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Delphixブログ>テストデータ作成の常識を変えて「Time To Market」を短縮する方法

  • 初級編
2017.06.29

テストデータ作成の常識を変えて「Time To Market」を短縮する方法

Time to Marketの短縮には様々なアプローチが存在しますが、今回の記事ではシステム開発の観点から、「テストデータ作成」の常識を変えることでTime to Marketを短縮する方法をご紹介します。

Delphixのブログはじめました!!!

みなさま、はじめまして。株式会社アシストの通称「よっちゃん」です。今までOracle製品の技術者として活躍!?してきましたが、なんとこの度、新しい製品を始めることになりました。このブログではアシストで新しく取り扱いを始めた製品「Delphix(デルフィックス)」について得た情報を記載していきます。

デ、デ、Delphixってなんですか?っという状態ですが、そんなDB技術者が新しく学んだDelphixの製品、技術情報をガチンコで提供していきたいと思います。DB技術者だけでなく、すべてのIT技術者の毎日をハッピーにする!?Delphixの最新情報を定期的に発信していきますので、みなさま見てくださいね!

Time To Marketとは

Time To Marketとは、製品やサービスを市場へ投入するまでの時間のことです。

変化の激しい時代ですから、企業は常に新しい製品・サービスを他社に先がけて提供していかなければ生き残っていけません。
より良いものをより速く提供し、自社の製品、サービスを消費者に利用してもらう必要があります。そのためには、製品・サービスを市場に投入するまでの時間、つまり「Time To Market」をいかに短くできるか!?ということが非常に重要になってくるのです。

「Time To Market」短縮のために、開発期間を短縮できるか?

企業は、Time to Market短縮のために開発の効率化が必要です。開発の効率を高めるために、アジャイルやDevOpsなどといった新たな手法に取り組む企業も増えています。

それによって「設計、構築、テスト」の効率化、自動化も進んできていますが、いまだに実現できていない部分が存在します。それはテストや開発する際に必要な「データ」の部分です。

開発やテストで使用するデータについては、通常は、ダミーデータを準備したり、本番環境の一部のデータのみ抽出してデータを準備するのが一般的です。つまり現状では不完全なデータで開発、テストの確認をせざるを得ないのです。不完全なデータで確認しているので、本番環境と開発環境のデータ量や分布に違いが生じてしまうため、開発環境でいくらテストしても本番環境でまた新たな問題が発生するのです。

新たな手法で開発サイクルを向上させようと努力していますが、肝心かなめのデータ品質がボトルネックとなり、開発サイクルの向上を妨げているのが現状です。

むむむ。。。だったら、本番データをそのまま使えばいいじゃないか!!と、思いますが、本番データをそのまま使えない理由があるのです。

テストに本番データが使えない4つの理由

(1)テスト/開発/レポーティング環境へデータを提供する時間の増加

1つ目は時間の問題です。最近では、TB(テラバイト)クラスのデータベースを持っているという企業も珍しくありません。数TB、数十TBのデータベースではデータの準備に非常に時間がかかります。

また、本番データを利用する場合は利用申請が必要なケースがほとんどではないでしょうか。ストレージ管理者、DB管理者に申請後、本番データを準備する必要がありますので、開発者がデータを利用できるまでに数日から数週間かかる場合もあります。

(2)本番データ複製を多数保持するストレージ・リソースの増大

2つ目はリソース(資源)の問題です。開発環境で本番環境と同じデータをコピーするとなると、本番環境と同じストレージ容量が必要です。かつ、開発環境を複数使用するとなると、その分のストレージを用意しなければなりません。5TBの本番環境のデータをもとに10個の開発環境を作成する場合、50TBのストレージが必要です。
開発、テストのために追加ストレージを準備するのはなかなかハードルが高いですよね。

(3)不完全なデータがシステム品質に影響

3つ目はデータの品質に関する問題です。先ほど記載したように、現状では時間の制限もあるため、ダミーデータや本番環境の一部のデータのみを利用して開発を行っています。不完全なデータで開発、テストを実施しているため、いざ本番リリース!といった段階で新しいエラーや不具合が発生するケースも少なくありません。

(4)個人情報、機密情報漏えいのリスク

最後はセキュリティの問題です。本番環境のデータを開発、テストで利用する場合、個人情報の取り扱いに気を配る必要があります。名前、住所、カード番号等のデータをマスキングし、情報漏えいリスクに対処しなければなりません。

マスキングを実行するとなると本番データを提供するまでのステップが増えます。本番データを利用するために利用申請、データ準備に数日から数週間かかる状況ですが、さらに追加ステップが加わり、開発者がデータを利用できるまでに多大な時間を要することになります。

テストデータ作成の常識を変えたDelphix

今までボトルネックとなっていた本番データの利用ですが、革新的なソリューションが提供されました。
そう、それがDelphix。

Delphixとは、一言でいうと「データベース仮想化ソリューション」です。下の図にあるように、Delphixは本番環境のデータベースを取り込み、テスト用データベースとして瞬時に生成することが可能です。しかも、生成されたデータベースは参照だけでなく更新も可能です。


そして、Delphixを使えば先ほど記載した「4つの理由」全てをクリアすることが可能です。

(1)コピー時間短縮でノー残業!

Delphixは物理的なコピーではなく、ストレージのスナップショット技術とDBMSのリカバリ機能によって、データベースを構成するファイルを仮想的に再現します。複製とは異なり物理的なデータのコピーが発生しません。そのため、本番環境の特定時点のデータを開発環境に瞬時に生成することが可能です。

(2)コスト削減でウハウハ!

物理コピーが発生しないため、本番データベースをコピーする場合と比べ、圧倒的にストレージ容量を抑えることができます。また、ストレージの圧縮技術もあるため、ストレージ・リソース・コストを大幅に削減できます。

(3)データの中身は保証済み!

開発環境に生成した仮想データは本番環境と全く同じデータが格納されます。データ量、データ分布も同じなため、データの品質も問題ありません。

(4)個人情報はマスキングしちゃえ!

本番データを利用した場合、気になるのがセキュリティの問題ですが、Delphixにはマスキング機能も備わっています。開発環境を生成する際にデータのマスキングも実施した状態で仮想データベースを提供できます。



Delphixのすごい機能は他にもあります。が、それはまた別の記事で紹介していきたいと思います。

Delphixという革新的な技術の登場によって、データの提供方法の概念は変わってきておりデータベースも仮想化する時代に突入しました。このブログを通じて「データの物理コピーはもうやめよう!」という革命を新しいソリューション「Delphix」で起こしていきたいと思います。

今回の記事は、テストデータ作成の常識を変える技術の登場によって、システム開発期間の短縮、つまりは「Time To Market」の短縮がさらに進むぞ!というお話でした。

編集後日記

ちなみに、ブログのタイトルはよっちゃんの所属チームのみんなで試行錯誤して決めました。色々な案がでましたが、ほんとにこのブログ名でいいのか!?
と、いまだに悩んでます・・・ が、ブログ名に恥じぬよう正々堂々精進します!(相撲好き)

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