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アシストフォーラム オープンソース


去る7月、東京、名古屋、大阪、福岡の全国4箇所でアシストフォーラム2013を開催いたしました。全国で27社のお客様に事例をご発表いただき、多数のお客様のご来場を賜りました。

オープンソースの事例に関して、中央大学様、アイテック阪急阪神様、ランドスケイプ様の3社様にご発表いただきましたので、ご紹介させていただきます。


デスクトップ新時代到来、OSSオフィスソフトの最新動向


講師:中央大学 文学部 社会情報学専攻
   准教授 飯尾淳氏



 今、デスクトップ分野が注目されている。本セッションの盛況ぶりからも各企業・組織の関心の高さがうかがわれた。飯尾氏は国内企業・団体のOSSオフィスソフト利用ユーザによるOSSオフィスソフトの普及・推進グループ「ODPG」のメンバーである。

 まず最初に、オフィスソフトが直面する課題として「2014年4月にMS Office2003の延長サポートの終了」を挙げられた。バージョンアップに費用が発生するため、保守終了後も旧バージョンを利用するケースが考えられることから「オフィスソフトの2014年問題」として紹介された。

 次にベンダー側の最新動向として、オフィスクラウドサービスであるGoogleドキュメントやMicrosoft Office365、SkyDeskについて、IT企業によるサービス展開の現状や、クラウドのメリットや課題を紹介された。これらは、まだまだ過渡期にあるとされ、一足飛びにクラウドサービスの利用は難しいと考えている方にはOSSオフィスソフトという選択肢があることを話された。MS Officeとは完全互換ではないが、利用上の問題は特にないという。OSSオフィスソフトの標準ファイル形式で、MS Officeも対応表明している「ODF」やOSSフォントの「IPAフォント」の利用についても呼びかけられた。

 また、ODPGの活動成果として、「OSSオフィスソフト導入ガイド」の紹介や、MS Office書籍の「できるシリーズ」に記載される機能や操作を、OSSオフィスソフトで同じように行った調査結果を紹介された。結果としては、機能や操作は95%はOSSオフィスソフトでも可能という結果だったという。機能や操作はOSSオフィスソフトも十分だと言える。詳細情報はODPGのホームページ(http://odpg.org/ )で公開されている。

関連製品:LibreOffice / Apache OpenOffice


DBコストを84%削減!移行負荷を最小限にする方法とは?


講師:アイテック阪急阪神株式会社
   マルチメディア事業本部 IPソリューション部 プロダクト課
   主幹 坂東明威氏



 アイテック阪急阪神株式会社 マルチメディア事業本部では、インターネットサービスの要所にOSSを採用し、サービス全体のコストパフォーマンスを高めてきた。主力サービスであるトータルECソリューション「HIT-MALL」においても受注・出荷・商品情報など重要なデータを格納するデータベースにPostgreSQLを採用し、効果を上げている。

 坂東氏は、PostgreSQL採用の決め手として「コスト抑制」、「国内における豊富な利用実績」、「Oracle経験者が技術習得しやすい」ことを挙げる。

 また、2012年度にはISPアカウント管理システムのOracle Database 8iをOracle Databaseと高い互換性を持つPostgres Plus Advanced Server(以下PPAS)へ移行し、DBコストを84%削減しながら、検索性能の向上を実現した。

 PostgreSQL、PPAS採用における注意点として「人(技術者)」、「環境(適切なバージョン)」、「コスト(トータルコスト)」、「機能(必要な機能の有無)」、「性能(処理性能)」の五つの観点を挙げており、特に既存システムの十分なテストが必要だが、導入後は有償サポートを利用することで商用データベースと比較しても遜色がないと結論づけている。

導入製品:PostgreSQLPostgres Plus Advanced Server


パフォーマンス課題をわずか一週間で解決!


講師:株式会社ランドスケイプ
   システム本部
   マネージャー 松本章氏



 長年かけて蓄積した緻密な法人データを武器に、マーケティングサービスの提供からコンサルティングビジネスの提供からコンサルティングビジネスを手がけている株式会社ランドスケイプ。そのビジネスの「強み」は日本最大級の、消費者データベース9,500万件、企業情報750万件の高精度、高鮮度のデータベースである。

 このデータ維持および戦略的活用のため、月平均約30万件にも及ぶデータ・メンテナンスが必要とされるが、一部の業務要件では、その検索に一分以上かかってしまうという課題を抱えていた。より精度の高いデータベースを維持するための解決策として、いくつかの製品を選定した中で、InfiniDBは次の点で評価が高かった。

 1. 既存システムで1分以上かかっていた処理が、修正作業を行わずに2~3秒で完了したこと
 2. MySQLベースの製品であるため、特別な教育などが不要で実装可能なこと
 3. 既存製品のアップグレードよりもコスト・パフォーマンスの良さが際立っていたこと
 4. アシストのフィールド・サポートの実績を高く評価していたこと

 導入の正式決定後、実装までに要した時間は、導入一日、データ移行&システム改修二日、テスト四日のわずか一週間。導入効果として、検索レスポンスが二秒(性能比×30倍以上)に改善し、利用者アクセスが三倍増加となったことを挙げられた。

 また、利用場面の拡大として「営業担当が商談後自社に戻り、依頼要件の条件検索処理後に再訪問する」という商談スタイルを、「タブレットを利用してその場でInfiniDBを検索し、結果提示する」というアプローチに変革でき、飛躍的に営業効率のスピードアップが図れたという効果も出ている。今後は、「検索時間一秒を目指すことと、更新処理での高速化にも対応すること」など、さらなる利用場面の向上を目指している。

導入製品:InfiniDB


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