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日経BizGateセミナー 講演レポート 【データを経営の意思決定に活用する方法とは】

日経BizGate 講演レポート

2017年2月9日、日本経済新聞社によるセミナー『データを経営の意思決定に活用する方法とは』が開催され、2017年度も引き続きQlik Luminaryに指名された弊社の花井が登壇しました。
当日は雪が舞う天候にもかかわらず、満席となった会場では資料を手に熱心に講演を聞く姿が見られ、「経営へのデータ活用」に対する高い関心度が感じられました。当日の花井の講演をダイジェストでレポートします。

ユーザ部門のひらめきと経験が活かせるBIプラットフォーム

株式会社アシスト 情報基盤事業部 2部部長 Qlik Luminary 花井 正樹

プレゼンテーションに先立ち、花井から来場者の方に「Qlik SenseやQlikViewをご存知の方、もしくは現在すでにお使いいただいている方は?」と問いかけたところ、会場の2割程の方が手を挙げてくださいました。Qlik製品は、無料のデスクトップ版をどなたでもウェブサイトからダウンロードできるため、実業務でのデータ集計やデータ抽出、データ分析に利用されている方も多くいらっしゃるかと思います。

社会のデジタル化を推し進める「クラウド」「オープンデータ」「デジタル変革」

近年は社会のデジタル化が急速に進み、その立役者のひとつが「クラウド」の普及にあることは言うまでもありません。私たちの生活を見回しても、スマートウォッチやフィットネスバンド、オンラインでの決済処理など、便利なサービスのほとんどのデータはクラウドに蓄積されています。 企業を取りまく環境も同様に、マーケティング・オートメーションに代表される新しいサービスが続々と誕生し、多くの企業に採用されていることは周知の事実です。

また、「オープンデータ」も大きな潮流のひとつです。社会活動における統計データをビジネスに活用しようという動きが活発化し、公共ビッグデータを企業に開放するための法整備も近い将来想定されています。

さらに、データをめぐる動きとしてもうひとつ大きな話題は、「CDO」という新しいポジションです。聞かれたことのある方も多いのではないでしょうか。最高デジタル責任者(チーフ・デジタル・オフィサー)と呼ばれるポジションを設置する企業が、米国を中心に日本でも近年見られ始めています。既存事業のデジタル化を新たな企業競争力とすべく、この分野はますますの加速が予想されます。

ビッグデータやアナリティクス現場の人材不足を補うには?

このようなデジタル化に共通した目的は、データをクラウド等のサイバー空間で分析し、現実世界にフィードバックすることで社会課題を解決していくことにあります。少子化による労働力不足、高齢化による医療費や介護費の増大をスマートファクトリーやヘルスケアのサービスでカバーしていこうとするわけですが、その核となるビッグデータやアナリティクスの現場では、高度なプログラミングスキルを持つエンジニアが明らかに不足しています。デジタル化が進み活用すべきデータは溜まっているものの、それを取り扱えるエンジニアがいない、育成する時間的な余裕もない、転職市場にも即戦力となる人材が見つからない・・・。この人材不足は、どのように補っていけるのでしょうか?

ITのトレンドは、本日のテーマであるデータ活用の分野をはじめ、さまざまな領域でセルフサービス化の方向に向かっています。デジタル化の推進とあわせて、いかに早くこのセルフサービス化に取り組み、現場の社員をエンパワーして一人ひとりの生産性を上げられるか、そのためのテクノロジーの活用がカギを握っていると言えます。

セルフサービスBIの導入。成功の秘訣は、「現場のエンパワメント」と「ガバナンス」のバランス

意思決定支援の分野では「セルフサービスBI」が登場し、現場でのデータ活用が大きく進んでいます。パワフルなセルフサービスBIツールは、ポイント&クリックの簡単な操作で、洗練されたビジュアルでデータを視覚化することができますし、手元のパソコンに簡単にインストールできる手軽さもあって、現場が主導して導入するケースも多いのではないでしょうか。

