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Paxata
の最新バージョンである 2020.1がリリースされていますが、その中の新機能の一つ「ウィンドウ関数」についてご紹介します!
このウィンドウ関数の機能が追加され、列に対して「集計」「シフト」「ランク」という縦方向の加工処理が可能になりました。
また、強化された空白補間機能では、下方向に上の値をコピーするだけでなく上方向の補間や、平均と線形補間による計算値での補間が可能になりました。
センサーデータをご利用のお客様には、必見です!
センサーデータの中には、値が取得できず空白(NULL値)としてデータを保持している場合があります。その際に、Paxataには簡単に空白にデータを補間してくれる機能があります。
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例えば、「X」カラムのデータの空白部分を[上]に補間したいような場合以下のように下にあるデータが上にある空白行に補間されます。この際に、「ウインドウのグループ化」で列を選択した場合、選択した列の値ごとにグループ化されてデータの空白補間が行われます。
([下]を選択した場合には、上にあるデータが下にある空白行に補間されます。)
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次に、[平均]を選択した場合には、空白行の上と下にあるデータの平均値を自動計算し、空白補間が行われます。
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上記画面キャプチャをご覧いただきましたとおり、関数などで計算することなく、簡単なGUIの操作で空白補間をすることができます。
シフトでは、選択した列の値を上下にずらした値の取得が可能です。
「ウインドウのグループ化」で選択された列毎に値を指定した行数ずらし処理をリセットできます。
以下の例の場合は、「ウィンドウグループ化」に設定したカラム「datetime」「did」毎に選択カラム「X」を上へ 「1」行シフトし、新規のカラム「X-1」を作成しています。シフトした新規カラム「X-1」を作成し、計算列などに利用することもできるようになります。
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例えば、「X-1」-「X」をすることによって1行上の値との差分「差分X」を求めることも可能になります。
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上記画面キャプチャをご覧いただきましたとおり、関数などで計算することなく、簡単なGUIの操作で列を指定した行数でシフトし差分を求めることができます。
集計では選択した列の集計結果が返されます。
「ウインドウのグループ化」で列を選択した場合、選択した列の値ごとの集計結果が返されます。
以下の例の場合は、「ウィンドウグループ化」に設定した項目毎の「datetime」「did」毎の「平均(Average)」を求めています。
ごごで求めることができる集計できる関数としては、平均(Average)以外にも、Count、First、Last、Min、Max、Median、Sumを求めることができます。
以下の設定画面でGUI上で選択するだけです。
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追加した列に対しての並び替えもドラッグアンドドロップで簡単に行うことができます。
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ランクでは、選択した列毎にランキングを設定することができます。
「ウインドウのグループ化」で選択された列毎に指定したカラムに対して、昇順・降順を選択し、ランキングすることが可能です。
以下の例の場合は、「ウィンドウグループ化」に設定したカラム「datetime」「did」毎に選択カラム「差分X」を昇順に並び替えをし、差分が小さいものから順にならべランキングを表示しています。
以下の設定画面でGUI上で選択するだけです。
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上記で紹介したとおり、膨大なセンサーデータも値を確認しながらカラム名をGUI上で定義することで簡単に計算し結果を確認することができるようになりました。
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この資料では、11社の活用事例を取り上げて、センサーデータの加工から、デジタルマーケティング、経理での集計計算の効率化まで、幅広い取り組みをご紹介しています。
1998年 入社。サポートセンターへ配属。BusinessObjectsのサポート、教育を担当。 |
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数年前から日本企業でも導入が進むデータプレパレーション。必要とされる背景から活用における大事なポイント、データの民主化を実現する策、などを解説します。
よくあるデータプレップの加工例を取り上げて、Paxataで簡単に解決する方法をご紹介します。皆さまの業務に当てはまるデータプレップはいくつありますか?