Delphixブログ

  • 初級編
2021.04.26

システムリプレース時の現新比較テストにテストデータ管理ツールの利用をおすすめする理由

システムリプレース時の現新比較テストにテストデータ管理ツールの利用をおすすめする理由


システムのリプレースやマイグレーションは様々なトラブルを伴う可能性があります。リプレース後のシステムの安定稼働を保証するために最も重要なのは、システムの「現新比較(新旧比較)テスト」であると言えるでしょう。新しく構築した環境で既存の環境と同じようにシステムが動作することを検証する現新比較テストでは、新旧両方のデータを揃えてテストを繰り返す必要があり、テスト自体よりもデータの作成や共有、巻き戻しなど、テストデータ準備に何倍もの時間と労力がかかるという話をよくお客様から伺います。テストデータの準備に時間を取られた結果、十分なテストが行えずに移行後にシステムトラブルが発生する、あるいはプロジェクトの納期に間に合わないという事態を招きかねません。
今回は、現新比較テストで苦労しがちなテストデータの準備をDelphix(デルフィックス)で解決する方法を紹介します。


現新比較テストのよくある課題

現新比較テストでは現行環境と新環境で同じテストを行います。結果が正しいかを精査するには、テストするときのデータが現行環境と新環境で「同じ時点のもの」でなければ意味がありません。
また、実施するテストによって様々なバリエーションのデータが必要です。
例えば・・・

などがあります。

テストデータの準備はETLやRDBMSのバックアップ・リカバリで実施されることが多いですが、現行環境のデータは刻々と変わっていくため、テストで必要となるデータをすべて保存しておくとなると膨大なストレージを用意しなければなりません。ここにコストはあまりかけたくないですよね。
さらに、必要なデータをテスト環境に再現するには高度なスキルが必要なため、対応できる人が限られます。いわゆる「業務の属人化」です。現新比較テストでは現行環境と新環境の実行結果が全く同じになるまで何度もテストするので、一度テストデータを準備すればおしまいというわけではありません。属人化で作業者が限られているにもかかわらず、テストデータを準備する頻度が高いということになります。

したがって、インフラ担当者、テスト担当者、プロジェクト管理者それぞれで以下のような課題が発生することが考えられます。

インフラ担当者:

データ準備に業務時間が割かれる → 他の業務に手が回らない

テスト担当者:

テストの待ち時間が発生する → 効率よくテストがまわせない

プロジェクト管理者:

ストレージコスト/テスト工数が増加する → プロジェクト経費/リリース遅延リスクが増加する

Delphixではこの課題をどう解決できるのでしょうか?


現新比較テストにDelphixを利用するメリット

Delphixは複製元のデータベースのデータを取り込み、取り込んだデータを「〇月〇日xx時のデータ」、「△月△日xx時のデータ」といった時系列形式で管理します。保存したデータを使用したいときには専用のインターフェースから必要な時点のデータを選択して数クリックするだけで、誰でも過去のデータを再現できます。
さらにデータの再現はデータ容量に関わらず、わずか数分で完了します。前述のバッチテストのために月末時点のデータがほしい場合、以下のようなイメージです。



さらにセルフサービスと呼ばれる開発者・テスト担当者専用インターフェースを使用すれば、インフラ担当に依頼せずにテスト担当者自身で現行環境、新環境のデータを任意時点に揃えることができます。もちろんこの作業も数クリックかつ数分で完了します。
例えば、現新比較テスト中の結果が想定と異なった場合、再テストのためにデータをテスト前に戻すイメージは以下のようになります。



最後に、ストレージコストについてです。Delphixで再現されたデータはDelphixの機能により物理コピーのわずか数分の一で済みます。詳細は こちら で解説していますので気になる方はチェックしてみてください!


Delphixを利用するメリットをイメージいただけましたか?
ご説明したようにDelphixの機能を使えば、前述の課題を以下のように解決できます。

インフラ担当者:

誰でもデータ準備が数分でできるのでデータ準備から開放される 
→ 他の業務に十分な時間をかけられる

テスト担当者:

テストの待ち時間が減る
→ 効率よくテストを進められる

プロジェクト管理者:

テストデータ管理、テストサイクルが効率化される
→ テスト環境のストレージコストを削減できる
  リリース遅延リスクを軽減できる


まとめ

現新比較テストでのDelphixの活用をご紹介しました。システムリプレースでの現新比較テストではテストデータの準備に苦労した、というお話をよく伺います。Delphixは異なる環境の時系列データを保存し、任意時点を提供する機能を持つため、現新比較テストで活用いただいた実績が数多くあります。実際にプロジェクトで使用されたお客様からも「1日1回しかできなかった現新比較テストがDelphixのおかげで1日に何回もできるようになった!」と高い評価をいただいています。 こちらのページ から、「Delphixの紹介資料」をはじめ詳細資料をダウンロードいただけますので、ぜひご利用ください!




編集後記

まだまだ気の抜けない日々が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?少しでも早く元の日常を取り戻せるといいですね。

さて、今回はシステムリプレース時の現新比較テストでの活用をご紹介しました。私も以前システムリプレースにインフラ担当として携わったことがあります。アプリさんのテストスケジュールに合わせてデータをリフレッシュする日が決まっていましたが、イレギュラーもあったため、アプリさんが直接申し訳なさそうにリストアを依頼しに来てくれたことを思い出しました。
Delphixを導入して良かったことでインフラとアプリの関係が良くなったことと回答している企業があるくらい、Delphixはデータ準備の効率化はもちろん、担当者間の手続き関連のストレスからの解放、という効果があります。
ストレスは数字に現れない部分ですが、テレワークでコミュニケーションがしづらくなっている今、円滑なプロジェクトの進行にもDelphixがお役立ちできることがあるかもしれません。ぜひお気軽にご相談ください。

(ハイジ)


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