDやパスワードが不可欠となっている。しかもこれらアイデンティティ情報は共有されることなく散在しており、高度で複雑な管理が求められる。アシストでもこれらのユーザニーズに合わせてID管理分野の製品を取り揃え、提案から構築支援まで、セキュリティにおける総合的なサービスを提供している。

この分野は、技術的にとても敷居の高いエリアであり、かつ、お客様の組織や業務にも精通し、パッケージ・インテグレーターであるアシストの域を超えてシステム・インテグレーター的な感覚での、システム設計も含めたスキルも求められる。

このID管理構築業務でお客様から信頼をいただき、アシストの業務に大きく貢献しているのが鈴木康二である。運用コストの削減や利便性を求められながらも、確固たるセキュリティやコンプライアンスのリスク管理を提供するという、地味ながら企業システムに欠かせない分野に、物静かで慎重な鈴木は適役だ。

大学院時代の経験


大学卒業後、大学院へ進んだ鈴木がアシストに入社したのは、大学院1年の時、ある企業でインターンをしていた際に、他の大学で1年先輩だった知人(アシストに入社)から勧められたのがきっかけだった。アシストに企業訪問をし、試験を受け、その雰囲気の良さやサポーターの丁寧な対応から、一緒に働いてみたいと思ったのが入社の動機だったと言う。

大学院では経営倫理学を専攻し、CSR(corporate social responsibility:企業の社会的責任)の分野について研究をおこない、実地調査や担当者へのインタビューを盛り込んで社会性の高い非営利企業とCSRの関係性をテーマとした論文を作成した。

「論文作成には1年くらいかけ、多くの時間と体力を費やした記憶があります。この分野を選択した副産物としては、研究テーマが企業活動に関するものであったこと、また、教授が企業出身の方だったために、多業種多分野の方々とお話をする機会を持つことができたことです。それにより、自分だけでは考えることができない知識を身につけることができたのは大きな収穫でした」

大学院時代にはインターンも経験した。

「2箇所でインターンをしました。1つはITベンチャーで、入学してから1年半程、家電や車といった製品のカタログ値を比較できるサイトの企画/構築や、データ作成等を実施しました。最初はサイトのデータ入力などの簡単な業務から始まり、そのうち特定製品のカテゴリに対する業務を任せられるリーダーとなってサイトの構成やその他業務の企画等について関わるようになりました。もう1つは某公共企業のシンクタンクで研究員のサポート業務を行いました。こちらは入学後約1年間、特定の研究員の下で調査を行ったり、スライドやデータ作成等を実施しました」

修士論文のために時間が割けなくなりインターンを辞めるまで、鈴木はこうして意図的に自らを多忙にした。できるだけたくさんのことを経験したかったのと、企業や組織に属して、学生の身でありながら社会を垣間見ることで、仕事への意識を徐々に固めていくためだったと言う。

“適当にやる”を、やらない


入社後、鈴木は内部統制やセキュリティ強化事業を推進する部署に技術として配属された。2005年に米国企業の不正会計を背景に米国で制定されたSOX法にならい、2008年から日本版SOX法が適用されることとなり日本企業でも内部統制に取り組みが始まった頃である。内部統制を効率的に運営していく上で、ITが果たす役割は大きい。アシストでも、いかにしてITを有効かつ効率的に活用してそれを機能させるかの取り組みに着手した。その後、新組織となり、鈴木はシステムソフトウェア事業部でそのままID管理製品を担当する。

上司の湯浅は、鈴木についてこう語る。

「鈴木さんは真面目で、とても真摯に仕事に取り組みます。“適当にやる”、ということをしないので、それが災いしてか、3年目ぐらいまでは複数の仕事が入ると柔軟な対応ができないこともあり、おそらく悩んだ時期もあったと思います。当時は複数の案件の主担当になることはあまりありませんでしたが、2年くらい前に、サブ担当をつけずにいくつかの案件を対応していただいたところ、積極性と責任感が芽生えたのを感じました。彼なりに仕事のやり方を模索し、克服したのでしょう。特に鈴木さんの場合は、自分が腹の中で十分に理解できればお客様の要望に対して100で応えるのではなく、120、いや、それ以上の回答で応えるスキルを持っています。今ではチームになくてはならない存在であり、その献身的な対応でお客様からも高い信頼を得ています」

上司の湯浅

ID管理システムの構築プロセスは、まずお客様の要件をヒアリングすることから始まる。

「お客様からヒヤリングしたことをパッケージの機能に落とし込むのですが、それを実現するためのコミュニケーションの取り方やドキュメントの作成といった手法は、一朝一夕には身に付くものではありません。ですから辛かった時期もありました。まずは先輩のやり方を真似するところから始め、仕事をしている姿勢であったり、発言する内容なども参考にしました。また、わからないことに関しては湯浅さんや笹沼さんなどの先輩方から丁寧に時間をかけて教えていただきました」と鈴木は言う。

湯浅から見て鈴木が伸び悩んでいると感じた時期だ。製品機能は自分自身で学習して身につけることはできる。しかしID管理システムはお客様の要望を基に製品機能へ落とし込むプロセスを経なければ出来上がらず、それは幾度も打ち合わせを行い、お客様との合意形成を行っていかなければならない。その方法を、鈴木は先輩たちを手本としながら、自分なりの勘所に落とし込んでいった。

「いろいろな面で先輩方から厳しく導かれたおかげで、レベルアップさせていただいたと思っています。とても感謝しています」

お客様の業務については理解するまでヒヤリングを行うことに徹するようにし、ヒヤリングでわからないものに関しては、実際の業務をみせていただくこともある。ある公共団体のID管理案件では、半年程、毎日お客様先に訪問した。

「当初はお客様から求められるレベルが高く、ついていくことが精一杯でした。でもこの経験があったからこそ、現在は案件対応がスムーズに行えるようになったのだと思っています」

システムの内容をお客様と詰めて構築を行う作業は、仕組みを作っている感があり、とても面白い、と鈴木は言う。アシストが提供するのはID管理製品だけでなく、パートナーが取り扱っている製品や情報活用製品を含めたシステム構築案件である。鈴木はいま、率先してこの構築プロジェクトの先頭に立ち、お客様からの信頼を勝ち得ている。

「自分の行動や発言に関しては、後悔しないようにすることを意識しています。また童門冬二さんの小説『上杉鷹山』に影響を受けました。絶対に怒らないという姿勢、当たり前のことを持続する力、付加価値の高い仕事をする、など。日々学ぶことはありますし、いまは業務としてアサインされた案件に対応することに時間を割いていますが、自分発信で何か働きかけをを行う業務を増やしていきたいと思っています」

自分の弱点は徹夜などをして長時間働く体力がないこと、と鈴木は言う。だがそんな弱点は、慎重さと自己犠牲を厭わない性格、そしてスキルでカバーすることができるだろう。上杉鷹山ではないが、火種は燃える人の心の象徴で、誰もが心に炭を持っている。鈴木はこれからも、その火種に灯った火を自分のペースで燃やし続けていく。


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