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DataRobot×アシスト トップ対談

今こそ必要とされるAI人材としてのITエンジニア

アシストでは2020年7月より、エンタープライズAIプラットフォーム「DataRobot」の販売代理店となり、AI/機械学習分野でのご提案やサポートを開始しています。これからAI導入をスタートされるお客様向けの新しい伴走型支援サービス「AI Buddy」もリリースしたばかりです。

この対談では、DataRobot JapanのCEO 柴田暁氏をお迎えし、AIの導入推進におけるIT部門/ITエンジニアをテーマに語り合います。AIの成功に求められるIT部門の役割とは?先行する成功事例を紐解きながら、ラストワンマイルをつなぐIT部門への期待と可能性を考えていきます。

対談

大塚 辰男

大塚 辰男
株式会社アシスト 代表取締役社長
柴田 暁氏

柴田 暁氏
DataRobot Japan CEO

DataRobotとの出会いはデータプレップがきっかけ

あるイベントで柴田様とPaxata*のお話をしたことが、両社の協業のきっかけでした。

柴田
柴田
2015年にDataRobotが日本支社を始動させた当初から、おもしろい製品があるなとPaxataに注目していました。

大塚
大塚
Paxataは企業がデータ活用を進めていく上で、AIはもちろん、さまざまなシーンで必要とされるツールだと評価して取り扱いを即決しました。社内ではタスクフォースを立ち上げて技術者育成にも力を入れながら、事業成長につなげています。

2019年末にPaxataがDataRobotのファミリー製品となり、ご縁がつながってアシストでDataRobotの販売を開始しました。

柴田
柴田
いい製品だとわかっていたので、うれしかったですね。

大塚
大塚
ちょうどAI分野への参入を考えていた時期とも重なり、アシストがDataRobotの販売代理店となることでAI事業を本格的に進められることとなりました。

AIアカデミーでAI人材を育成

DataRobotが開講する「AIアカデミー」には、アシストのメンバーも通わせていただきました。

柴田
柴田
わずか半年で10名も受講されてびっくりしましたし(笑)、アシストの本気が伝わりました。

大塚
大塚
弊社のメンバーはいかがでしたか?

柴田
柴田
意欲も能力も高く、プロジェクトを丁寧に進める方が多かったのが印象的でしたね。丁寧であることは、AIの成功には重要な要素です。大雑把に進めてしまうと、気づくべき特徴や変化を見落としてしまうことがデータ分析ではあるからです。

大塚
大塚
メンバーからは、新しいことが始まるワクワク感や高揚感が伝わってきました。難関の卒業試験にも全員合格して、データサイエンティストとしてたくましく育っているようで、今後の活躍を楽しみにしています。

IT部門がAIをリードしていく

アシストには、IT部門のお客様が多くいらっしゃいます。IT部門は、AIの導入推進にどのように関われるでしょうか?

大塚
大塚
アシストが実施したアンケートからは、ビジネス部門が単独でAIにチャレンジするよりも、IT部門がしっかり関わっているお客様が多いことがわかっています。これは、AIの運用はIT部門の役割であると認識されている表れと捉えています。

柴田
柴田
AI導入を前に進めていくには、ビジネス部門だけでなくIT部門や経営層も関わり合いながら、縦横無尽に立ち回らないと成功から遠のいてしまうことがあります。アシストがお客様から受ける相談はいかがですか?

大塚
大塚
IT部門がメインとなってAIの基盤を構築し、その基盤のうえでビジネス部門がそれぞれの課題を解決していくようなイメージを目指されるお客様が多いですね。

柴田
柴田
IT部門が能動的にビジネスサイドにはたらきかけて提案する姿勢は、AIの領域でも強く求められています。IT部門主導でうまくいった事例を紐解くと、IT部門の強みである新しいテクノロジーへの興味やハブの役割をうまく発揮しながら、AI導入を後押しする動きが大きかったということがあります。

大塚
大塚
多くの企業では、AIの投資に対してスタート地点で結果が見えない、そこが大きなハードルになっています。ビジネス部門がAIをつかって価値を引き出し、IT部門がそのチャレンジを支えるという取り組み方はとても参考になります。

AI人材が不足していても、AIは内製にこだわる

AIの人材不足も大きな課題です。

大塚
大塚
AIの知見やスキルをもったメンバーが少ないことも、最初の一歩を踏み出しにくいハードルのひとつですね。

柴田
柴田
AI人材を外注するケースには、コンサルティングファームに戦略策定を依頼したり、PoCに入ってもらうことがありますが、外部の人が入って短期間でうまくいくテーマは限られます。

自社のメンバーを主力に据えたチャレンジは可能でしょうか?

