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第2回『Qlikテクニカルユーザー会』開催レポート

Qlikテクニカルユーザー会

大好評だった初回に続き、第2回目を開催!

Qlik製品の技術的なTipsやノウハウを共有するイベントとして、この春からスタートした「Qlikテクニカルユーザー会」。

初回 は「可視化」をテーマに、データをわかりやすく可視化する効果的なポイントをお伝えしました。2回目となる今回は「データマネジメント」をテーマに据えて7月に開催し、50名のユーザの皆様にご参加いただきました。

このレポートでは、ユーザー会の様子をダイジェストでお伝えします。

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第2回目のテーマは「データロード&データマネジメント」

Qlik製品のアプリケーション開発では、『可視化』と『データロード』の2つの側面をしっかりと押さえられているかどうかが、成功を大きく左右します。第1回目 では可視化をテーマにしましたので、今回はデータロードを取り上げ、基礎知識の習得とスキルアップを目指すプログラムを構成しました。

実は、第1回目 に参加いただいたお客様からも、「次はデータロードや関数の利用方法を教えてほしい」とリクエストがアンケートで寄せられていました。また講師としても、Qlik製品をご担当いただいている皆様と、改めてデータについてじっくりと向き合う機会を設けたいという想いもあり、このテーマでの開催が決定しました。

現場でつまづきやすいポイントは、「データの理解」と「データの品質」

今回のユーザ会ーでは、

  • 本当に正しい関数を使っていますか?
  • データの源泉をたどって、データを理解していますか?

という問いを繰り返す重要性をお伝えしました。

分析アプリケーションで扱おうとしているデータは、そもそもどのシステムからどのように生成されたのか、誰が何のために作ったデータなのか、明確に把握した上で使っているのかどうか、疑問を持つところがデータマネジメントの一歩目になります。

データ分析に着手すると、分析から得られる結果やインサイトについつい目が向きがちですが、その前にいったん立ち止まって、まずは「そのデータが何なのか」データ自体を理解してから利用すること、また「そのデータが何なのか」をユーザーと共有するステップを入れることが重要です。

また、関数も重要なポイントです。
「どんな関数を使えばよいのか?」といったお悩みは、アシストのサポートセンターや関数大全をご利用しながら解決されている方が多いと思いますが、ここでは普通では使わないような関数をご紹介しました。
いつもとは違う視点からのデータの見方に、ハッとするような気づきを得られた!というお客様もいらっしゃったのではないでしょうか。

テキストから抜粋してご紹介!データロードで押さえておくべきポイントとは?

当日は、講師が作成したオリジナルのテキストに沿って、データマネジメントのステップを解説しました。その中から、いくつかピックアップしてご紹介します。

データマネジメントのステップ

データマネジメントには、データ管理のほかにも、データを蓄積する仕組みの構築や、データ構造の可視化、データの意味管理なども含まれます。

ここでは3つのステップに分けて、把握→管理→運用のそれぞれのフェーズで必要なタスクを確認しました。


QVDによるデータフロー

Qlik製品のデータロードに欠かせないのが「QVD (QlikView Data) 」ファイルです。

QVDはデータソースとして活用できるので、ソースデータの一元化や開発スピードの向上などにも多くの利点があります。
QVDをもとにレイヤやフローを明確に描いてみると、今利用しているデータが何なのかがハッキリと見えてきます。


高度な構文、アプリケーションチューニング

アシストの技術者がお客様の開発をご支援する際、「○○関数よりも、□□関数のほうが簡単で便利ですよ」とアドバイスさせていただくことがあります。

当日は17の関数をピックアップしてご説明し、レスポンスに影響を及ぼしがちな不要項目の削除や、日付・時刻データのフォーマット変換などについてもご紹介しました。

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データロードのスキルで、可視化のプロフェッショナルに!

たとえば、売上分析を目的にQlik製品を導入された場合、Qlik製品で扱っているデータは売上データばかりで、社内のその他のデータにはノータッチ・・・だとしたら、それはとてももったいない使い方ですよ!と最後にアドバイスさせていただきました。

Qlik製品にはデータの制限がありませんから、手元のExcelファイルも簡単に取り込めますし、ログデータなどももちろん扱えます。ウェブのログデータであればマーケティング施策にも活用できますし、入退記録のログデータであれば残業時間や有給取得状況を可視化することで働き方改革にもつなげられます。

どんなデータでも可視化できるという製品の強みと、それを実現できる皆様のスキルを掛け合わせれば、可視化の可能性は無限に広がっていきます。もし社内でデータの扱いや可視化に困っている方がいらっしゃったら、その困りごとを解決できるプロフェッショナルとして、ぜひご活躍の場を広げていただきたいと思います!

講師からのメッセージ、ユーザー様からのコメント

【ご参加されたお客様からのコメント・ご感想】 ※抜粋してご紹介します。

  • とても勉強になりました。実際に製品を使っている担当者が知りたいことをズバリ紹介していただきました。「また別の機会に」と言われていたことはお聞きしたいことばかりでしたので、次の開催をまた期待します。(サービス、Qlikご利用歴1~2年)
  • 極めて有効なセミナーでした。今後社内でQlik製品の開発者を増やす予定のため、今回お聞きした情報は社内に展開したいと思います。(製造業、Qlikご利用歴3年以上)
  • 初めて参加しましたが、非常に参考になりました。SET分析の簡素化の方法や、データモデルをもっと掘り下げたテーマでもぜひ開催してほしいです。(製造業、Qlikご利用歴3年以上)
  • 現状のQVDファイルの使い方がまちがっていることに気付きました。SQL Serverでデータ加工してからQlik製品に取り込んでいる部分が多いので、今後はQVDは源泉から、データ加工はQVDのなかでロードスクリプトを使ってみます。(IT、Qlikご利用歴1年以内)
  • データのチェックやクレンジングのためのツールとしてもQlik製品が使えることがわかり、大きな発見を得られました。(製造業、Qlikご利用歴6ヶ月以内)
  • ユーザの利用度アップを目指して、使い方を含めた改善の方策を知りたいです。(製造業、Qlikご利用歴6ヶ月以内)
  • 今後も、今回のような実践的なテクニックを多く教えてほしいです。(IT、Qlikご利用歴3年以上)

【講師からのメッセージ】

講師:松山晋ノ助
株式会社アシスト
情報基盤事業部 製品統括部

今回ご参加いただいた皆様、お暑いなかのご来場をありがとうございました。

多くの方に大変熱心に受講いただけたということは、データロードはご関心の高いテーマであり、現場で実践に悩まれている課題だということをあらためて実感した開催となりました。

終了後のアンケートでは、「もっとスクリプトを学びたい」というご意見を多くいただきまして、Qlik製品の積極的なご活用にうれしく思う反面、ご期待に応えきれなかったとも感じています。

テクニカルユーザー会も次回で3回目を迎えますので、アンケートにお寄せいただいたコメントを拝見しながら次回の企画につなげていく予定です。どうぞこれからもご期待ください。

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