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高品質の講師を目指す、職人肌

小笠原 宏幸(Hiroyuki Ogasawara)

サービス事業部 教育部

2002年入社、教育部に所属となる。現在はOracleとPostgreSQLの講師を担当。


2013年6月発行『SQL逆引き大全 363の極意』の現場リーダー


アシストのサービス事業部では、サポートセンター、ヘルプデスク、そして教育部という3つの部署に分かれて顧客に向けたサービスを提供している。小笠原は教育部に所属し、現在データベース製品の研修講師を担当する。
講師を務める日は一日講師として登壇し、講師がない日には各種テキストや新しい研修の立ち上げ準備、書籍の執筆などに専念する。

「現在、OracleとPostgreSQLをメインに担当しています。講師の日は、まる一日講師を務めたあと終わってから諸々業務を片付けます。講師がない日はテキストの改訂や新しい研修の立ち上げ、書籍の執筆などの物書き系や、後輩の指導なども行っています。教育部では、若手の場合は自分が新たに担当する製品の研修準備の占める時間が多くなりますが、私はすでに全コースの講師を担当できるため、物書き系の時間が多い傾向にあります」

昨年6月には小笠原たちが執筆した『SQL逆引き大全 363の極意』が出版された。企業が利用するデータベースは、商用だけではなくオープンソース系もかなり増えている。その操作で使用する共通言語SQLは、各リレーショナル・データベース管理システムごとで細かな記述方法の違いが存在するうえ、特定のデータベースだけしか使えない機能もある。この本を手引きにすれば、Oracle Database、PostgreSQL、PostgreSQL Plus Advanced Server(PPAS)、MySQL、MariaDBの各データベースについて、関数や演算子の名前を知らなくても目的別にSQLを探し、逆引きで調べて異同が一目でわかるというもの。執筆にあたり小笠原は、現場リーダーとして他の事業部と共同しながら、誌面の構成やレイアウト調整なども含めて書籍全体を統括する役割を担った。

小笠原はもともと書くことは好きではなかったと言う。
「入社後まもなく、教育部では話すことは当然として、高い文章作成スキルも求められることが分かりました。テキストの改訂や研修報告書などの機会が非常に多いからです。この段階で自分のスキルが全く足りていないことに気づき、軽くショックを受けたのを覚えています」

簡潔にわかりやすい文章を書く。そのため小笠原は本や記事を読んで使えそうなフレーズがあれば頭に留めておくようにしたり、当時の上司の書いた文章を参考にするなど、自分なりに日々工夫を凝らすことを心がけた。

入社から8年間小笠原の上司で、現在データベース技術本部の小野明洋は、教育部時代を振り返り、こう語る。
「教育部は研修では講師として口頭で伝えることはもちろん、テキストや書籍などに文書で書くことで相手にわかりやすく伝えなければならない部署です。自身が理解していることが大前提ですが、当初、小笠原さんは自身はよく理解しているのにそれを相手にうまく伝えられないということで悔しい思いをしているのを感じました。そしてそれを克服するために人一倍努力もしていました。セミナーの練習でも、テキストの改訂でも、何度再チェックになっても納得いくまで修正を行う。彼ほどチェックに時間がかかった後輩はいませんが、その真剣さゆえに、どこまでもそんな彼に付き合おうという気持ちにさせられました」その真面目さとこだわりゆえに、小笠原は時に小野の指摘に対して本気で憤慨し、口論になったこともあったという。

「仕事のことで言い争いになり、でもその後ふたりでラーメンを食べに行ったりしたことが懐かしいです。ラーメンを食べ終わった後、また店の前の路地で30分ぐらい大声でケンカをしたのですが(笑)」。 言われたことをただその通りやるのではなく、自分なりの意見をぶつけてくる小笠原の仕事への熱意、取り組み方がとても好きだったと小野は言う。

元上司の小野

お客様に感動を与えられる作品を作りこむ、というこだわり


そんな小笠原にとって「文章を書くスキル」に一つの転換期が訪れたのは入社5~6年目に執筆した『プロとしてのPL/SQL入門』であった。

「基本ゼロのところから、あれほどの量の文章を書いたのは初めての経験でした。最初はなかなか納得いく文章が書けず非常に苦労しましたが、自分なりにこだわって書き続け、途中から“文章を書く楽しさ”のようなものを感じるようになりました」

常に最高のものを自分自身に課す小笠原のこだわりは、結局はお客様に最高のものを提供したいという思いからきている。入門書出版という初めての大作業をやり遂げたことは小笠原にとって大きな自信となり、それが今に繋がっている。また執筆だけでなく、担当するプロダクトにおいても小笠原は重要な案件を数多くこなしてきた。例えば、お客様のデータベース設計標準書を基にしたカスタマイズ研修や、特定のお客様のみに実施する新コースの立ち上げなどを主担当として行い、その内容の高さ、充実さに満足したお客様からはリピート注文をいただいた。

講師として研修の企画、資料作成、その実施は「モノづくり」にも似ている。その過程でいかにお客様に感動を与えられる作品を作りこむかが、小笠原のこだわりだ。事例に登場していただいたある企業ユーザは、小笠原の研修にこうコメントしている。

「当社から出した要望を研修やテキストに『期待以上に』反映していただきました。特に新規にご用意いただいたOracleセキュリティコースの完成度には非常に驚きました。アシストは社名の通り、現場を徹底してアシストするプロフェッショナル集団であると感じています」まずは自身が納得し、それをいかにお客様にフィードバックするかを考え、練りに練られたそのセミナーやテキストは小笠原のオリジナル作品となり、その熱意は自然とお客様にも伝わるのである。

働くことは人生修行だ


働くことは人生修行だ、と小笠原は言う。新人の頃は平日も週末もなく働き、睡眠時間を削ることも多かったのも、自分に厳しく、またその気難しい職人肌ゆえのこだわりからだ。現在は結婚し、一児の父として家庭と仕事のバランスを考えて以前のような働き方ではなくなったが、それはやるべき仕事は着実にこなし、責任を持って物事に取り組める集中力が培われたこともある。

「現在、上司が仕事と家庭に関して理解があり働きやすい環境を整えて下さっているのには非常に助かっています。また、私も短時間でクオリティの高い成果を残せるよう、以前よりも進め方や時間を意識して業務に取り組むようになりました。文章作成においては、現在は読み手に合わせた構成・表現・内容にすることを特に意識するようにしています。例えば、前提解説を入れるとか、逆に詳細解説を省くなどの調整です。また、構成も既存フォーマットに当てはめるだけにならないように注意しているつもりです」

小笠原の起動力となっているのは講師を務めた後お客様からいただくお褒めの言葉と、研修テキストや書籍の文章がきれいにまとまった時の達成感だという。職人肌の小笠原は、今日もこだわりをもって「お客様の最高」を目指す研修を作りこんでいる。


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