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Quality Center

変更に強いテスト管理ができる!

プログラムのバージョン管理同様、テストもバージョン管理が必要

開発の各工程や運用フェーズの多くの場面で「必要に応じてテストケースやテスト要件を見直して変更する」作業が発生します。

アプリケーションの寿命が長い、あるいは新しいビルドのサイクルが短い場合、マスターとなるテスト要件やテストケースはあっても、ビルドごとに微妙にテスト前提やデータ・テスト手順などをメンテナンスして実施する必要があり、この管理に苦労されるお客様が多いようです。

ついに登場した「テストのバージョン管理」

Quality Center 10.0からは「ベースラインとバージョン管理」機能が追加されました。実に便利です。使い方も非常にわかりやすいため、活用例をご紹介します。バージョン管理とベースラインはセットで活用すると便利です。

ベースラインとは

Quality Centerに登録された情報のスナップショットです。情報としては要件、テスト(UFT Oneのスクリプトを含む)、テストセット(テストの実行計画)を対象にすることができます。もちろんベースラインにはトレーサビリティやカバレッジといった情報の関連性も含みます。
ベースラインを取得すると、ベースライン同士や、現在の状態(Quality Centerに登録された情報)を比較して、差分を画面で確認することができます。

バージョン管理とは

Quality Centerに登録した要件、テストを変更するたびに、自動的にバージョンが追加されます。
プログラムのバージョン管理と同じ発想で、誰かが情報を変更する場合には、チェックアウトをし、修正反映後チェックインするまで他の人は情報を変更することができません。
もちろん、バージョン世代を管理し、以前のバージョンの情報に戻すこともできます。


活用イメージ

[1] UFT OneのスクリプトをQuality Centerで管理している場合

【作業】

  • スクリプトを作成してQuality Centerに登録しておきます。ここでベースラインを作成しておきます。
  • テスト対象のアプリケーションの変更にあわせてスクリプトを一部修正します。(この時スクリプトのバージョンが変わります)
  • テスト対象のアプリケーションのビルドに合わせて、それに合ったテストスクリプトのバージョンを呼び出して実行計画を立てます。この時、テストを作成済みのベースラインに保存できます。

この間、別のアプリケーションビルド用にテストスクリプトの修正作業をしていても問題ありません。ベースラインを選択すれば、同じテストスクリプトでも、過去のバージョンを呼び出して実行できます。チェックアウト・インをするだけで自動的にバージョン管理できますので、ほとんど無意識に変更管理ができます。

[2] テストの再利用を効率化したい場合

【作業】

  • テスト要件のレビューが完了 → ベースラインを作成しておく。
  • テスト設計が完了 →ベースラインを作成しておく。
  • アプリケーション変更にあわせて、テスト計画を見直し、テストを修正する → ベースラインを作成する。

アプリケーションの変更に対応してテストも少しメンテナンスをしながら、過去のメンテナンスの内容の確認をしたり、前回と同じテスト手順に戻すという作業が非常に楽に、かつ確実に行えます。

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