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特別講演 鈴木 大地 氏 「外の世界から感じ取る価値観」

アシストフォーラム 特別講演 鈴木 大地 氏

Guest Speaker

競泳・オリンピックメダリスト/順天堂大学・教授
鈴木 大地 氏


小学校2年生で水泳を始め、高校進学後、個人メドレーから背泳に転向。記憶に残るソウル五輪では、得意の「バサロスタート」を駆使し、100M背泳で金メダルを獲得。当時、日本競泳界では16年ぶりの金メダル獲得の快挙となり、日本の水泳を一気にメジャースポーツに引き上げた。現在は、順天堂大学教授としてスポーツ医科学の研究に取り組む傍ら、同大学水泳部監督として後進の指導・オリンピックなどのニュース・スポーツ番組に出演。また講演、執筆、水泳教室講師など幅広い分野で活躍中。

メダリストから水泳競技の伝道者へ

ソウル五輪100m背泳で金メダルを獲得し、現在は教育者、指導者として活躍している鈴木大地氏。2020年夏季五輪開催地を決めるアルゼンチンIOC総会では、日本人の真面目さを強調する招致演説をされた。

スポーツ界の裏側では様々な動きがあり、鈴木氏といえばバサロ泳法だが、金メダルを獲得した翌年、バサロスタートが禁止になり、アテネでは北島選手のドルフィンキックが違反ではないのかという話も出たそうだ。世界の場で日本人が不利にならないよう、水泳の関係者として言うべきことはきちんと発信していきたいと鈴木氏。

原点回帰で感動のオリンピックに

日本がオリンピックの水泳競技でメダルを取れない時期があったが、それはトレーニングやメンタル面で欧米の真似をしていた時代だったという。日本人には特有の柔らかさやテクニックがあり、そこに原点回帰したことが、再び力を発揮できるようになった要因の一つだ。

欧米の真似をするのではなく、日本人の良さ、オリジナルを追求することも大切であり、突き詰めればそれがチームワークや組織の強さにつながる。そういった日本人らしさと強みを集結させ、2020年には運営と競技成績の両面から皆を感動させる大会になればいいと熱く語られた。

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