しかし、この手軽さや簡単さは一方で、新たな課題を生み出しています。たとえば、 「そのデータはどこから集めてきたのか?」「本当に正しいデータなのか?」「間違ったデータを使って、間違った分析結果を導き出していないか?」など、IT部門や経営者の視点から見たシャドウITの問題です。

データ駆動型の意思決定が重視されればされるほど、データそのものの信頼性が担保されていなければなりません。レポートや資料に誤りがあれば、企業にとって大きな損失になりかねませんから、手軽さ(権限委譲)とガバナンス(統制)のバランスを取ることが、セルフサービスBIの導入を成功に導くポイントと言えます。

データ分析に必要な仕組みをオールインワンで提供するQlik製品

Qlik製品は、セルフサービスBIの製品群の中でも、このバランスに優れたエンタープライズにふさわしいセルフサービスBIプラットフォームです。

Qlik製品ならではのユニークな強みは、特許技術の「連想技術」です。複数のソースからデータを取り込むと、自動的に全レコードの同じ値、同じ項目を関連付けるので、ユーザは全項目を検索キーとしてあらゆる角度からデータ探索できるようになります。

一般的なBIツールでデータを検索した際、ユーザが選んだデータしか見えないはずです。指定しなかったデータを見ることはできません。Qlik製品では、データ検索時に選択していないデータであっても、1つの画面上ですべてのつながりを見ることができますので、ユーザは仮説検証だけでは得られない予想外のひらめきや発見を得ることができます。

また、Qlik製品は明細データを直接サーバのメモリ上にロードするため、従来のBIで必須とされていたデータ統合、データマート、BI用データ定義、画面開発の個別のプロセスが必要ありません。データを連携して貯めておき分析する仕組みをオールインワンで提供できるのが、Qlik製品です。

ガイデッドBIの「QlikView」と、セルフサービスBIの「Qlik Sense」

Qlik製品は、「ガイデッドBI」と「セルフサービスBI」の2つのアプローチを提供しています。

IT部門が主導して分析アプリケーションを公開する場合は、ガイデッド・アナリティクス型の「QlikView」をご提案しています。ガイデッド・アナリティクスは、ユーザが直観的に使えるように分析画面にある程度の道筋(ガイド)をつけておくことで、より深い探索をもたらすことが可能です。豊富なビジュアライゼーションと分析機能を備え、データサイエンティストやアナリストの要求を満たすパワフルな分析プラットフォームです。

ユーザ部門が主導して分析を進める場合には、セルフサービス型の「Qlik Sense」をご提案しています。業務部門のユーザが自分たちで分析レポートやダッシュボードを作れるシンプルな操作性と、IT部門側でのデータガバナンスを持ち合わせたプラットフォームですので、上述の課題を解決できるツールとして近年多くの企業にご採用いただいています。

安心してご検討・ご導入いただくために


アシストでは、Qlik SenseとQlikViewをあわせたQlik製品の導入実績として、2009年の販売開始以来、1,100社を超えるお客様のデータ活用をご支援させていただいています。

ご検討にあたっては、無料のデスクトップ版を今すぐダウンロードしてお使いいただけますし、ハンズオン形式で講師が分析アプリケーションの作成方法をレクチャーする体験セミナーも全国で開催しています。
ご導入後は、充実した研修コースを受講いただけますし、Qlik製品のご利用にあたって国内最大規模を誇るサポートセンターが製品に関するお問合せにもお応えしています。


テクニカルな情報を発信するブログ も解説していますので、ぜひご興味をお持ちいただけましたらお気軽にご相談ください。

Qlik Sense / QlikViewをもっと詳しく

Qlik製品ページへ

Qlik Sense / QlikViewについての詳しい製品情報は、こちらのページでご紹介しています。無料のデスクトップ版のダウンロードや、各製品のデモサンプル集なども充実していますので、ぜひご覧ください。

→Qlik製品ページへ

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