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  • 初級編
2018.08.28

「待たせたな!」データ準備の救世主、Delphix!

「データ準備」という言葉から、みなさまはどのような「準備」を思い浮かべますか?

例えば、データ分析や機械学習の分野では「データの整形」を指しますが、「データベースの複製や提供」もデータ準備の一つです。世間ではデータ活用が盛り上がっている一方で、活用の前段階となる、データを別環境に引き渡す業務に課題はありませんか?

「データベースの複製や提供」にまつわるデータ準備業務の課題を、アシストは多くのお客様からお伺いしました。その中から、全てのお客様に当てはまりそうな課題を3つ、Delphixがどのように解決するのかご紹介します。

【課題その1】システム部の残業時間を削減したい!

あるお客様でシステム部の残業時間削減が課題になっていました。残業の原因分析では、急遽依頼される「突発的な業務」に着目しました。突発的な業務は優先度や緊急性が高く、もともと予定していた業務を業務時間後に後ろ倒しして対応する傾向がありました。そしてこの「突発的な業務」の中には、開発やテスト用のデータ準備に関するタスクが多く含まれていました。

例えば不具合修正や追加のテストが必要になったとき、データが整っていないと開発者やテスターが業務を進められないため、優先して対応しなければなりません。開発やテスト用のデータ準備は、多くの場合で開発者からデータベース管理者に依頼されます。依頼を受けたデータベース管理者は、バックアップ管理担当に連携し、バックアップを対象機器に配置します。データベースをリストア、リカバリし正常に動作することが確認できた後で、やっと開発者に引き渡します。これらの作業を業務時間中に終わらせるためには、もともと予定していた業務を残業時間帯に後ろ倒しさせなければならず、結果としてデータ準備が残業時間を増やす原因となっていました。

お呼びですね!Delphixを!

Delphixがあれば、データ準備に要する時間を削減することができます。データベースの複製やデータの洗い替え、巻き戻しなどの操作がDelphixによって非常にシンプルなものに変わるため、作業時間を短縮できるのはもちろん、開発者はデータベース管理者へのデータ準備依頼すら不要となります。突発的なデータ準備を開発者によるセルフサービスで実現できるので、データベース管理者がデータ準備に費やす時間を削減できます。


開発者のデータベース巻き戻し操作例

上記の画面は、更新テスト後のデータを開発者が巻き戻しているシーンです。Webブラウザ画面からたったの2ステップで実行できますので、データ準備が開発者の作業になったとしても開発者の残業時間が増えることはありません。突発的な業務のうち、データ準備時間が大幅に減り、「システム部の残業時間削減」を実現します。

【課題その2】特定時点のデータをたくさん保存しておきたい!

結婚式のお祝いムービー作成で幼少期や学生時代の写真を探すように、「○○の作業をするために○○のときのデータが欲しい!」と、過去データが必要になることはありませんか?実現したいことに対し、必要となる特定時点のデータは異なります。


実現したいことと必要なデータの例

これらを実現するためには、特定時点のデータを保存しておき、必要なタイミングで過去のデータに巻き戻します。要望される特定時点が多いほど保存する過去のデータは増え、ストレージがどんどん消費されます。

ここでも、Delphixを呼ぶ声が聞こえました!

Delphixは特定時点のデータを保存する際に物理コピーをしないため、ストレージ消費を抑えられます。
データ保存と提供の仕組みを簡単にご紹介します。

 1.データベースをDelphixに取り込み、ベースイメージを作る(バックアップ取得のイメージ)
 2.ベースイメージ以降は更新されたブロックのみをスナップショットとして保存する
 3.再現したい時点のブロックマッピング情報を持つメタデータを「仮想データベース」として作り出す
 4.「仮想データベース」をNFSマウントで提供する(コピーせずNFSマウントさせる)


Delphixは物理コピーをしない

データベースの特定時点を保存しておくとき、通常は物理コピーでまるごとバックアップすることになるので、保存する特定時点の数だけストレージを消費します。対してDelphixでは特定時点を「スナップショット」として保存するため、ストレージ消費は変更ブロックだけに絞ることができます。さらに、提供する際はスナップショットをNFSマウントさせるだけなので、取り込んだデータベースと同じサイズの領域を提供先に準備する必要はありません。

Delphixがあれば、ストレージ消費を大幅に削減しつつ、多くの時点を保存できます。

【課題その3】システムテストの遅延を防ぎたい!

ここでは、Delphixで解決できるシステムテストの課題をご紹介します。あらかじめシステムテストのスケジュールを確保していたにも関わらず、「テスト→不具合発見→不具合修正→テスト中断」を繰り返すうちに予定通り進まなくなってしまった・・・という経験はありませんか?

不具合が見つかった場合は、修正を担当する開発者に環境を引き渡します。その間は修正作業のためテスト環境が開発者に専有されてしまうため、システムテストを中断しなければなりません。システムテストの再開は不具合修正が完了した後になりますが、新たな不具合を発見した際にテストは再び中断します。

テスト用と不具合修正用の2環境を準備でき、かつそれぞれが同じデータを扱えれば、不具合修正の際にテストを中断する必要がなくなりませんか?

さぁ、Delphixの出番です!

Delphixで作成した仮想データベースは、特定時点のデータを他のユーザに共有することができます。
今回の例であれば、テスト担当は不具合が発生した時点のデータを開発者に渡した後に、別のテストシナリオを継続することが可能です。


開発者に不具合発見時のデータを共有

開発者による修正作業の完了を待たなくて良いので、システムテストのスケジュール遅延を回避できますね。テストと不具合修正を並行で実施できるため、システムテストでよく発生するこのイレギュラーな状況をマスタスケジュールから切り離すことができます。

まとめ

今回ご紹介した3つの他にも、Delphixにより解決できる課題はたくさんあります。
データ準備に関し諦めている課題がある方には、Delphixが「救世主」に感じるかもしれません。

みなさまを悩ませているデータ準備課題が、Delphixで解決できれば幸いです。
詳しいご紹介をご要望でしたら、是非お気軽にお問合せください!

編集後記

今回はハイジに代わって私コヤマがご案内しました。

この記事を書いている今日、東京ではたくさんの蝉が鳴いています。
成虫としての刹那な命を存分に輝かせようと、彼らは小さな体から力強い声を響かせています。

私も蝉に負けぬよう、インターネットという大空にDelphixの価値を響かせたい。
そんな想いでおります。

初めてにしてはとても良い編集後記が書けたと思います!
それではみなさん、ツクツクボーシ!

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