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サステナブルな運用管理へ
~未来志向で持続性のあるエコシステムをデザインしよう~

2020年02月13日

アシストJP1ユーザ会が発足して15年。今年も2019年度の総まとめとして、「アシストJP1ユーザ会東日本支部会2020 サステナブルな運用管理へ」と題したセミナーを開催しました。
クラウドやAIなど様々なテクノロジーが生まれる現在、各社のITサービスを維持し未来へ継承していくためには、自社やベンダーの“個”の力をつなげ、コーディネートし、改善や新たな価値を生み出すITの“エコシステム”が必要です。本セミナーでは、特別講演をはじめテーマに沿ったセッションとJP1最新バージョン情報をお届けしました。

主催:株式会社アシスト JP1ユーザ会東日本支部  後援・協賛:株式会社日立製作所


特別講演

成果が成果を呼び込む、好循環チームワークの育て方

プロジェクト進行支援を数多くの企業で行ってきた後藤氏自身の経験から、前例の無い取り組みを成功に導く、チームワークの作り方とプロジェクトの成功のポイントが論じられた。
理想的なチームとは、チームメンバー間でプロジェクトの大局観が一致しており、成功に向けてメンバー自身が貢献できることを自律的に見つけ、お互いの能力を発見し合えるチームである。プロジェクトマネージャーは、自身の力だけでなく他者の力と環境を上手く活かしながら、実現可能で、且つ実現に意味のあるプロジェクトの「勝利条件」を関係者に提示することが重要である。「勝利条件」に向かい関係者が自ずと望ましい方向に行動を起こすような、「成果を生み出す構造」をプロジェクトマネージャーが示すことにより、プロジェクトは成功するであろう。

●プロフィール
予定通りに進まないプロジェクトを「生成的に」進めるための理論「プロジェクト工学」提唱者。オピニオン発信、ワークショップ、セミナー等の活動を精力的に行っている。大小あわせて100を超えるプロジェクトの経験を踏まえつつ、設計学、軍事学、認知科学、マネジメント理論等様々な学問領域を参照し、研鑽を積んでいる。自らに課しているミッションは「世界で一番わかりやすくて、実際に使えるプロジェクト推進フレームワーク」を構築すること。

参加者の声

・プロジェクトが進まない要因の考察がとても参考になった。
・自身が考えるマネジメントとは異なる理想的なチームワークを感じとれた。今後プロジェクトマネジメントをする際は、メンバー全員
 が働きがいを感じられるプロジェクトにしたい。
・普段もやもやしていたものが明るくなった。勝利条件の発見は今の時点では難しいが、考え方のポイントになった。

マネジメント・トラック

【最新動向】未来を先取りBダッシュ! 新興ベンダー製品に見るIT環境の変化

CNCF(Cloud Native Computing Foundation)の定義では、クラウドネイティブ技術は、スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらし、誰もが利用できるものであるとする。実際にクラウドとオンプレミスとの境界は無くなりつつあり、コンテナやサーバーレスコンピューティングといった技術により、インフラはより柔軟さを増している。

これからの運用部隊は、システム単位ではなく全体最適を目指した統合監視体制を構築し、組織間連携スピードの向上に寄与し、自身も素早く変化・変容していける組織であることが重要である。そうすることで運用部隊は、システムの安定稼働維持のみならず、ビジネスへの柔軟なインフラの提供により積極的にDXをリードしていく存在となるであろう。

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【パネル討論】日本の未来、IT業界の我々で背負っていけるのか、次の世代に託せるのか

IT人材不足やクラウド化、DX対応といった大きな変化が求められるIT部門。そのような背景の中で、IT部門は日本の未来を背負っていけるかどうか、をテーマに、ITの先端に身を置く、それぞれ立場の異なるパネリスト4名による討論が行われた。

2025年の崖に向けたDX対応では、DXとは何か・何を提供価値とするかを企業の中で定義し、強い意志によって変革することが重要であり、ITについて知見を示すことができるIT部門こそがDXの効果を最大に発揮するはずであるとの期待を示した。また、IT人材の育成や継承に関して、社員の個性を発揮させるには、若い人材が本来持っている力を伸ばし、チャレンジを支えるような意識の枠組みと活動が
マネジメントする上で意識すべきであるとした。

参加者の声

・立場の違う方からの意見を知ることができ、各テーマについて客観的に共有できる機会が今までなかったので参加できて良かった。
・とても有益でした。最初の日米の給料格差の理由などを交えながら育成や継承をとらえて頂けたら、もっと良かったなと思いました。
 給料が高ければ次の世代は伸びるでしょうから。
・各立場の方々の本音が聞けて良かったです。

テクニカル・トラック

いまこそ人材不足と3Kに立ち向かう アシストJP1担当技術の育成、すべてお見せします

人材不足と3Kに立ち向かうには、社員の育成が不可欠だが「教育時間・指導員・定着力」不足が課題となるケースが多い。

アシストのJP1技術部門は、人材育成に大きく影響する“業務経験”をより良質にするため、「主体性」「わくわく」「みせたい背中」の3つのキーワードを大事にしている。まず「主体性」をはぐくむために、チャットでの手軽な業務改善提案・実行や会議手法を工夫し、全員が当事者意識をもって会議に参加できるようにしている。

つぎに「わくわく」を感じるため、若手の頃から新たなトレンドを知り、触れる機会を多く設けている。最後に「みせたい背中」では、マネージャーのアポイントへの同行や大型事例の共有で、将来像を描きやすいよう工夫している。普段の業務ひとつひとつに良質になるポイントを含めることが重要だ。

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JP1の最新情報はいつもアシストから NoOps時代を見据えた次期JP1のロードマップ

市場や現場の変化に対応し、お客様のNoOps実現を目指すべく、JP1は段階的なバージョンアップを計画している。その一歩として2020年1月に販売が開始されたVersion 12.1の強化ポイントを紹介した。

システム監視の分野では、JP1/IM2の機能を強化し、障害発生の予見検知や原因切り分けの効率化を実現した。また、障害に対するオペレーションの自動化・標準化を支援する新サービスの販売を予定している。

業務自動化の分野では、JP1/AJS3の機能強化による基盤業務の運用性向上と、JP1/CPAによる柔軟なRPAツール管理と基盤業務との連携を実現した。また、運用現場への導入が進むコンテナの稼働監視や、IT資産として仮想デスクトップの管理スコープの拡大も行った。

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アンケート

2019年度、自社で取り組むべき課題のトップを独走していた「自動化」ですが、今回のアンケートでは「スキル向上・育成」が初のトップに。高齢化や最新技術の台頭など社会的背景がうかがえる結果となりました。


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