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セミナー開催報告:査定業務の可視化から見える課題

セミナー開催報告:査定業務の可視化から見える課題

2015年2月24日に、保険業界、保険業務に携わる方を対象に、業務プロセスの可視化から見出される課題と、それを解決することで実現するスピート経営を推奨するセミナーを開催しました。昨今、多くの企業で「業務プロセスの効率化」を課題にしていますが、効率化を実現することで、企業の課題/環境/市場のニーズの変革スピードに追従し、意思決定の信頼性を確保することは、他社との競争において優位に立つことができます。

このセミナーは保険の査定業務をテーマに、BPデザイナーズ様による、これまでになかった「業務の見える化」の手法のご講演、次にオープンテキスト様に業務プロセスの作り方やシステム連携方法をデモを交えてご説明いただき、最後にアシストから保険会社の査定業務の効率化に有効なビジネスルール管理システム(BRMS)「Progress Corticon」のご紹介という、業務の流れに沿った3部構成でお伝えしました。

業務の見える化を簡単に短期で安価に実現できる「BPEC」のご紹介


スピーカー: 株式会社BPデザイナーズ 梁田 憲治 氏


多くの企業で課題としてあげられている「業務の見える化」を、簡単、短期間、低予算で行うことができる「BPEC」をBPデザイナーズの梁田様にご紹介いただきました。

「業務の見える化」はなぜ必要なのでしょうか?部門や人によるバラつきを是正したい、管理者が単純作業に追われて本来の業務ができない、属人業務になっている、同じ業務でも担当者によってやり方がバラバラなど、企業の抱える問題は多岐にわたります。もし、「業務の見える化」ができていれば、例えば業務をアウトソースする際にも、依頼側と受入側双方が安心して進めることができます。また、業務システムの開発において失敗するのは機能ベースで進めている場合で、ビジネスプロセスを前提としていないからに他なりません。

では、「業務改善」はうまくいっているのでしょうか?まずはヒアリングを行うことが一般的ですが、言ったもん勝ち、声の大きい人勝ちになっていませんか?さらに、業務担当者はその業務に慣れてしまっているので、問題点にすら気づいていないこともよくあります。ヒアリングするだけで大きな負荷がかかってしまい、「業務改善」が頓挫しているケースも少なくありません。

BPデザイナーズが提供する「BPEC(Business Process Engineering Cycle)のポイントは、「やり続けること」です。そのために、「BPEC」は、簡単、短期、低負荷なのです。それは、業務抽出を細かくやっても大雑把にやっても、結果は大して変わらないという考えがあるからです。業務プロセスを作成するだけで多くの工数が取られ、改善活動に至らないケースが多いですが、その点「BPEC」では全体の1~2割で業務抽出/分析を行い、残りを改善活動に使います。業務改善計画立案までの流れをスムーズに実施することで、継続的・効果的な業務再構築のサイクルを生み出していくことができる手法です。


実践! OpenText Cordysで描く、業務プロセス


スピーカー: オープンテキスト株式会社 廣瀬 拓也 氏、 伊藤 仁智 氏


オープンテキストの伊藤様から、保険査定の業務を題材に業務プロセスの描き方の詳細なデモと、廣瀬様からオープンテキスト社の紹介およびOpenText Cordysの特長についてご講演いただきました。


OpenText Cordysは、グローバルで300社を超える実績を持ち、業界のリーダにも位置付けられるツールです。最初からBPMを念頭にSOAアークテクチャに基づき開発されたシステムであり、業務プロセスの管理からケースマネジメント、ビジネスルール管理までがシングルプラットフォームで構成されていることが最大の特長となります。このため、一般的なBPM Suite 製品に比較して導入コストや運用コストの低減が可能です。またSOAアーキテクチャに基づき開発されており、不要な機能はシャットダウンできるので、業務プロセスに集中できます。

さらに、エンタープライズコンテンツ管理システムとの連携や、豊富なプラットフォームとのコネクタにより、社内に散在している情報から必要なものだけを取り込むことが可能となり、低価格で効率的にビジネスプロセスを管理することが可能です。

査定業務に劇的な効率化をもたらすBRMSのススメ


スピーカー: 株式会社アシスト 中尾 有揮


最後のセッションではアシストから、多くの保険会社で導入いただいているビジネスルール管理システム(BRMS)「Progress Corticon」について、査定業務を自動化する上での適用イメージやお客様の構築事例を中心にご紹介しました。

「Progress Corticon」は、例えば生命保険会社がBRMSを用いて査定業務における人間の判定プロセス(業務ノウハウ)をIT化する場合に、通常の業務用語をそのまま用いて査定基準のありのままをルール化。また、要件変更などが起きた際にも即時に変更がシステムに反映でき、企業に俊敏性をもたらすことが可能です。コーディングレスでのルール記述が可能であり、洗練されたディシジョン・テーブルにより、簡単にわかりやすくビジネスルールを定義/検証できるため、業務の機械化に非常に適したシステムです。

これまで国内でも多くの保険会社様にご導入いただいていますが、このうち国内の4社の保険会社様の利用イメージについて詳細にご説明しました。

最後に、本セミナーにご協賛いただいた、キヤノンソフトウェア様、日商エレクトロニクス様、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ様、プリマジェスト様、SCSK様の「Progress Corticon」関連ソリューションについてご紹介しました。

協賛会社展示コーナー


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Progress Corticonは、世界各国500社以上で利用されているビジネス・ルール管理システム(BRMS)です。ビジネス・ルールの変更をコーディングレスでシステムに反映することができ、開発や変更に費やされる作業時間を90%も短縮します。

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