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アシストJP1ユーザ会

運用視点から見た課題解決のヒント | クローズアップ

(発行日:2016年5月)


株式会社アシスト システムソフトウェア事業部 
技術統括部長/JP1ユーザ会事務局代表 蝦名裕史

JP1ユーザ会では、会員企業のマネジメント層によるワークショップを開催し、各回でテーマを決め、情報交換を行っています。2015年度は、「クラウドサービス」「セキュリティ対策」「BCP対策」をテーマに、情報システム部門における実践的な事例を交えながら討議を行いました。


クラウドサービス

国内におけるクラウドサービスの利用は拡大している一方で、様々な制約からクラウドサービスの利用を制限している企業も少なくありません。利用用途もメールやグループウェアなどの汎用的なものから基幹系業務システムまで、ユーザ各社での取り組み状況にも差異が見られました。コストや運用負荷の削減などが利用する前の期待通りでなかったり、移行に想定以上の費用や工数が発生したケースもありました。一方で不安材料として多かったセキュリティ面やアプリ改修などがスムーズに対策でき、効果を十分に感じている事例も数多くありました。クラウドサービスに対するメリット/デメリットや、既存環境との比較、考慮点など、様々な観点で討議を行い、今後のインフラ活用に活かせるような情報交換を行うことができました。


セキュリティ対策

2015年度は、「標的型攻撃対策」に関するキーワードが年間を通して大きく取りあげられました。(参考:「いま関心をお持ちの情報漏洩対策」 図表参照)また、ワークショップに参加する企業アンケートでも、課題の筆頭がセキュリティ対策でした。

図表: 「 いま、関心をお持ちの情報漏洩対策」

ワークショップでは各社のセキュリティ対策に関する取り組み状況や今後の対策分野に関してのディスカッションが活発に行われました。ポリシーの策定や入口/出口対策、モニタリングなどいろいろな対策手法の情報交換も行われましたが、非常に興味深かったのは、「最後は人の対策が重要」と意見がまとまっていることでした。セキュリティ対策に関する意識向上や教育、訓練があってこそ仕組みも有効に機能します。100%の侵入防御が難しくなってきた今、普段からセキュリティインシデントに対する迅速な反応や準備が不可欠となるようです。


BCP対策

大規模震災から数年を経て、あらためてIT-BCPに対する各社の取り組み状況や今の課題を見直す機会として討議を行いました。IT-BCP対策のポリシーや対策手順、仕組みの見直しなど今のIT環境に即した対策改善の必要性が議論されました。また、セキュリティ対策同様、本番を想定した定期的な訓練や定期的に見直しを行う改善サイクルの定着などを各社がアイディアを出し合い議論しています。


参考)ユーザ動向レポート:2016年度に解決したいシステム運用の課題とは?

ワークショップでは、各社のマネジメント層が抱える様々な課題をテーマとして、各社の実例や工夫、悩みを共有し自社への改善に活かせるよう活発に議論が行われています。クラウドやIoT、AI活用など新たなテクノロジーが活用される今、IT部門の役割、技術者の役割も少しずつ変化しているのかもしれません。IT環境だけではなくIT部門も変化の波に乗り遅れることなくビジネス貢献していくことが必要です。ワークショップのサマリーは、JP1会ユーザ会ワークショップレポートに掲載されていますので、是非ご覧ください。

※JP1ユーザ会ワークショップレポートはJP1ユーザ会の会員向けサイトにて公開されています。
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