柴田
柴田
ビジネス部門が自分たちでAIにチャレンジするのは、まさに「AIの民主化」で重要なポイントです。ただ、データ活用といっても集計だけ・・というケースも多い。そこにDataRobotを導入して、アルゴリズムをつかってパターンを見出して予測できるようになると、今までは両足でジャンプしていたのが、いきなりジェットエンジンをつかって飛び跳ねるくらいのインパクトをもたらします。

大塚
大塚
現場のメンバーがAIを使えるようになってこそ、大きな変化を生み出せるということですね。

柴田
柴田
AIやデータ活用は中長期的な取り組みになるので、外注は時間的にもコスト的にも難しい。基本的には内製で、自分たちでイネーブルして能力を獲得していかなければいけません。課題発見能力だったり、活用という目線からデータが何かを知り、課題解決につなげていく分析や試行錯誤がたくさん必要になるからです。

AIのスタートからご支援できる「AI Buddy」

AI Buddy」の新しい支援サービスがリリースされました。

大塚
大塚
アシストの支援は創業当初より一貫してスキルトランスファー型で、お客様の自走を目指した伴走支援が特長です。AI Buddyはこの伴走型の新しいAI活用支援サービスです。

柴田
柴田
カスタマーサクセスという言葉ができるずっと前から、ということですね。アシストの今までのやり方と、お客様が自分たちでAIの能力を獲得して進めていく方向性がマッチしていると思います。

大塚
大塚
AI Buddyは、実はAIアカデミーを卒業した弊社メンバーの経験をもとに生まれました。機械学習そのものはDataRobotが自動化してくれるけれど、その前後ではデータ収集や探索的データ解析が必要になる。通常ならそこはPythonでのコーディングが一般的だと思いますが、受講したメンバーはPaxataやQlikやDataSpiderをうまく使いこなすことで、モデル開発や検証に集中したのです。

ツールで解決した経験則からサービス化した、と。

大塚
大塚
ツールの使いこなしを重視するアシストらしい解決方法ですよね。そして、これはお客様も同じプロセスをたどるはずで、それならこの手法でご支援できるのではないかと発想しました。

ツールを使うことで、DataRobotだけでなくその前後も含めてAIのプロセス全体をノーコードで進めていける。これによってお客様はもっとも重要なところ(予測モデリング)にしっかり向き合えるようになるのです。

柴田
柴田
AI Buddyは、AIプロジェクトが組織化されて準備が整ったお客様向けですか?それとも、これから戦略を立てるスタートからの支援ですか?

大塚
大塚
AIで解決する課題を見つけていくワークショップなど、初期フェーズからの支援メニューをご用意しています。どのようなレベル感で進めていくのかはお客様ごとに設定が可能です。

柴田
柴田
それはいいですね。というのも、DXというのは、トランスフォームせよという命題に対して受け身ではできないからです。ミッション、リーダー、技術力、この3つが揃っていないとAIの導入推進は難しいのが実感です。IT部門のミッションが受け身なのか攻めなのか、その姿勢が及ぼす影響は大きい。

大塚
大塚
AI Buddyは、IT部門として改革意識やミッションを持っている、もしくは経営から期待を受けているお客様と一緒に成功事例をつくっていきたいと考えています。

AI Buddyとは

AI Buddy

AI BuddyはAIの導入推進にチャレンジするお客様の頼れる相棒となって、データサイエンスの知識と資格をもったアシストのデータサイエンティストがお客様のAIの人材不足をカバーしながら伴走型でご支援するサービスです。お客様はAIに関連する業務を外部に委託するのではなく、自社のメンバーを主力に据え、AI Buddyの伴走でスキルトランスファーを受けながら、AIプロジェクトの進行と自社メンバーの育成、AIリテラシーの向上を同時に目指すことができます。

→AI Buddyの詳しい説明へ

AIサクセスを目指すには

AIの活用に向けて、ツールからはどのようなアプローチができますか?

