東日本支部会2017「運用管理のトランスフォーメーション!?」
~ 「未来型運用サービス」を作ろう! ~
2017年02月15日
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アシストJP1ユーザ会が発足して12年。今年も2016年度の総まとめとして、東日本支部主催による運用管理をテーマとしたセミナー「東日本支部会2017」を開催しました。
IoT/AI/ ビッグデータといった新技術によるビジネス変革に対し、情報システム部門はどのように取り組むべきか、というテーマを中心に進められたマネジメントトラック。
JP1ユーザ会の会員様による事例発表と、JP1 V11.1の新機能紹介を中心に行ったテクニカルトラックの2本立てでお届けしました。
実際にJP1を利用されている運用管理現場の方からマネージャ層の方まで、約70名のお客様にご来場いただきました。
主催:アシストJP1ユーザ会東日本支部 後援・協賛:株式会社 日立製作所
基調講演
基調講演「IoT/AI/ビックデータ活用によるビジネス改革」
■プロフィール
1985年、日立製作所入社。音声合成システムのソフトウェアの開発を担当した後、統合運用管理製品「JP1」の開発、グループウェア「Groupmax」の製品企画等に従事。2003年以降、クラウド対応サービス、スマホ製品対応等の立上げに従事。2012年からビッグデータ事業に関与し、現在、日立のIoT(Internet of Things)、AI等のエバンジェリストとして、社内外のセミナーで講演する一方、製造業を中心としての協創活動に参画中。 |
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全世界で起こっているデジタル化のメガトレンド、それを後押しするIoTの標準化動向や、AI/ビックデータを活用した IoTによるビジネス改革について、事例を交えてご講演いただきました。企業には販売や製造などの様々な現場や、経営部門から発生する大量のデータがあります。「ユーザ視点での経営」のために、情報システム部門は日々発生するデータを各利用者が最適なタイミング、且つ活用しやすい仕組みを設け、「データを最大限に利活用する経営=データ・ドリブン経営」の調整役を担う必要があります。企業経営における情報システム部門の重要性を再認識することが出来たのではないでしょうか。
マネジメント・トラック
キーノート「情報システム部門は何を考えているか?~ 2017年 変革に向けたヒント ~」
■プロフィール
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約300社に及ぶ企業の「情報システム部門」と「ビジネス部門」 を対象とした独自アンケート調査に基づいて、 最新のIT動向についてご講演いただきました。
ビジネス部門の意識として、この数年間で情報システム部門とコミュニケーションを取ろうと変化している、という結果がありました。情報システム部門は、ITがいかにビジネスに貢献できるかをアピールする良いタイミングであるとお話しいただきました。
パネル討論「夕方まで生討論!?Season5 ~ デジタル・トランスフォーメーション時代の運用管理 ~」
運用現場の第一線で活躍されているパネリストの皆様に、運用部門の「これから求められる変革と必要な取り組み」という点を中心に討論していただきました。
■ディスカッションテーマ
・IT運用に関わる課題と対策
・運用部門に期待される「変革」とは?
・2017年に取り組むべきテーマ
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■パネリスト
株式会社荏原製作所 佐藤 敦志 様
NTTコミュニケーションズ株式会社 九重 博昭 様
株式会社テクノ・システム・リサーチ 幕田 範之 様
株式会社日立製作所 瀬戸山 正幸 様
■モデレータ
株式会社アシスト 蝦名 裕史
参加者の声
テクニカル・トラック
自社運用内製化のポイント
自社ビジネスに開発部門と運用部門がそれぞれどのように貢献するのかを、「品質/コスト/納期」の3つの視点で評価をし、自社開発及び運用業務内製化に至った事例をご講演いただきました。運用部門はビジネス貢献テーマに「最適なコストコントロール」を掲げ、JP1による監視システム構築で汎用機運用時と比較し、25%ランニングコストを削減する計画であるということです。 |
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「共用監視サービス」でのJP1
2003年より実施されている、JP1を利用したミッションクリティカルなシステム監視サービス「stella」を中心とした、運用サービスについてご講演いただきました。監視ニーズや価格と性能のバランスを考慮し、「エージェントレス型」や「オープンソース利用型」など全3種のメニューを用意されています。大規模環境で監視を行う上での勘所として、V11の「大量メッセージ抑止機能」を利用してのメッセージ監視や、監視サーバやネットワークを外部から監視してサービス品質を保つといった、サービス提供企業としての工夫を具体的にお話いただきました。 若手社員の新たな発想を生み出すため、環境と時間を作り出したいというメッセージとともに、JP1ユーザ会に対しても、若手社員の良い気づきになって欲しいと期待をお寄せいただきました。 |
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JP1の最新情報はいつもアシストから
~ 始まる、始める運用業務のトランスフォーメーション ~
今年新たにリリースされた「JP1 V11.1」は、変わりゆくビジネスニーズと運用業務にどのように対応するかをテーマに、最新情報をご紹介しました。運用業務の課題を「業務処理/運用オペレーション/コミュニケーション」に分類し、JP1製品ラインナップでの対応方法を事例や画面イメージを交えて紹介しました。詳細な機能説明からバージョンアップのメリットなども解説し、普段JP1をご利用の皆様も熱心にメモを取られている様でした。 |
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■デジタル・トランスフォーメーションを支えるJP1
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アンケート&参加者の声
ご来場の皆様にお答えいただきましたアンケートの集計結果です。
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Presents
ご参加の皆様へ、ユーザ会討議レポートやアンケート調査レポートなど、お役に立つ情報をお持ちかえりいただきました。
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・2015年 2月19日 JP1ユーザ会 東日本支部会2015
来場者アンケート 「 IT部門における改善すべき課題 」
・2016年 2月17日 JP1ユーザ会 東日本支部会2016
来場者アンケート 「 貴社の取り組み、改善テーマについて 」
・2017年 2月15日 JP1ユーザ会 東日本支部会2017
来場者アンケート 「 貴社の取り組み、改善テーマについて 」
・JP1ユーザ会 ワークショップアンケート
「 2017年度 取り組みたいテーマ 」
「 取り組みや改善が必要だと思うテーマ 」
「 IT人材を育成する取り組みの中で感じる課題 」
「 自動化の対策状況 」
「 運用オペレーションの自動化に期待すること 」
「 2017年のIT投資予測 」
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