大塚
大塚
AI Buddyでは、PaxataDataSpiderでどのデータを準備してDataRobotに渡すのかを決めていくプロセスに伴走できますし、予測された結果がその企業にとってサクセスなのかどうかBIを使って検証できます。

柴田
柴田
DataRobotはどんなロジックで予測が出たのかを説明できるので事業に適用しやすく、横へも展開しやすい。AIサクセスは、上と下、横とのつながりを満たしながら広げていくイメージを持ってもらうとよいのではないでしょうか。経営がコミットしながら進めるかどうかで、AIの広がりはまったく違うものになります。

AIを導入する企業が増えてきています。

柴田
柴田
もう既に、AIを導入すること自体には差がつきません。これからは自社のデータを使って自社ならではの強みを見い出せるかどうかで、うまくいくかが分かれてくる。

大塚
大塚
そこに行き着くためにも、今はファーストステップを踏み出していただきたいですね。AIの導入自体に差がつかないとすれば、今後はどのフェーズに着目すればよいのでしょうか?

柴田
柴田
DataRobotでは、ML Opsというモデル構築後の運用管理の重要性を強調しています。モデルができあがり、それが業務に落とし込まれて現場の方々に影響を与えられるまでには大きな隔たりがあるからです。

大塚
大塚
Paxataで協業していた数年前から、DataRobotは予測モデルをつくって終わりではなくて、ビジネスでインパクトを出すところまでを重視しているとおっしゃっていましたね。

柴田
柴田
1つのケースがうまくいっても、これから起こるのは別のケースの改善や構造化や実用化だったりするわけです。そこではIT部門がハブにならないといけない。なぜかというと、IT部門が知っている基盤の知識や技術力がないと、どうやって業務に落としていくのかノウハウが溜まらないからです。

IT部門に求められる役割とは?

柴田
柴田
IT部門がビジネス部門を巻き込めていなかったり、うまく関われていないケースが目立ちます。導入初期からIT部門が関われていると成果に結びつきやすい。

大塚
大塚
モデルの精度維持や向上も求められますよね。

柴田
柴田
AI特有の問題、たとえばモデルが動かなくなった時の障害対応について、IT部門の方が初めから知識を持っておけると、いざモデルができあがって使う段階を迎えたときにすごくいい連携ができます。

大塚
大塚
DXの推進とともに、企業にはデータが溜まっています。そのデータを使って精度の高いモデルを提供し続けることにIT部門がコミットできれば、ものすごい価値を生み出していけるのではないでしょうか。

柴田
柴田
どれだけデータを活用できるかが大きな差になってくる。それこそが自社のメンバーでないと難しい理由です。

大塚
大塚
ビジネスが変わる潮目は、パンデミックでも規制でも、みんなが同じタイミングで変わっていかなければならない時です。変化に対応できるかどうかが競争力の差になるから、自分たちで走り出せるようになりましょう、というメッセージを伝えていきたいですね。

柴田
柴田
ゼロからのスタートは時間がかかりますが、今始めておけば、変化に強い人、変化に強い会社になれる。

大塚
大塚
これからAIを導入されるお客様には、ぜひDataRobotとAI Buddyをうまく使って自走につなげていただきたいと思っています。

最後に、柴田様からアシストへの期待をお聞かせください。

柴田
柴田
DataRobotが目指しているアプローチとアシストのビジネスの方向性が同じことを理解できました。今後のパートナーシップがますます楽しみです。

ありがとうございました。

AI Buddyのご支援サービスについて

AIの導入をご検討されている企業の方は、ぜひAI Buddyにご相談ください!
特に、AIを適用する業務やテーマの選定に難しさを感じているお客様や、データサイエンティスト不在でAIリテラシーに不安をお持ちのお客様、社内のデータサイエンティスト育成を進めていきたいお客様にお役に立てるご支援をご提供しています。こちらの資料では、AI Buddyのサービス内容を詳しくご紹介しています。

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